グッチ裕三が恒例のクリスマスディナーショーを開催 新曲『星屑のMerry Christmas』も初披露

1978年にビジーフォーを結成し、活動をスタートさせてから、昨年で芸能生活40周年を迎えたグッチ裕三。去る11月27日にはクリスマスシングルとなる新曲『星屑のMerry Christmas』を発売し、精力的に活動を展開している。そんなグッチ裕三が12月8日に東京・丸の内にあるライブ・レストラン「COTTON CLUB」で開いたディナーショー本番を前に報道陣にその一部を公開した。
報道陣を前に歌ったのは、『犬のおまわりさん~Bohemian Rhapsody』、新曲『星屑のMerry Christmas』、三宅裕司が作詞を手掛けた芸能生活40周年記念曲『最後のプロポーズ』の3曲。ディナーショーへの意気込みを聞かれると、「バブルの頃は、11月~12月にディナーショーを30本以上、やったこともあります。僕自身、クリスマスディナーショーは大好きなので、とにかく楽しみ。ただ、クリスマスソングは限られているので、毎年やっているとネタを変えるのが難しい。今年ですか、ネタがないのでしゃべりでごまかします(笑)」といつものジョークで記者を煙に巻いた。
また、覚えている方も多いかもしれないが、『犬のおまわりさん~Bohemian Rhapsody』は、90年代~2000年代初めにNHK教育テレビ(現・Eテレ)で放送されていた子ども番組『ハッチポッチステーション』のなかでグッチ裕三がフレディー・マーキュリーに扮してQueenならぬGueen(グイーン)として歌っていた曲。「今、クイーンって検索するとグイーンが出ちゃうこともあるらしいよ(笑)。去年、クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が大ヒットしたこともあって、皆ネットで、あの頃の映像を見てくれたみたい。当時は、他にマイケル・ジャクソンじゃなくて、マイケル・ハクションなんていうのもやっていたね。で、本物のマイケルを知らない世代が大人になって初めてマイケル・ジャクソンを見て、やべえ、こいつグッチをパクッてるっていったやつもいたらしいよ(笑)」
グッチさんらしく爆笑会見となったが、新曲『星屑のMerry Christmas』について聞かれると、「欧米では、クリスマスソングを歌うことはステータス、一流の証なんです。だから僕にとってクリスマスソングをリリースすることは憧れだった。歌うことができてうれしいです」といつになく真剣な表情に。とはいえ次の瞬間「この曲には隠しテーマがあって、それは山下達郎さんの『クリスマス・イブ』に追いつけ、追い越せ(笑)。僕はまあ、縁起物かなって思っているんですが、会社がね、儲かればいいなって(笑)」とやっぱりジョークで落とす。
最後に40年の芸能生活を振り返ってという質問にも「美空ひばりさんが、キャリアというのは売れてからのことをいうっておっしゃっていて、そういう意味で僕も、テレビなどに出られるようになってから約40年。本当はデビューから50年近くになります。その間に歌った曲は延べで5000曲くらい、ついでに言えば食べ歩きも5000店くらい行きました。そんな芸能活動を、僕はウケたいからやっているだけ。来年の目標ですか、“現状維持”です!あれ、ここウケるとこなのにな(爆笑)」
最後までジョーク連発の楽しい記者会見になった。
「グッチ裕三with グッチーズ クリスマスディナーショー~That’s Entertainment~」セットリスト
- Janes Bond
- Runaway Baby
- Jump
- 犬のおまわりさん~Bohemian Rhapsody
- Time to say Goodbye
- Take My Breath Away
- What a Fool Believes
- You Send Me
- 夜霧よ今夜もありがとう
- Mission Impossible
- 慕情
- 星屑のMerry Christmas
- 最後のプロポーズ
- Sleepy Lagoon
- Unchained Melody
- Crazy Little Thing Called Love
- I Was Born to Love You
- Volare
- Only You
~Jingle Bells~(ダンス)