葉月みなみが都内で開催の「歌謡ショー~時は流れ蘇る名曲たち~」を独自レポート! 昭和を彩った名曲を中心に25曲熱唱、秋川雅史がサプライズ登場

歌手の葉月みなみが9月11日、東京・港区の六本木クラップスで、大分温泉水焼酎「神々(じんじん)」プレゼンツ 「葉月みなみ歌謡ショー~時は流れ蘇る名曲たち~」を開催した。
週間 USEN HIT 演歌/歌謡曲ランキングで第1位を獲得した最新シングル『バラの香水』に加え、アルバム『葉月みなみコンプリートアルバム~世界戦略曲2025』も好調の“マジカルボイス”こと葉月みなみ。今年、昭和100年を迎えたことを記念して開催された同コンサートは、司会者と漫才師、そしてバンドがステージを盛り上げる昔ながらの昭和歌謡ショースタイルで、懐かしい昭和の名曲を中心に構成。
司会に平尾博幸、友情出演のおせつときょうたを迎え、作編曲家でバンドマスター&ベースの周防泰臣を中心に、ギターの石川恭平、ドラムスの永浜良邦、ヴァイオリンの越川歩、サックスの高橋美希、キーボードの宮澤由衣の6人編成のバンドが出演した。
“マジカルボイス”葉月みなみの歌声で昭和の名曲が蘇る
東京では2年ぶりとなるライブに葉月も気合十分。開演前には「この日のために東京・大宮八幡宮でライブの成功祈願をさせていただきました。そのご利益を信じて、今日のライブは何としてでも成功させたいですね。自宅で筋トレして、体重は6キロ絞りました」と明かしていた。
この日のショーは、約100人の満員の観客を前に「おせつときょうた」が漫才で客席を楽しませた後、主役の葉月が肩を出した華やかなドレス姿で登場。松田聖子の『夏の扉』を軽やかに披露して、爽やかに幕を開けた。
続けて『あの娘と僕』『スーダラ節』『DESIRE -情熱-』『あゝ無情』『六本木純情派』と、誰もが一度は耳にしたことがあるヒット曲メドレーを披露。さらに、特技のフルートを吹きながら、これまで歌ったことがなかったという西島三恵子の『池上線』などに挑戦して会場を盛り上げた。
葉月は「今日は最後まで楽しんでいただけますように、心を込めて一生懸命歌わせていただきます」とあいさつ。
司会者の平尾博幸とトークで客席を楽しませつつ、秋の季節に合わせて石川ひとみの『まちぶせ』や、太田裕美の『九月の雨』、アニメソングから井上あずみの『君をのせて』を伸びやかな歌声で披露。さらにアニメ「コブラ」の、葉月自身が描いたイラストがバックスクリーンに映し出される中、昨年リリースしたカバー曲『コブラ』を安定感あふれる歌声で熱唱。表情豊かな“マジカルボイス”の魅力が存分に発揮された第1部は、大盛り上がりの中で幕を下ろした。
第2部は演歌・歌謡曲を中心に披露
第2部は、アニメ「アンパンマン」の作者・やなせたかしとその妻をモデルにしたNHK朝ドラ「あんぱん」が放送中であることにちなみ、やなせたかしが作詞を手がけた『手のひらを太陽に』の手話体操で、観客と一緒に体を動かしてからスタート。演歌・歌謡曲の名曲を中心に、大津美子の『銀座の蝶』、ちあきなおみの『夜間飛行』、八代亜紀さんとの思い出エピソードを話してから『おんな港町』『もう一度逢いたい』を情感あふれる歌声で披露した。
そして、昭和の時代にヒット曲を生み出してきた「作詞・作曲家コンビ」の話題に移り、荒木とよひさと三木たかしが手がけたテレサ・テンの『つぐない』、星野哲郎と船村徹が手がけた大月みやこの『女の港』を歌い上げて観客を魅了した。
東京に進出してから、“売れるまでは新潟には戻らない”と心に決めていた葉月みなみ。ずっと応援してくれていた祖母が昨年、そして父が今年亡くなったことを明かし、大切な人に想いを馳せ、中島みゆきの『雪』を涙ながらに披露。心のこもった熱唱に会場から大きな拍手が送られた。その後、今年が戦後80年であることにちなみ、平和への思いを込めて『モンピョル(遠い星)』を力強く披露して2部を締めくくった。
秋川雅史がサプライズで登場、代表曲『千の風になって』を披露
アンコールでは、葉月がリリースしたカバー曲『バラの香水』、オリジナル曲『恋は素敵なショータイム』を熱唱して客席を盛り上げると、プライベートで葉月のライブを見に来ていたテノール歌手の秋川雅史がサプライズで登場。
「今日は、注目の歌手がいると聞いたので見に来ました。噂通り注目の歌手で、本当に素晴らしかったです。絶対、紅白出るわ!」と大絶賛。その褒め言葉に、葉月は興奮気味に「うれしい! ありがとうございます」と笑顔。彫刻家としても活躍している秋川の作品がスクリーンに映し出される中、秋川が代表曲『千の風になって』を特別に披露し、客席をさらに沸かせていた。
最後は、会場と一体になって『きよしのズンドコ節』を歌唱。約2時間にわたり、どんな歌でも歌いこなせる持ち前の“マジカルボイス”で、しっとりとしたバラードからロック調のアップテンポな楽曲まで披露した歌謡ショーは、盛況のうちに幕を下ろした。
「大ヒット曲を出して紅白歌合戦に出たい」
葉月は開演前に報道陣の取材に応えた。
普段のライブとは趣向の異なる歌謡ショーの開催に向けて「今日のライブは何としてでも成功させたいと思っています。私の歌はもちろん、生バンドによるライブですので、その音も楽しんでいただきたいですし、私自身もフルートで参加させていただきます。最後まで温かくて楽しいライブにしたいですね」と意気込み。
今回の選曲については「昭和の名曲を中心に披露します。メッセージ性が強い『雪』と『モンピョル』は難しいと感じましたね。『東京』や『池上線』は、今までに歌ったことがなかったので、覚えるのに時間がかかりました」と明かす。
さらに「この2年間で歌の研究もしましたし、どうしたらよく見せられるのか、ステージでの立ち振る舞いなどを勉強してきました。衣装については、これまでの寒色系から、明るい色を取り入れたものを選んでみました」と笑顔で語った。
また、演歌界の大御所歌手・小林幸子から祝い花が届けられたことについては「あまりにうれしくて涙が出ました。テレビ番組で共演した際にあいさつをさせていただきました。感動のあまり泣いていたら抱きしめてくれて。一回しかお会いしたことがないのに、本当にうれしいです」と明かす場面も。
最後に、葉月は目標として「大ヒット曲を出して、紅白歌合戦に出たいです」と語り、意欲を燃やしていた。
葉月は今回の歌謡ショーの後援を務めた大分温泉麦焼酎「神々」にCM出演していることから、今年11月、その販売元「株式会社LINES(ライネス)」の本社がある大分県大分市でもライブを開催予定だ。“マジカルボイス”葉月みなみの快進撃にますます期待が高まる。
セットリスト
第1部
M1 夏の扉(松田聖子)
M2 あの娘と僕(スイム・スイム・スイム)(橋幸夫)
M3 スーダラ節(植木等)
M4 DESIRE -情熱-(中森明菜)
M5 あゝ無情(アン・ルイス)
M6 六本木純情派(荻野目洋子)
M7 虹色の湖(中村晃子)
M8 東京(マイペース)
M9 池上線(西島三恵子)
M10 まちぶせ(石川ひとみ)
M11 九月の雨(太田裕美)
M12 スコットランド民謡「アニーローリー」
M13 君をのせて(井上あずみ)
M14 コブラ
第2部
『手のひらを太陽に』体操
M15 銀座の蝶(大津美子)
M16 夜間飛行(ちあきなおみ)
M17 おんな港町(八代亜紀)
M18 もう一度逢いたい(八代亜紀)
M19 つぐない(テレサ・テン)
M20 女の港(大月みやこ)
M21 雪(中島みゆき)
M22 モンピョル(遠い星)(文珠蘭)
E1 バラの香水
E2 恋は素敵なショータイム
E3 きよしのズンドコ節(氷川きよし)
※()内はオリジナル歌手
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