山本譲二デビュー45周年記念シングル発表会 ”MABU達”の吉幾三もかけつけデュエット「魂こめて歌う」

2019.7.25

1974年に「夜霧のあなた」でデビュー(伊達春樹 名義)して今年で歌手生活45周年の山本譲二がデビューした日でもある7月25日に都内にて記念シングル「人は旅人」新曲発表会を行った。

 

この楽曲およびカップリングの「MABU達」はおよそ36年の付き合いである盟友の吉幾三が作詞と作曲を手掛けており、本会にも駆け付けた。

どうも、無料で作詞・作曲をした吉幾三です!

と早速会場の笑いをさらう吉。

実はカップリング曲「MABU達」を作った際、デモテープに自身の声で追っかけを入れて山本に送ったところ追っかけの声がそのまま使われていたという。

契約的なものが……笑

とさらに冗談を続ける吉を制止するように新曲2曲を吉も追っかけを入れながら2人で披露。

この日、山本は新曲発表会終了後の囲み取材にて今年5月に大腸ガンの手術を受けていたことを告白。

6月6日には退院し、同月29日に検査を受けたところリンパ節や内臓への転移は見つからず、抗がん剤治療の必要も無いそう。

公表しなかった理由ついて「31歳でヒットするまで心配をかけた母に95歳になってまで心配をかけなくなかった」と語る。

患部7センチの切除のため、大腸を20センチ切るという大手術を受けた山本だが、そんなことを感じさせないパワフルな歌声で新曲を披露。

新曲「人は旅人」は腰を据えるのではなく常に腰を上げて前を向いて歩いていこうという男らしい楽曲。今後の目標について聞かれると「命ある限り(歌い続ける)」と答える山本にすかさず「じゃああと10年だな」とボケる吉。

そんなことを言いながらも、山本が手術を受けるとなった際に医師を紹介したのは吉だったそう。

楽曲を初めて聞いた時に「なんていい歌なんだと感じると同時にうまく歌えるか不安を感じた」と語る新曲の意気込みについて聞かれると、

恥をかかないように魂こめて歌う。魂のこもってない歌はやかましいだけですからね

と語る様子とその言葉には、死線を乗り越えたからこその重みがあり既に魂がこもっていた。

 

2人の”MABU達”で作り上げた「人は旅人/cw:MABU達」、大ヒットの予感だ。

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