【イベントレポート＆独占インタビュー】竹島宏が東京2020“オリパラ”1年前イベントで『東京五輪音頭』を熱唱 メダリスト・浜口京子と夢の競演
8月4日、「おおたアクションデー夏 for 2020」が蒲田駅西口駅前広場で開催された。
東京2020オリンピック・パラリンピックを1年前に控えた今夏、大田区から“オリパラ”開催に向けてさらに盛り上げようという趣旨で開かれた本イベント。
ステージではレスリングメダリストの浜口京子や東京オリンピックで大田区が開催地となるホッケーの選手・小野真由美らが競技への思いなどを語ったほか、オリンピック競技であるボルダリングやサーフィンなどの体験ができるブースもあり盛り沢山な内容だ。
このイベントのステージに竹島宏が登壇。
竹島と同じテイチクレコードの三波春夫の代表曲『東京五輪音頭』を披露するということで、東京オリンピックの法被に身を包んだ竹島が登場するとたちまち会場の熱気はMAXに。
この日の東京五輪音頭はなんと浜口京子とステージ上で共演のスペシャルバージョンだ。
竹島が「東京五輪音頭をステージで歌うのは実は初めてなんですよ。小さい頃、田舎の福井県の盆踊りで流れていて歌としてはずっと聴いていましたが、ステージで歌うのは初なのですごく緊張しています」と語ると四方八方から「頑張れー！」とファンの激励の声。
声援を受けて竹島は浜口に「聞きたかったことがあったんです」と質問を投げかけた。
「オリンピックの場だと歓声がある時と静かな時があると思いますが、浜口さんはどちらがいいですか？」
浜口が「やはり歓声があるほうが心強く思います。歓声がないと不安になります」と答えると、竹島も「分かる気がします。僕は、スポーツはダメなんですけど(笑)」と共感を示した。
東京五輪音頭の歌唱が始まると手拍子と歓声の嵐で一体感に包まれた。
ステージ上で竹島の歌唱を聴いていた浜口も「会場の皆さんの歓声がまるでオリンピックの試合会場のようでした！皆さんの温かい気持ちが感じられて、素晴らしかったです」と大絶賛だった。
竹島は「皆さんの応援のおかげで楽しく歌わせていただくことが出来ました。来年のオリンピック・パラリンピックの時も今日以上の熱気で選手の皆さんのことを応援してあげてくださいね」と話した。
竹島のステージは東京五輪音頭1曲だけでは終わらない。
『恋町カウンター』『噂のふたり』『夢の振り子』と“踊らされちゃう歌謡曲”を立て続けに3曲を熱唱。炎天下の野外ステージだったが、ダンスを全力で披露し観客を魅了した。
「人生で初めてこんなに汗をかいた、ってくらい踊っています。僕は去年から急に踊らせていただくようになりましたが、さっき踊ってくれていた子たち(※竹島のステージの直前に大田区バトン協会による東京五輪音頭のバトンパフォーマンスが行われていた)は何年も踊りを頑張っていると思うんです。なので、僕の踊りを見ていてここを直したほうがいいとかあるんじゃないかと思います (笑)」と笑いを誘った。
最後に東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた応援メッセージを尋ねられた竹島は「オリンピックというのは僕たち観ている側も選手の皆さんから沢山の生きるエネルギーをいただける存在だと思います。なので、選手の皆さんが日本にやってきたときに競技に集中できるよう、ホスト国として温かい空気で迎えてサポートしていきましょう！来年のオリンピックに向け、僕も選手の皆さんに負けないように歌の世界で羽ばたいていきたいです」と話した。
「おおたアクションデー夏 for 2020」の総来場者数は約1万2000人。来年のオリンピック・パラリンピックがますます楽しみになるイベントとなった。
イベント終了後の竹島宏に独占インタビュー！
━━本日、東京五輪音頭を歌ってみていかがでしたか？
「もちろん曲の存在は昔から知っていましたしずっと聴いていた歌ですが改めて歌う機会がなかったので、この話をいただいてからずっと三波春夫さんの東京五輪音頭を聴かせていただいていました。すごくエネルギーのある歌で明るくて楽しくて、練習をしているはずなのにカラオケボックスで楽しんで歌っているような気持ちにさせられる曲ですね。今日実際にステージで歌っていたらお客さんも自然に手拍子をしてくれたので良かったなと思いました」
━━今日のステージでは浜口京子さんとの共演の場面がありましたが、浜口さんの印象は？
「今日初めてお目にかかったのですが、とても可愛らしいチャーミングな女性だなと思いました。生声の『気合いだー！』を聞かせてもらえたのが嬉しかったです。自分も気合いをいただけたような感じですね」
━━東京オリンピックで注目している競技は？
「ボルダリングが始まるんですよね。あれなんかはここ数年で日本で流行ったものじゃないですか。それがオリンピック競技に入るというのがびっくりしましたが、楽しみですね」
━━ボルダリングをやったことはありますか？
「あります。非常につらいです(笑)。僕、あまり筋肉がないので……でも、ムキになれるスポーツだと思いました。あとは、陸上競技の生の空気を感じられるのは今からワクワクしています」
━━特に注目している陸上競技は何でしょうか？
「やっぱりマラソンですかね。僕たち歌手の仕事はゴールがあるようでゴールがなかったりするので、どこまで頑張ったら目的地に辿り着けたかという線引きを自分でしなくてはいけない部分があるんです。マラソン選手の方の長距離を走り切るためのトレーニングって全く想像ができないので、そういう精神を選手の皆さんから学ばせてもらえたらと思いますね」
━━最後に今日のイベントの感想を教えてください
「こういうお祭りのステージで歌うのってすごく久しぶりで、実はとても緊張していたんですよ。お祭りのステージってどういう気持ちで立てばいいんだっけ、とドキドキしながら登場しました。
でもステージに立った瞬間、集まってくれている皆さんが温かい雰囲気で迎えてくれたので、緊張がどこかに飛んで行っちゃいました。今年1番楽しめたステージなんじゃないのかな？そんな気がします。一生の間でこんなに汗をかいたことはないだろうというくらい汗をかきながら歌わせていただけたのはすごくいい思い出でしたね。
来年のオリンピック・パラリンピックに向けてのこのようなイベントに参加させていただけたことが何より光栄でしたし、いただいたエネルギーを歌に込めて今年も年末まで走り続けたいなと思います」
