「第70回 NHK紅白歌合戦」出場歌手が発表 4年間掲げてきた『夢を歌おう』テーマの締めくくりは2020を意識した演出に

2019.11.14

今年もこの時期がやってきた。

毎年恒例年末の祭典であり今年は令和初の開催となる「第70回 NHK紅白歌合戦」の出場歌手が14日に発表となり、初出場歌手のうち日向坂46、Foorin、LiSA、Official髭男dism、Kis-My-Ft2、GENERATIONSが記者会見に登場した。同じく初出場のKing Gnuと菅田将暉は記者会見にコメントを寄せるかたちで参加。

それぞれ出場について聞かされたばかりで驚きと緊張を隠せぬ面持ちの中、憧れであり目標であった紅白への出場の喜びを語った。

Kis-My-Ft2

GENERATIONS

Official髭男dism

Foorin

LiSA

日向坂46

選考の基準は毎年同様に①今年の活躍②世論の支持③番組の企画・演出にあっているかの3点を中心にCD売り上げや有線・カラオケのリクエスト等、「NHKのど自慢」の予選出場者の曲目、アンケート調査など。

近年ではインターネットでのダウンロード・ストリーミング・ミュージックビデオ再生回数やSNSでの反響も見られ、特にOfficial髭男dismとKing Gnuは突出してその評価が高く見事初出場の切符を手にした。

また、年始に世間を騒がせた純烈についても今年の活躍が突出していたため出場が決定したとのこと。

 

記者会見では同時に『AI美空ひばり』が紅白のステージに登場することと、米津玄師プロデュース「パプリカ」の英詞版「Paprika」を歌う『Foorin team E』(フーリン・チームイー)の始動と紅白への出場が発表された。

『AI美空ひばり』についてはAI(人工知能)で美空ひばりの歌声をよみがえらせようと、作詞家・秋元康、デザイナー・森英恵、歌手・天童よしみなどが 、30年ぶりの美空ひばりの新曲制作を行った一大プロジェクト。今年9月に放送のNHK スペシャル 「AIでよみがえる美空ひばり」で披露された歌『あれから』が、大きな話題を呼んだ。

また、『Foorin team E』は<NHK>2020応援ソングプロジェクトの曲「パプリカ」で世界中のみんなと繋がっていこうという想いのもと、オーディションで選ばれた6歳から12歳5人の英語ネイティブの子供たちによって結成されたもの。ユニット名のteam EはEnglish native チームを意味する。

 

初出場歌手らの記者会見後、「第70回 NHK紅白歌合戦」制作統括の加藤英明チーフ・プロデューサーは囲み取材に応じ、「詳細な演出についてはこれから検討していくので現時点では未定」と前置きの上、「来年2020年のオリンピック・パラリンピックを強く意識している」と明言した。

 

例年に比べて出場歌手が少ない今年(紅組21組、白組20組)。昨年と同様、追加出演者の発表や、演出についての発表が今後あるのではないかと、様々な憶測が飛び交っているが、それだけ国民の関心が高いのも紅白が未だに国民的番組であることの象徴だ。

とにかく、我々にできることは年末の放送を心から楽しむことだろう。

「第70回 NHK紅白歌合戦」出場歌手

(カッコ内は出場回数)

紅組

aiko(14)
いきものがかり(11)
石川さゆり(42)
AKB48(12)
丘みどり(3)
欅坂46(4)
坂本冬美(31)
椎名林檎(7)
島津亜矢(6)
Superfly(4)
天童よしみ(24)
TWICE(3)
乃木坂46(5)
Perfume(12)
日向坂46(初)
Foorin(初)
松田聖子(23)
MISIA(4)
水森かおり(17)
LiSA(初)
Little Glee Monster(3)

白組

嵐(11)
五木ひろし(49)
Official髭男dism(初)
関ジャニ∞(8)
Kis-My-Ft2(初)
King & Prince(2)
King Gnu(初)
郷ひろみ(32)
GENERATIONS(初)
純烈(2)
菅田将暉(初)
DA PUMP(7)
氷川きよし(20)
福山雅治(12)
Hay!Say!JUMP(3)
星野源(5)
三浦大知(3)
三山ひろし(5)
山内惠介(5)
ゆず(10)

放送予定

放送局:NHK総合・BS4K・BS8K・ラジオ第1

放送日時:12月31日(火)19:15~23:45(5分間の中断ニュースあり)