山口瑠美デビュー20周年記念コンサート 居酒屋の女将に扮してファンをおもてなし

2019.8.9

今年でデビュー20周年を迎えた山口瑠美が7月26日(金)に東京・日本橋公会堂で記念コンサート「山口瑠美コンサート2020~居酒屋瑠美 花咲く旅路~」を開催した。
コンサート副題の「花咲く旅路」には、20年の歌手人生のなかで、「同じ場所をぐるぐる歩いてあまり前に進まない道だったように感じたこともあったが、ずっと支えてくれたお客様のお陰で、同じ景色の中でも、歩き続けているうちに足元が耕され、小さくとも沢山の花に囲まれているということに気づけた」という山口の感謝の気持ちが込められている。

山口が居酒屋の女将に扮した小芝居からスタートしたコンサートの第一部は、「呼子舟唄」や「想い出酒場」、「夕顔の坂」など近年の楽曲を中心に披露。


故郷の瀬戸内海を舞台に母と娘を歌った「みかんの木陰」を朗読で披露したり、ラジオ番組で共演しているパンチ佐藤が応援に駆け付けたりと、コンサートならではの見どころも盛りだくさん。

 

第二部は、山口の真骨頂ともいえる「歌謡物語『白虎隊』」からスタート。また、このコンサートのために書き下ろされた「花咲く旅路」もここで披露された。この曲は山口自身が作詞を担当しており、冒頭でも紹介した通り、どんな道にも小さな花が咲いているということを歌手人生の中で実感した経験を経て書かれている。ちなみに、この曲は本コンサート限定での歌唱ということで、会場に足を運んだファンへのスペシャルプレゼントとなった。

そして、アンコールの最後はもちろんデビュー曲「音頭水戸黄門」を披露して20周年記念コンサートの幕は閉じた。

公演開催にあたり山口が「貴重なお時間を割いて全国からご来場下さる沢山のお客様に満足して頂ける内容になるように悩みぬいて選んだ、20周年記念と銘打った“今日”のコンサートに相応しい、愛おしい曲たちをご来場下さった皆様と共に私も楽しみたい」と語った通り、会場中が熱気に溢れたコンサートとなった。きっと来場したファンたちも、それぞれが「花咲く旅路」の花を見つけたことだろう。

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