老舗レコード会社・テイチク、歌謡史展「昭和歌謡は杉並から生まれた」を10月25日より開幕! 川中美幸からコメント到着

特別展「昭和歌謡は杉並から生まれた ーテイチク東京吹込所物語ー」
2025.10.24

創立91年目を迎えた国内の老舗レコード会社・テイチクエンタテインメントが10月25日(土)〜12月7日(日)まで、東京・杉並区立郷土博物館本館 特別展示室にて「昭和歌謡は杉並から生まれたーテイチク東京吹込所物語ー」と題した展示会を開催する。

同展示会のタイトルは、テイチクエンタテインメント東京吹込所(レコーディングスタジオ)が、1934年(昭和9年)に東京・杉並区堀之内に開設されて以来、65年にわたり数々のヒット曲が生み出されたことから名付けられた。

「昭和歌謡は杉並から生まれたーテイチク東京吹込所物語ー」では、昭和100年の節目を記念し、『東京ラプソディ』『東京五輪音頭』などの名曲や、テイチクに在籍した昭和の大スター石原裕次郎三波春夫らの功績を紹介する。東京吹込所にて昭和の時代を彩った数々の名曲が生まれたことから企画され、昭和歌謡史の専門家である刑部芳則の監修のもと、刑部が所蔵した貴重な資料や、テイチクに今も残る石原裕次郎専用マイクなども展示される。

川中美幸

今回の展示会開催にあたり、1977年のデビュー曲『あなたに命がけ』をはじめ、『ふたり酒』『二輪草』といったヒット曲を同所でレコーディングした歌手の川中美幸「レコーディングというのは、ある意味戦いです。作詞の先生、作曲の先生、レコード会社のディレクター、そして歌を表現する歌手、それぞれの解釈がぶつかり合いながら出来上がります。なかなか先生方の思い描いたように歌えず、何度も何度も壁にぶつかり、レコーディング中に涙を流した事もありました。そんなデビュー当時、スタジオの玄関を出た真ん中にある大きな樹や庭の緑や花を見て気分転換をし、新たな気分でレコーディングするという繰り返しだったことを思い出します」と、当時を振り返った。

同展示会は、10月25日(土)から12月7日(日)まで開催。期間中の11月16日(日)には、今回の展示会監修者である刑部芳則の講演会がセシオン杉並にて行われる。

特別展「昭和歌謡は杉並から生まれた ーテイチク東京吹込所物語ー」

日程:
2025年10月25日(土)
~12月7日(日)

会場:
杉並区立郷土博物館本館
特別展示室

開館時間:
午前9時~午後5時

休館日:
毎週月曜日
毎月第3木曜日
※祝日・休日の場合は開館、翌平日休館

観覧料:
¥100
(中学生以下・障害者手帳等を提示する方およびその付き添いの方は無料、20名以上の団体1人¥80)

講演会「昭和戦前・戦中期のテイチクレコード」

日時:
2025年11月16日(日)
午後2時~午後4時

会場:
セシオン杉並 1階 展示室
(杉並区梅里1丁目22₋32)

講師:
刑部芳則
(日本大学商学部教授)

お申し込み:
杉並区立郷土博物館ホームぺージの「特別展関連イベント 講演会「昭和戦前・戦中期のテイチクレコード」」ページにある申込フォームよりご応募ください。
(応募者多数の場合は抽選)

杉並区立郷土博物館ホームページはこちら:
https://www.city.suginami.tokyo.jp/histmus/

学芸員による展示解説

日時:
令和7年11月1日(土)、
11月15日(土)、
11月24日(月振)、
12月6日(土)
午後2時~午後2時30分

会場:
杉並区立郷土博物館本館 特別展示室

お申し込み:
不要。直接会場へお越しください。

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