大江裕、大阪・岸和田で36祭バースデースペシャルディナーショーを開催! 「皆さまの期待に恥じぬよう歩んでまいりたい」

大江裕
2025.11.17

岸和田観光大使を務める演歌歌手の大江裕が自身の誕生日である11月16日、大阪・岸和田グランドホール36祭(さんじゅうろくフェスティバル)バースデースペシャルディナーショーを開催した。

会場の岸和田グランドホールは、大江裕が作詞・作曲を手がけた『グランドホールの鐘』を寄贈するなど縁の深い場所の一つ。

大江裕

コンサートは、スパンコールのスーツ姿で登場した大江が最新アルバム『大江 裕が唄う「恩師・北島三郎 〜原 譲二〜 作品集」』に収録された原譲二北島三郎)作曲の『魂』からスタート。恩師・北島三郎へ対する尊敬と感謝の心、演歌を愛する一途な心、歌詞にもある「日本の魂」をファンに届けたい心が伝わる1曲で、36歳を迎えた大江裕の、これから新たに始まる36祭(フェスティバル)への意志を感じる幕開けとなった。

大江は「ご来場いただきまして誠にありがとうございます。今日が私の誕生日です。ようこそお越しいたただきました。早いものでお母さんのお腹から出てきて36年経ちます。19歳で歌手になりまして、故郷に帰ってコンサートができることに感謝し、まごころを込めて唄わせていただきます。どうぞ最後までごゆるりとお楽しみください。デビューしたのが2009年、北島先生に作っていただいた『のろま大将』を唄わせていただきます」とあいさつ。

大江裕

続けて演歌歌手・大江裕の原点となるデビュー曲『のろま大将』を披露した後、『なんか一丁やったろかい』『北海ながれ歌』などオリジナル曲を次々と披露。軽快なトークをまじえながら客席をラウンドした。

「いつも仲良くしてくださる水前寺清子さんの歌を唄わせていただきます。水前寺さんからもご来場の皆さまにくれぐれもよろしくお伝えくださいとのことでございました」と話してから、生誕100年を迎えた星野哲郎作詞の名曲である水前寺清子『涙を抱いた渡り鳥』『いっぽんどっこの唄』を見事に歌い上げた。

「もともと、水前寺清子さんが唄われていた『岸和田音頭』を唄わせていただくことになりました。ちゃんと水前寺さんへの筋を通しております。本日は水前寺清子さんの掛け声入りの(音源)で唄わせていただきます」と紹介して、大江が昨年、岸和田市に寄贈した『岸和田音頭』を披露。岸和田市民はもとより、会場内に歓声があふれた。

大江は「激動の時代を生き抜いていらっしゃる北島先生のように、いただいた曲を大切にし、そして皆さまの期待に恥じぬように一歩一歩、歩いてまいります」と意欲を明かした。

大江裕

後半は、上は黒のスパンコール・下は黒のパンツで登場。「北島先生の名曲を唄う」コーナーでは、北島三郎の代表曲の一つ『北の漁場』を披露。この日から新たにスタートする36祭(フェスティバル)の門出を祝い、大江裕自身、歌の道を極める覚悟を感じさせる一曲であった。

その後、大江裕の祖父と祖母がステージに上がる場面も。祖父が大江に幼い頃から北島三郎の曲を聴かせ、近所のカラオケ喫茶などに連れて行き演歌・歌謡曲の世界に触れさせるきっかけを与えた。大江は幼稚園の頃に同級生がアニメソング『アンパンマンのマーチ』などで盛り上がっている中、北島三郎『兄弟仁義』を披露するなど、周りの大人を驚かせたエピソードもある。

祖父・祖母が見守る和やかな空気の中でバースデーサプライズがあり、ケーキがステージに運び込まれると、ファンが『Happy birthday to you』を合唱。36歳の誕生日を盛大に祝われると、大江裕の瞳にほんのり涙が浮かんだ。

大江裕

「普段は口数がそんなに多くないおじいちゃんが昔、『男の涙』を口ずさんでいました。夫婦の絆がテーマの唄でございます。『函館の女』の後に『男の涙』、『山』を唄わせていただきます」と話してから、『函館の女』『男の涙』『山』を披露。

ステージの締めくくりの曲は前作『北海ながれ歌』に続き、北海道をテーマにした最新曲『十勝秋冬』を披露。北島三郎の名曲『帰ろかな』を歌唱し本編を締めくくった。

鳴りやまないアンコールの声に応えて法被姿で登場した大江は、北島三郎『まつり』を披露。観客も一体となって「まつりだ! まつりだ!」と大合唱。アンコールを含め全18曲を歌い上げた約2時間のステージは、36歳を迎えた大江自身が歌の道をさらに極める覚悟を示すとともに、ファンの心に寄り添う、温もりあふれるライブとなった。

大江裕

大江は来年11月21日に岸和田グランドホールでバースデーイベントを開催することも決定。今後の動向から目が離せない。

セットリスト

M1 魂
M2 のろま大将
M3 なんか一丁やったろかい
M4 こゝろ雨
M5 おんなの嘘
M6 北海ながれ歌
M7 涙を抱いた渡り鳥
M8 いっぽんどっこの唄
M9 岸和田音頭
M10 バンド演奏~太鼓
M11 北の漁場
M12兄弟仁義
M13 函館の女
M14 男の涙
M15 山
M16 十勝秋冬
M17 帰ろかな

EN1 まつり

大江裕『大江 裕が唄う「恩師・北島三郎 〜原 譲二〜 作品集」』

大江裕『大江 裕が唄う「恩師・北島三郎 〜原 譲二〜 作品集」』CRCN41558-59

発売中

品番:CRCN-41558〜59
価格:¥4,000(税込)

【収録曲】

Disc1

1.兄弟仁義
2.男の涙
3.函館の女2023
4.与作
5.十九のまつり-まつりパートⅡ-
6.北の漁場
7.魂(こころ)
8.山
9.望郷祭り歌
10.ふるさと太鼓
11.帰ろかな(挿入曲『七つの子』)
12.なみだ船

Disc2

1.のろま大将(大江 裕36歳の声Ver.)
2.なんか一丁やったろかい(大江 裕36歳の声Ver.)
3.夕焼け大将
4.真実この道はるかなり
5.ふる里は いま…(大江 裕36歳の声Ver.)
6.男の出発
7.みかんの故郷
8.御免なすって
9.大樹のように
10.母の声
11.願い星
12.時代の海

<あわせて読みたい>

大江 裕、師匠・北島三郎が手がけた楽曲とカバー曲収録のアルバム『大江 裕が唄う「恩師・北島三郎 ~原 譲二~ 作品集」』をリリース! SNSでのキャンペーンもスタート
大江 裕、2枚組アルバム『大江 裕が唄う「恩師・北島三郎~原 譲二~作品集」』を11月12日にリリース決定! 師匠・北島三郎の名曲をカバー
NHK「演歌フェス2025」の出演者が追加発表! 新たに森進一、神野美伽の出演が決定

関連キーワード