氷川きよしアニサマ2度目の出演で会場からは猛々しい「大丈夫」コール 来週開催の大阪城ホールでの単独コンサートにも意欲

2019.8.30

今年、デビュー20周年を迎え、話題が尽きない歌手・氷川きよしが30日にさいたまスーパーアリーナで開催されたアニサマ2019(正式名称:Anime Summer Live 2019 -STORY-)に出演し、会場を盛大に沸かせた。

本イベントは30日、31日、9月1日と3日間にわたって開催され、総勢59組141名が出演し、3日間で8万4千人を動員するアニメソングの祭典。氷川はこの祭典の初日の出演となり、会場に集まる2万8千人のアニメソングファンの前に登場した。

 

氷川は2年前の2017年にも同イベントにサプライズ出演し、『限界突破×サバイバー』と『CHA-LA HEAD-CHA-LA』( 影山ヒロノブ )を披露し、その際にいつもとは異なるロックな衣装でパワフルに歌唱した『限界突破×サバイバー』の動画がTwitterで世界的に話題となったことも記憶に新しい。

 

今回はサプライズ出演ではなく、あらかじめ告知をされての出演となり、氷川の出演の番になると、自身の普段のコンサートとはまた違った猛々しい熱気に包まれる。

そして、満を持してステージに登場すると会場のボルテージは一気にヒートアップ。

全身黒で統一し、ハーフパンツにシースルー姿で登場した氷川はまず『限界突破×サバイバー』を披露。会場からのコールも揃い、ロックコンサートさながらの熱気だ。

1曲目の歌唱が終わり、2年前の出演時を振り返る氷川。

自分が出演する際、会場がシーンとならないか不安だった。でも歌い終わると熱い拍手を頂いてそれが励みになった。可能性のドアを開いたような気持ちだった」と語り、出演後の囲み取材でも「解放されて、自分らしくやれたような気がした。2年前の出演でもっと自分の中に秘めてしまっていたものを解放しようと思った」と話すように2年前の本イベントへの出演がきっかけで現在のようなジャンルに捕らわれず”自分らしさ”を表現しようとするスタイルが生まれたようだ。

そして、氷川は最新曲『大丈夫』のコール&レスポンスをお願いすると、これもまた会場から猛々しい「大丈夫!!!」とレスポンスがあり、「本当にみんな大好き!」と気持ちを爆発させた。

続いて、『北斗の拳2』の主題歌『TOUGH BOY』(TOM★CAT)を披露。

この曲は今の時代にあっているかな、と思い歌った。色々なことに負けないでほしいというメッセージを送りたかった」と語るように氷川自身もさらに歌唱に激しさを増し、会場に熱いエールを届け、ステージは幕を閉じた。

 

幼少の頃はアニメをたくさん観ていたと語る氷川、好きなアニメを聞かれると『魔法使いサリー』や『ひみつのアッコちゃん』、『ゲゲゲの鬼太郎』、『ドラゴンボール』、『ビックリマン』、『まんが日本昔ばなし』、『フランダースの犬』……など挙げだしたらキリがない。

新しいアニメの主題歌も歌いたい」と語り、「いずれは海外、特にアニメファンが多くいるフランスで歌ってみたい」とこのアニメソングのジャンルでの挑戦に意欲を示す氷川。

 

今後も演歌はもちろん続けながらロックやポップスにもチャレンジしていきたい。やはり東京から離れるにつれて、今回のような衣装にお客さんの目が点となってしまう」と話すように氷川きよしの挑戦はまだまだ始まったばかり。

27日には「大丈夫/最上の船頭」のカップリング、ビジュアル違いのD、E、Fタイプを発売。Dタイプは武道館公演にてエンディングで今の自分の思いを歌ったという『あなたがいるから』、Eタイプには大人の歌謡曲『カシスソーダを飲みながら』、Fタイプには年号が令和に変わり歌でメッセージを届けたい思い出来たという『きよしの令和音頭』と、バリエーション豊かで、「世代を問わず愛して頂きたい」と話す。

 

来週9月6日の自身42歳の誕生日当日は、大阪城ホールでのコンサート。

氷川きよしの挑戦はまだまだ続く。

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