デビュー45周年の山川豊、都内でスペシャルコンサートを開催! 新曲『駅』をコンサート初披露「ステージが僕の居場所。これからも前に進み続けたい」
歌手の山川豊が2月4日、東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで「デビュー45周年 キックオフ スペシャルコンサート」を開催した。
2024年にステージ4の肺がんと診断されたことを公表して以来、抗がん剤治療を進めながら歌手活動を続けている山川豊。本公演は、2016年に行われたデビュー35周年記念コンサート以来、10年ぶりのワンマンコンサートとなる。
開演前に山川は「今日は皆さんの前で歌えるということで、ありがたい気持ちでいっぱいです。ワンマンライブは久しぶりで、いつもは持ち時間がそんなに長くないですから、正直不安があります。最後は声が出なくてもいいくらいの気概でやり切りたいと思います。頑張って歌います!」と意気込み。
デビュー曲『函館本線』や『兄弟船』SPアレンジを披露

写真:矢部志保
会場が暗転すると、バンド演奏によるオープニングで華やかにコンサートは幕を開けた。観客の大きな拍手に迎えられて登場した山川は、自身が作曲を手がけた『いのちうた』、そしてデビュー曲『函館本線』を続けて披露した。
山川は「お忙しい中、デビュー45周年キックオフライブにお越しいただき、ありがとうございます。45年を振り返るといろいろな出会いと別れがあり、さまざまな出来事がありました。2年前に病気をして歌を諦めそうになる瞬間もありました。それでも支えてくださった皆さまに本当に感謝していますし、今とても幸せを感じています。病気になってから、皆さまの前で歌える喜びを、より一層感じています」とあいさつ。
司会・西寄ひがしの合図で、全国各地から詰めかけた350人のファンから一斉に「(45周年)おめでとう!」という祝福の声を浴び、山川は照れくさそうに笑顔を見せた。

写真:矢部志保
曲間に山川と西寄ひがしによるトークコーナーを挟みながら、コンサートは温かい雰囲気の中で進行。甥で演歌歌手として活躍する木村徹二の話題が上がると、山川は「今日は徹二のファンも来てくれているんですよ。本当に大したもんです」とその活躍ぶりに目を細め、さらに「昨年から木村家としての活動が増えました。これもすべて徹二のおかげです。木村家で日本クラウンを乗っ取る勢いで頑張っていきたいですね」とジョーク交じりに意欲を語った。
その大きな活躍を見せる“演歌界最強ファミリー”木村家の楽曲を披露するコーナーでは、鳥羽一郎の『ハマナスの眠り唄』、木村徹二のデビュー曲『二代目』、山川豊の『兄貴』を熱唱して会場を沸かせた。
コンサート中盤には、山川が“大事な仲間”と語るギタリストの笹岡豊彦がサプライズゲストとして登場。笹岡のむせび泣くようなギターの音色に乗せ、名曲『兄弟船』を哀愁たっぷりに歌い上げた。
会場からより大きな拍手を浴びた後、自身の姉のために作曲した『おんな酒場舟』、妹に向けて書き上げた『ずっと好きでした』、そして『さよならじゃなくて』といった愛する人たちのために作り上げた楽曲を披露。初めて作曲を手がけた作品『春から夏へと』をしっとりと歌い上げ、第一部の幕を下ろした。

「皆さんの前で歌うことで生きたいという力が湧いてくる」
バンドが残されたステージに、ふたたび司会の西寄ひがしが登場。「ずっと応援してくれているファンの皆さんに感謝を伝えきれるか分からない」と思いを巡らせた山川が書いた手紙を、西寄がピアノ演奏に合わせ代読した。
「この2年間は奇跡。大きな目標としていた45周年を無事に迎えることができた。先のことを考えると不安で落ち込んでしまうこともありますが、それでも皆さんの前で歌うことで、自分には歌というこんなにいいことがあるんだと思い、“生きたい”という力が湧いてきます。幸い歌声には影響はありませんが、動悸や息切れで1人だけのコンサートは厳しく、途中で歌手仲間に出演していただき、休憩を挟みステージをつとめています。それでもステージに立つのは、生きる力が湧く何よりの良薬だからです。45周年、今日のこの日を目指してきて本当によかった。この1年を集大成にしたい。頂いた人生だからしっかり前を向いて頑張りたい」と手紙が読み上げられると、会場は万雷の拍手に包まれた。
新曲『駅』をコンサート初披露

歓声に包まれる中で始まった第2部は、『ニューヨーク物語』を皮切りに、『霧雨のシアトル』、『流氷子守歌』を伸びやかに歌唱。紅白初出場曲『ときめきワルツ』を披露した後、『途中下車』『夜桜』などを歌いながら客席をラウンド。観客に笑顔を向けながら交流のひとときを楽しんだ。
ドラマ主題歌のヒット曲『泣かないで』では、アップテンポなリズムに乗って観客が一斉に手を掲げて振り、客席は一体に。「豊」コールも響き渡り、会場は大きな盛り上がりを見せた。
ステージ終盤には、同日に発売した45周年記念曲の新曲『駅』をコンサートで初披露。冬の駅を舞台に、男と女の切ない別れを描いた意欲作を情感たっぷりに歌い上げると、会場は大きな歓声と拍手に包まれ、観客の反応も上々だった。
山川はふたたび観客に感謝の思いを伝え、日本クラウン移籍第一弾シングル『人生苦労坂』から代表曲『アメリカ橋』まで全身全霊で熱唱。アニバーサリーイヤーの幕開けとなった約2時間にわたるコンサートは、惜しまれつつも幕を閉じた。
「ステージが僕の居場所。これからも前に進み続けたい」

開演前に山川は報道陣の前で新曲『駅』を披露し、記者からの質問に答えた。
山川は「皆さまの温かいご支援と医療の進歩のおかげで、45周年を迎えることができました。当時は一人でいると塞ぎ込んでしまうこともありましたが、同じような病気をしている方とのつながりもできて、大変励みになっています」とあいさつ。
歌手生活45年について「デビュー当時、レコードができたときに、真っ先に田舎のお袋に電話口で聴かせたのが印象に残っています。あれから45年、さまざまな歌を歌ってきましたが、1曲1曲を大事に歌っていかないと、次の作品につながっていかないんですよね」と振り返った。

新曲『駅』については「今回はメロ先で作りました。4曲のうち、大好きなブルースの歌も作曲しましたが、担当ディレクターさんに相談して、マイナー調の『駅』をリリースすることになりました。高倉健さん主演の映画『駅 STATION』から着想を得た作品です。最初は、なんて難しい歌を作ったんだろうと思いましたが、意外と勢いで歌えて。でも、ファンの皆さんの方が僕より上手く歌ってくれるんじゃないかなと思っています」と期待を寄せた。
現在の体調については「2年前の薬が効いていて体調は変わらないですね。頑張って歌い続けたいのでたくさん食べたり、治るといわれている食べ物を試したり、いろんなことをやっています。毎月検査をしていますが、発疹や口内炎、内出血などの副作用があります。45年、ステージでは一切水を飲まないというポリシーでやっていますので、唾液が塩っぽく感じる味覚障害に悩まされることもあります。それでもステージに立てているので、少々の痛みや辛さはすぐ消えますね。やっぱり舞台に立っていると、ここが私の居場所なんだと感じます」と明かした。

また、昨年末に誕生した初孫が“元気の源”だと明かす場面も。「昨年12月に男の子の孫が生まれました。もうメロメロです。顔だけ見れば元気が出ます。“じーじ”と呼んでもらえるし、入園式や入学式に行くという新たな目標ができました。頑張ります。娘とお婿さんにありがとうと伝えたいですね」と目を細めた。
最後に山川は「これから抗がん剤治療のため、3月に2週間ほど入院することになりそうですが、どうなるのかは検査の結果次第です。まずは今日のコンサートを乗り切って、45周年のコンサートやイベントなど、たくさんの仕事にまい進したい」と力強く語った。

なお、山川は、4月26日(日)に三重・シンフォニアテクノロジー響ホールでデビュー45周年スペシャルコンサートの開催が決定。
さらに鳥羽一郎・木村竜蔵・木村徹二とともに、“木村家”による家族水入らずの旅の模様を収めた、チャンネル銀河のバラエティ番組『木村ファミリーみだれ旅~予定調和はキライです~』が放送中。第2回「富士の絶景、のちアポ取り苦戦!の巻」は、2月7日(土)21:30-22:00に放送される。こちらもぜひお見逃しなく。
セットリスト
M1 いのちうた
M2 函館本線
M3 ハマナスの眠り唄
M4 二代目
M5 兄貴
M6 兄弟船
M7 おんな酒場舟
M8 ずっと好きでした
M9 さよならじゃなくて
M10 春から夏へと
M11 ニューヨーク物語
M12 霧雨のシアトル
M13 流氷子守歌
M14 ときめきワルツ
M15 途中下車
M16 しぐれ川
M17 夜桜
M18 再愛
M19 今日という日に感謝して
M20 泣かないで
M21 駅
M22 人生苦労坂
M23 アメリカ橋
EN1 生きる
山川豊『駅』

発売中
品番:CRCN-8819
価格:¥1,500(税込)
【収録曲】
1.駅(作詞:かず翼/作曲:やまかわ豊/編曲:竹内弘一)
2.あんたのことが…(作詞:かず翼/作曲:やまかわ豊/編曲:竹内弘一)
3.駅(オリジナル・カラオケ)
4.あんたのことが…(オリジナル・カラオケ)
鳥羽一郎・山川豊・木村徹二『あぁひとり旅』

発売中
品番:CRCN-8816
価格:¥1,500(税込)
【収録曲】
1.あぁひとり旅(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
2.海の匂いのお母さん(作詞:田村和男/作曲:船村徹/編曲:南郷達也)
3.あぁひとり旅(オリジナル・カラオケ)
4.海の匂いのお母さん(オリジナル・カラオケ)
チャンネル銀河『木村ファミリーみだれ旅~予定調和はキライです~』放送情報
放送日時:
2026年2月7日(土)21:30-22:00、
2月13日(金)17:30-18:00(再)
2月21日(土)21:30-22:00、
2月27日(金)17:30-18:00(再)
3月7日(土)21:30-22:00、
3月13日(金)17:30-18:00(再)
放送局:
チャンネル銀河
制作:
2026年
番組ホームページ:
https://www.ch-ginga.jp/detail/kimurafamily_midaretabi/
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