氷川きよしが“原点回帰” 誕生日当日に開催した「KIINA’S LAND2」東京公演を独自レポート! 演歌中心の渾身ステージ披露、ファンからバースデーの祝福も
歌手の氷川きよしが、49歳の誕生日を迎えた9月6日昼夜2回、東京・LINE CUBE SHIBUYAでコンサートツアー「KIINA’S LAND 2」東京公演を開催。歌手人生の原点である演歌を中心に、自身の代表曲に加え、話題曲・名曲カバーも披露し、全国各地から駆けつけたファンを魅了した。
昨年11月に4年ぶりとなるオリジナルアルバム『KIINA.』をリリースし、6月には東京と大阪でリリースライブを開催した氷川きよし。さらに9月2日には、国民的歌手・美空ひばりへの愛を込めたカバーアルバム『氷川きよし 美空ひばりを歌う』を発売したばかり。その圧倒的な歌唱力を武器に、ジャンルを超えて新たな表現に挑み続けている。
ありのままに、魅せたいように
今回のコンサートのテーマは「原点回帰」。50代という新たなステージを目前に、40代最後の誕生日を迎えた氷川が、演歌からポップスまで、これまで築いてきた歩みを振り返るステージとなっている。そこには、新生“KIINA.”として活動する中で、あらためて演歌の魅力を再発見した背景があるという。
公演を前に氷川は、「ポップス作品をリリースさせていただいたことで、演歌の良さを改めてしみじみと感じましたので、原点の股旅ものをはじめとするおなじみの曲や、時代物も好きなので、皆さまが大好きな曲たちを本格的な演出でたっぷりとお送りします」とコメント。
さらに、「これまで27年間温かく応援し支え続けてくださったファンの皆さまへの感謝を込めて、27年間の歩みと作品をたっぷりとお届けしたいと思っています」と、ステージへの意気込みを語っていた。
この日の夜の部も全国各地から駆けつけたファンが客席を埋め尽くし、開演すると場内が暗転。スクリーンにはさまざまな氷川のシルエットが次々と映し出され、最後に浮かび上がったのは股旅姿。すると、ステージ奥から着流し姿の氷川がスポットライトに照らされ登場し、瞬く間に会場は大歓声に包まれた。

幕開けを飾ったのは、歌手人生の原点であるデビュー曲『箱根八里の半次郎』。場内に息の合った“きよしコール”が響き渡り、ペンライトが色鮮やかに客席を染めた。続いておなじみのナンバー『大井追っかけ音次郎』を披露し、会場の熱気はさらに高まっていく。
割れんばかりの拍手と声援を受け、氷川は「熱い拍手をありがとうございます! うれしい! 皆さんの拍手と声援があったら疲れも取れちゃいますね。今が一番元気で若いと思っています」とチャーミングにあいさつ。
「今日で49歳になりました。10代の時はどれだけ長く生きればいいんだろうという感じでしたが、40年経って、今こうやって歌が歌えてコンサートができて、とてもうれしいです。皆さまに心より感謝申し上げます」と話し、1階席から3階席まで隅々に目を向けながら、コンサート初参戦のファンや長く応援しているファンに温かい言葉を届けた。
ここから氷川きよしの代名詞ともいえる珠玉の股旅演歌メドレーへ。『花の渡り鳥』に始まり、『きよしのねずみ小僧』、今年3月にリリースした話題曲『旅でござんすおじゃる丸』、デビュー20周年の年に「日本作詩大賞」を受賞した『最上の船頭』などを次々に披露。伸びやかな歌声で股旅の世界を描き出す氷川に、客席はすっかり魅了された。
「可能性を諦めずに幸せになってください」
ここで氷川がいったんステージを下がると、「これまで大切にしてきた愛する歌たちとともに、どこまでも私らしく、人の心に寄り添う歌を、命ある限り歌い続けます」という一途な思いが込められたメッセージがスクリーンに映し出され、客席から大きな拍手が上がった。
紋付き袴に着替えた氷川が人力車に乗って登場すると、太鼓の音が鳴り響く『きよしの人生太鼓』を、全身を使い迫力満点に披露。2017年に8回目の「日本有線大賞」を受賞した『男の絶唱』もパワフルに歌唱した。2016年のNHK紅白歌合戦で熊本城の前で披露し、さらに2024年、2年ぶりの紅白復活ステージでも歌った『白雲の城』では、どこまでも人の目を引きつける表現力で客席を沸かせた。
コンサート中盤には、和服から一転、スレンダーなスタイルが際立つ黒のタキシード姿で登場し、客席からわっと歓声が上がる場面も。2014年リリースの『旅の酒』に加え、現代社会へのアンチテーゼと深い慈愛に満ちた、令和の演歌作品である新曲『ほど酔い酒』などを歌い上げた。

続いて氷川が「ここで質問コーナーでございます」と切り出すと、『ハッピーバースデートゥーユー』の演奏とともにニュービジュアルをあしらったバースデーケーキがステージに登場。観客の大合唱が起こり、氷川が「皆さん、本当にありがとうございます! 年齢はただの数字です。すべての人が持つ可能性を諦めずに幸せになってください」と伝え、客席からは大きな拍手と歓声が上がった。
ここからは、KIINA.としても活躍の場を広げる氷川きよしの新たな魅力が楽しめるコーナーへ。9月2日にカバーアルバム『氷川きよし 美空ひばりを歌う』をリリースした氷川は、VTRなどで見る美空ひばりの豪快で明るい人柄に感銘を受けていると明かした。そして美空ひばりの息子・加藤和也さんが客席から見守る中、昭和から平成へと時代が移り変わるなかで生まれた名曲『川の流れのように』を届けた。
その後、阿久悠作詞の『でんでん虫』や、松本隆が手がけたバラード『白睡蓮』といった名作詞家が紡いだオリジナル作品を、アコースティックアレンジでしっとりと歌い上げた。
バンド紹介を挟み、ステージ頭上に「KIINA’S LAND」の電光文字が飾られると、会場はきらびやかなエンタメショーへ。紫のロングドレススーツに着替えた氷川が、コーラスのShin Imayamaとサポートメンバーの俳優・川手祥太とともに『紅ドレス』などを情熱たっぷりに披露した。
続いてブラックドレススーツに着替えると、人を愛する切なさを歌ったバラード『恋初(こいそ)めし』を歌唱。そして本編ラストを飾ったのは、結ばれない運命を描いた『自鳴琴』。ステージに倒れ込みながら歌い、花束を床に叩きつけるなど、抑えきれない激情をむき出しにしたパフォーマンスで客席を圧倒した。
熱烈なアンコールの声に応えて登場した氷川は、リアカーに乗せられたプレゼントボックスから姿を現した。白のハイレグボディスーツという目を奪う衣装で『Party of Monsters』『限界突破×サバイバー』のロックナンバーをノリノリで歌い、一気に爆音ライブへと様変わり。観客も思い切り歌い踊り、タオルとペンライトを振って大盛り上がりとなり、その勢いのまま代表曲『きよしのズンドコ節』を披露してフィナーレを迎えた。

ステージ終わりには、氷川が「今日は楽しかったね。最高! ……ちょっと、プライベートゾーンは見ないで(笑)」と大胆な衣装について触れ客席の笑いを誘うと、バックバンドとともに手書きの巨大横断幕を掲げるサプライズも。そこには「今日は本当にありがとうございました!ずっと共に歩んで行きましょう!」と書かれており、「皆さんも私のようにしぶとく生きてください。これからも命がけで歌ってまいります」と力強く語った。ファンへの愛に満ちた心温まる言葉に、会場は感動に包まれた。
「表現力の振れ幅が凄すぎる」−− 終演後、そんな声が聞かれるほど、氷川きよしの色とりどりの魅力が凝縮されたコンサートとなった「KIINA’S LAND 2」。原点の演歌を軸に、ファンと紡いできた絆を大切にしながら、自らの表現をさらに深めていく。50代に向けた新たな決意を感じさせるステージとなった。
東京公演は5日・6日3公演あわせて5700人を動員。コンサートツアー「KIINA’S LAND 2」の次回公演は9月13日に京都で開催され、その後も来年にかけて全国各地で行われる。日本中に笑顔を届けるKIINA.のこれからに、ますます注目が集まりそうだ。

氷川きよし『氷川きよし 美空ひばりを歌う』

発売中
品番:COCP-42734
価格:¥3,300(税込)
【収録曲】
1.東京キッド(新録)
2.お祭りマンボ(新録)
3.真赤な太陽
4.リンゴ追分
5.花笠道中
6.悲しい酒(新録)
7.柔
8.みだれ髪(新録)
9.おまえに惚れた
10.歌は我が命
11.一本の鉛筆(新録)
12.人生一路
13.川の流れのように(新録)
氷川きよしコンサートツアー 2026-2027~KIINA’S LAND 2~
2026年9月13日(日)京都
宇治市文化センター
14:30開場/15:00開演
2026年9月15日(火)兵庫
神戸国際会館
13:30開場/14:30開演
2026年9月16日(水)兵庫
神戸国際会館
12:00開場/13:00開演
2026年10月6日(火)岐阜
長良川国際会議場
14:00開場/14:30開演
2026年10月7日(水)愛知
刈谷市総合文化センター
14:00開場/14:30開演
2026年10月30日(金)福岡
福岡市民ホール
12:00開場/13:00開演
2026年10月31日(土)福岡
福岡市民ホール
12:00開場/13:00開演
2026年11月12日(木)高知
新来島高知重工ホール
オレンジホール
14:30開場/15:00開演
2026年11月13日(金)香川
サンポートホール高松
大ホール
14:30開場/15:00開演
2026年11月22日(日)大阪
フェスティバルホール
14:00開場/15:00開演
2026年11月23日(月・祝)大阪
フェスティバルホール
12:00開場/13:00開演
2027年1月29日(金)東京
J:COMホール八王子
14:00開場/14:30開演
2027年2月12日(金)山形
山形市民会館
大ホール
14:30開場/15:00開演
2027年2月13日(土)宮城
仙台サンプラザホール
14:15開場/15:00開演
2027年2月21日(日)群馬
メガネのイタガキ⽂化ホール伊勢崎
14:30開場/15:00開演
and more…
詳しくはこちら:
https://kiyoshihikawa.com/feature/concerttour_2627
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