城之内早苗が32年ぶりのオリジナルアルバムを発売 PRイベントには、33年ぶりの「あの人」がサプライズで登場!?
今年でソロ歌手活動34年目を迎えた演歌歌手の城之内早苗が、アルバム『早苗歌(さなえうた)』の発売を記念して、東京・西葛西のイオン葛西店特設ステージでPRイベントを開催した。
城之内は、伝説のアイドルグループ「おニャン子クラブ」のメンバーだった1986年にソロデビュー。今回の『早苗歌』はオリジナルアルバムとしては実に32年ぶりの発売で、新録音書き下ろしのオリジナル曲はもちろん、都はるみ『浮草ぐらし』、ちあきなおみ『冬隣』、伊東ゆかり『恋のしずく』など、昭和の名曲も5曲カバー。久しぶりのアルバムに、
「レコーディングって大変なんだなあって、改めて思いました。アルバムという形に残るものだから、無責任には歌えませんから。これまで歌ったことのない曲のカバーや新しい曲にも収録しています。城之内、挑戦しているなと、とらえてほしい」とアピールした。
この日のイベントは、300人を超えるファンを前にモダンな着物姿で登場。「今日は新しい歌を聴いていただきたいと思います」と挨拶し、今年6月に発売になった新曲『恋待ち夜雨』、デビュー曲『あじさい橋』の令和ヴァージョン、書き下ろしのオリジナル曲『夏泊恋歌』など『早苗歌』に収録されている3曲を熱唱した。
この他、「歌っている方には一度もお会いしたことはありませんし、個人的な思い出もないんですが(笑)、いつも一人カラオケでじっくりかみしめながら歌っています。イントロを聴くだけでグッとくる、大好きなこの歌もアルバムに入れさせていただきました」と紹介しながら披露したのは、石原裕次郎の『北の旅人』。
すると、イベントはここでサプライズ演出が!歌い終わったばかりの『北の旅人』のイントロが再び流れ始め、「あれ⁉」という表情の城之内の前に姿を現したのは、石原裕次郎のものまねでお馴染みのゆうたろう。大きなブランディグラスを片手に、城之内と『北の旅人』をデュエットし、会場から大きな拍手を受けた。
ゆうたろうが「今日は早苗ちゃんのために天国から33年ぶりに帰ってきました。僕の歌を歌っていただいてうれしいです」と挨拶をすると、城之内は「終わったと思ったらまたイントロが流れたので、てっきり機材のトラブルかと思いました。でも、今日は本人”のような方”とご一緒できてうれしいです(笑)。ちょっと胸が熱くなりました」と笑顔で返し、コミカルな掛け合いが楽しい、明るいPRイベントとなった。
作品情報
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城之内早苗「早苗歌」
レコード会社移籍後(徳間ジャパン)初のアルバム。代表曲「あじさい橋」の令和ヴァージョン、「北の旅人」等カバー5曲、更に新録曲「夏泊恋歌」「小樽秋冬」「愛ひとすじに」を含む全13曲収録の、ファン待望のフルアルバム 2019年10月23日発売/【初回限定盤CD+DVD】¥3,409(税別)【通常盤】¥2,727(税別)/【初回限定盤CD+DVD】TKCA-74811-002【通常盤】TKCA-74812