彩青、都内で新曲『津軽三味線物語』のヒット祈願&歌唱奉納! 「国一番の歌手になれるように」と抱負、“演歌第7世代”メンバーとの交流も明かす

彩青
2025.2.19

演歌歌手の彩青が2月18日、東京・新宿区の花園神社で翌19日に発売する新曲『津軽三味線物語』のヒット祈願と歌唱奉納を行った。

演歌歌手・細川たかしの弟子で、歌、津軽三味線、尺八をこなす“三刀流歌手”として注目を集める彩青。令和の演歌・歌謡界を盛り上げる“演歌第7世代”の一人として活動し、近年はバラエティー番組に出演するなど活躍の幅を広げている。新曲『津軽三味線物語』は、彩青の代名詞の一つである津軽三味線をテーマに、師匠・細川たかしの盟友で津軽を代表する歌手の吉幾三が作詞・作曲を担当。故郷を離れた主人公が、父母を思いながら津軽三味線を弾く姿を描いた。

新曲『津軽三味線物語』含む全5曲を披露!

彩青

東京・新宿にある花園神社“芸能の神様”としても知られる。この日は雲ひとつない晴天に恵まれ、境内は外国人観光客と参拝客で大にぎわい。新衣装を着た彩青は、拝殿でヒット祈願を行った後、境内にある神楽殿で歌唱奉納を行った。

彩青は「今日は平日にもかかわらず、たくさんの皆さんにお集まりいただきまして感謝の気持ちでいっぱいです。最後まで元気いっぱい歌わせていただきますので、よろしくお願い申し上げます」とあいさつ。

駆けつけた大勢のファンと参拝客の前で、デビュー曲『銀次郎 旅がらす』をはじめ、『沓掛道中』『望郷竜飛崎』『王手!』のスペシャルメドレーを熱唱した。

彩青

観衆を盛り上げると、津軽三味線奏者の細川貴義との共演で、民謡『よされ節』を伸びやかに歌唱。その後、津軽三味線奏者の細川敬太が加わり、3人それぞれのソロが見せ場となった津軽三味線メドレーを披露し、しなやかで力強いハーモニーで観客を魅了した。津軽の冬の厳しさや情景を表現した勢いにあふれる2ndシングル『津軽三味線ひとり旅 ロングヴァージョン』では、人々の目を奪う圧巻のパフォーマンスを披露し、拍手喝采を受けた。

続いて彩青「作詞・作曲を手がけた吉さんには、『彩青くん、頑張ってるね』といつも優しく声をかけていただいています。デビュー年に『いつか彩青くんに曲を書けたらいいな』と言ってくださったこともあり、今回お願いをさせていただいたら快く曲を書いてくださいました。感謝の思いでいっぱいです」と紹介してから、新曲『津軽三味線物語』を情感豊かに披露した。この日の歌唱奉納は、大きく成長を遂げた彩青が魅せる迫力満点のステージとなった。

「国一番の歌手になれるように」新たな決意明かす

彩青

歌唱後の取材で、彩青「おかげさまでいよいよデビュー7年目に入らせていただくので、本当に感謝しています。今日もファンの皆さまをはじめ、たくさんの皆さまにお越しいただいて、私もご祈祷の時に心の中で言いましたけども、国一番の歌手になれるように思いを込めて、これから頑張っていきたいですね。
今日の感想は、一番は寒かったなというところはありますけれども(笑)、新宿ということで、たくさんの外国の方も足を止めて聞いていただけたのは、一つの結果を残せたのではないかなと。私も外国の皆さんにもたくさん歌を聞いていただきたいと頑張っていますので、着物を着て三味線を弾いて歌っているだけでもインパクトがあって覚えてもらえたんじゃないかなと思います。
この経験を糧に、歌を日本の同世代、また世界の皆さんに発信できるように頑張っていきたい」
とこの日の感想を語った。

彩青

新曲『津軽三味線物語』については「デビューしてすぐの時に、細川師匠と吉さんとの食事会に、私も一緒に参加しました。吉さんは『いつか彩青くんに歌を書けたらうれしいな。その時は10周年記念曲になるかもね』と話をさせていただきました。今回、7年目の節目にあたる曲で、日本でも非常に縁起のいい、7の数字の時に出させていただけたというのは、念願が叶って本当にうれしいなと思います。初めて聞いた時は、吉さんの新曲なのかなと思うぐらい本当にかっこいい一曲だと思いました。津軽三味線をテーマにした歌を歌わせていただけるのは感無量です」とPR。

そして、師匠の細川たかしから「立ち弾きをしながら歌うのがいいね。メロディーを歌うんじゃなくて、詞をしっかり理解して、言葉を大切に歌いなさい」 とアドバイスを受けたことを明かしていた。

故郷への想い「望郷歌を歌うたびに思い出す」

彩青

新曲『津軽三味線物語』は、故郷を離れた主人公が、故郷の父母を思いながら津軽三味線を弾く姿を歌にした。北海道・岩見沢市出身の彩青にとって、その主人公に共感できる部分が多かったという。

彩青は「デビューさせていただいた時は16歳で、最初の1年間は母も一緒に東京に来ていて、その時はまだ望郷の念というのはなかったですが、故郷を離れた時には非常に不安もありました。故郷が恋しいこともありましたが、1年が経って、母が帰ってから一人暮らしが始まった時に、父母に会いたいなとか、特に実家にはひいおばあちゃんも猫も2匹いましたし、あぁ、故郷が恋しいというのはこういうことかと、いろんな望郷歌を歌わせていただくたびに思います」と話した。

彩青

そして彩青「細川師匠に『こういう時は故郷に帰って、両親と一緒に時間を過ごしなさい。おばあちゃんもいるんだから元気な顔を見せてあげなさい』と言ってくださるので、正月やお盆などのタイミングで帰らせていただいています。
16歳でデビューした時は、両親は最初はやっぱり不安だったと思います。高校1年生の時に同級生よりも早く卒業させてもらってデビューをさせていただいたわけですけど、その時に不安はあったと思いますが、今はすごく応援してくれています。
おばあちゃんもひいおばあちゃんもすごく応援してくれていますが、いまだに『彩青、公務員になった方がいいんじゃないか』と言われることもあります(笑)。でも『彩青の歌いいね』と応援してくれるので、本当にありがたいと思います」
と思いを馳せた。

また、一人暮らしについては「東京に出てきてすぐの時は、とにかく建物と人が多くて、ここはどこなんだか、どこに何があるんだか分からないという感じでした。ですが、いろんなところに行かせていただいて、次はこの路線に乗り換えてあそこに行って…とか、そういうのも覚えてきたところもあります。もともと実家にいる時から料理をすることもあったので、料理を作ったりと、だんだんと慣れてきたかと思います」と明かしていた。

“演歌第7世代”メンバーとの交流を明かす

彩青

さらに、“演歌第7世代”として共に活動する二見颯一青山新との交流について「私は二見颯一さんと民謡という共通点がありますので、民謡の話ですごく盛り上がりますね。会員が現在2名で、二見さんと私しかいない三味線の会がありまして(笑)。三味線の話もしていますし、二見さんも三味線に親しみがあるので、都内にいるとなかなか三味線を家で弾くことができないですから、2人でカラオケに行って練習しています。ライブハウスツアーをさせていただく時には、ちゃんと三味線を一緒にやりましょうかと話をさせていただいています。
青山新さんとは、昭和歌謡の話で盛り上がります。仕事終わりに青山さんと2人でカラオケに行ったことがあって、青山さんがありがたいことに『銀次郎 旅がらす』『津軽三味線ひとり旅』を歌ってくださったこともあり、私も『君とどこまでも』を歌わせていただきました」
と笑顔で話した。

そして“演歌第7世代”コンサートの舞台裏について「食事は何度かありましたけども、カラオケに行くというのはなかなか、皆さん本当に忙しいのでできないですね。演歌第7世代は楽屋が全員一緒ということがほとんどなので、人によっては『どういう化粧品を使っているの?』と聞いていたり(笑)、どうやって髪の毛をセットしているのかを教えてもらったりしていますね」と明かしていた。

“演歌第7世代”めざすは「桜花爛漫の時代」

彩青

“演歌第7世代”として活動する上での目標について「演歌第7世代では一緒に切磋琢磨し合いながら、時にはライバルとなる時もあるでしょうけれども、演歌を盛り上げていくという点においては、世間では『演歌は冬の時代』と言われることもありますので、みんなで手を取り合って冬の時代を春にしなきゃいけないなと。桜花爛漫の時代にしなきゃいけないと思います。これからもしっかりと演歌第7世代、また、第7世代メンバー以外にも若手歌手の方もたくさんいらっしゃいますので、皆さんと手を取り合いながら頑張っていきたいと思っています」と意欲を燃やした。

また、テレビのニュースなどで、二刀流として世界的に活躍する大谷翔平選手の話題が聞こえてくると意識することもあると明かす場面も。彩青「大谷選手や二刀流という話題が聞こえてくると、くるっと振り向いてしまうこともありますね(笑)。私は歌、津軽三味線、尺八の三刀流ですが、『四刀流にならないんですか?』と聞かれることもあるので、新たな楽器にチャレンジできたらいいですね。
私、チャレンジするとしたら何がいいんでしょうね?(記者から『鼓はどうですか?』と提案されると)鼓ですか!いよいよ私も能の世界に…(笑)。それもいいかもしれませんね。素晴らしい伝統芸能はたくさんありますけども、新曲『津軽三味線物語』で、民謡と三味線、尺八、そして演歌を世界まで発信できるように頑張っていきたいですね」
と語った。

最後に、彩青「演歌は日本の心、民謡は日本人の心の故郷と言いますから、その言葉をモットーに頑張っていきます。『津軽三味線物語』のヒット祈願をさせていただきましたので、とにかくヒット、ヒット、大ヒット! となるように頑張っていきたいと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします」と熱意を込めていた。

歌、津軽三味線、尺八をこなす“三刀流歌手”として人気急上昇中の彩青。これからどんな道を歩んでいくのか、今後の活躍に注目していきたい。

彩青

彩青『津軽三味線物語』

彩青「津軽三味線物語」

発売中

品番:COCA-18270
価格:¥1,500(税込)

【収録曲】

1.津軽三味線物語(作詞・作曲:吉幾三/編曲:西村真吾)
2.最上川舟唄《山形県民謡》(編曲:佐伯亮)
3.津軽三味線物語(オリジナル・カラオケ)
4.最上川舟唄(オリジナル・カラオケ)
5.津軽三味線物語(半音下げオリジナル・カラオケ)
6.最上川舟唄(半音下げオリジナル・カラオケ)
7.津軽三味線物語(2ハーフカラオケ)
8.津軽三味線物語(2コーラスカラオケ)

<あわせて読みたい>

新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~彩青『さらば桜島』 ※本人コメント動画

関連キーワード