石原詢子、浅草でデビュー37周年記念ディナーショーを開催! 三浦和人との初コラボ曲『恋雨〜KOISAME〜』、詩吟・詩舞を披露

歌手の石原詢子がデビュー記念日の10月21日、東京・台東区の浅草ビューホテルで「もうひとつのBirthday Dinner Show」を開催した。
1988年に『ホレました』でデビューしてから、今年37周年を迎えた石原詢子。ロングヒットした前々作『五島椿』、前作『風花岬』に続き、元・雅夢の三浦和人が石原詢子のために書き下ろした新曲『恋雨~KOISAME~』を今年9月に発売した。
満員のファンに感謝を込めて
昨年に続き、浅草ビューホテルで開催されたデビュー記念日のディナーショーは、今年も全国各地から大勢のファンが詰めかけ満員。食事とお酒を楽しむ観客の熱気に包まれる中、華やかな振袖に身を包んだ石原が登場し、代表曲『夕霧海峡』と、石原自身が作詞・作曲を手がけ、失恋の喪失感や孤独感を描いた『風花岬』を情感たっぷりに披露した。
熱烈な声援を浴びた石原は「今年で……37歳になりました(笑)。ここまで歌い続けてこられたのも皆さまの温かいご支援のたまものでございます。デビューした当時は、37年後も歌っているなんて想像もしていませんでした。今日は楽しかったな、演歌もいいな、と思っていただけますよう心を込めて一生懸命歌わせていただきます」とあいさつ。
これまでにリリースした数ある人気曲の中から、2015年発売『港ひとり』をアコースティックで披露。そして2007年発売『淡墨桜』、紅白初出場曲『みれん酒』を歌唱した。会場は手拍子とかけ声で一体となり、その温かみのある歌声を楽しんでいた。
奥深い詩吟の世界を披露
ショーの中盤には、「詩吟揖水流詢風会(いすいりゅうじゅんぷうかい)」の家元でもある石原が詩吟を聞かせるコーナーも。上杉謙信と武田信玄による川中島の戦いを題材にした詩吟で、日本戦史でも広く知られる合戦を描いた『不識庵機山を撃つの図に題す(川中島)』を筆頭に、『風林火山』、和歌『人は城なり』の3曲を続けて披露。優美な詩舞や、尺八奏者・岡田純明による独奏を交えて、日本語の言葉の深い意味と、それを独特の節回しで歌い上げるドラマチックな詩吟の世界を魅せ、観客からは惜しみない拍手と歓声が送られた。
ステージを盛り上げるバックバンドのメンバー紹介の後には、華やかな純白ドレスに着替えた石原が、五島列島が舞台の『五島椿』を披露。伸びやかな歌声を聞かせた後、昭和・平成の名曲を歌いながら客席をラウンド。
ファン一人ひとりと握手して交流しながら、米ニューヨークから来たという海外のファンと英語で会話する一幕も。さらに客席には、石原が所属する「美魔女艶歌卓球部」から、伍代夏子、岩本公水らの姿もあった。
新たな扉を開いた新曲『恋雨~KOISAME~』を歌唱
終盤には、石原が敬愛する三浦和人(元・雅夢)との初コラボ曲『恋雨~KOISAME~』のカップリング曲で、雅夢の名曲『愛のかげろう』を、敬意を込めてカバー。客席はそのしっとりとした歌声に聴き入り、歌唱後ステージは万雷の拍手に包まれた。
石原は「あと2年で40周年です。私も元気でいないといけませんが、一日一日を大切に健康には気をつけて、皆さんも元気でいていただいて、これからも一緒に歩んでいけたらと思います。まだまだやりたいことや挑戦したいことがたくさんあります。自分らしさを忘れずにコツコツと歩んでまいりたいと思います」と意欲を明かした。
そして、一途に愛しても報われないと気づいていながらもどうにもならない心情を「冬の空」に重ねて歌い上げる新曲バラード『恋雨~KOISAME~』を届け、フィナーレを飾った。約1時間半にわたる記念ステージは大盛況。観客からの惜しみない拍手に包まれながら幕を下ろした。
歌手と吟詠家の二刀流で、挑戦を恐れずその道をまい進する石原詢子。これからどのような進化を見せてくれるのか、ますます期待が高まるばかりだ。
セットリスト
M1 夕霧海峡
M2 風花岬
M3 港ひとり
M4 淡墨桜
M5 みれん酒
M6 不識庵機山を撃つの図に題す〜風林火山〜人は城なり
M7 五島椿
M8 涙そうそう〜心のこり〜酒場にて〜異邦人
M9 愛はかげろう
M10 恋雨~KOISAME~
石原詢子『恋雨~KOISAME~』
発売中
品番:MHCL-3141
価格:¥1,600(税込)
【収録曲】
1.恋雨(作詞:いとう冨士子/作曲:三浦和人/編曲:樫原伸彦)
2.愛はかげろう(作詞・作曲:三浦和人)
3.恋雨(オリジナル・カラオケ)
4.愛はかげろう(オリジナル・カラオケ)
『石原詢子 珠玉の艶歌 全曲集』
2025年11月5日(水)発売
品番:MHCL-3148
価格:¥ 3,500(税込)
【収録曲】
1.恋雨~KOISAME~
2.予感
3.ひとり日本海
4.おもいでの雨
5.港ひとり
6.あなたと生きる
7.濃尾恋歌
8.ふたり傘
9.明日坂(詩吟「宝船」入り)
10.夕霧海峡
11.あまやどり
12.ただそばにいてくれて
13.ひとり酔いたくて
14.五島椿
15.淡墨桜(詩吟「淡墨桜」入り)
16.みれん酒
石原詢子アコースティックライブvol.6 ~悲しい歌SELECTION~
日時:
2026年1月12日(月・祝)
16:00開演
会場:
東京・KIWA TENNOZ
問い合わせ:
石原詢子応援団
03-6908-6535
(平日12:30~15:00)
<あわせて読みたい>
NHK「演歌フェス2025」の出演者が追加発表! 新たに森進一、神野美伽の出演が決定
石原詢子が新曲『恋雨~KOISAME~』をリリース! 「昭和のヒットメーカーが手掛けた令和の注目曲を一緒に歌ってください!」
新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~石原詢子『恋雨~KOISAME~』※本人コメント動画