氷川きよし、今年の紅白歌合戦は“きよし君”は封印。“きいちゃん”で臨む!

2019.12.28

2020年12月31日(火)19:15~生放送の「第70回NHK紅白歌合戦」。令和初となる紅白の舞台を盛り上げるべく、出演歌手陣によるリハーサルがスタートしている。
「うたびと」ではその模様の一部、それから歌手たちの紅白に掛ける意気込みをNHKホールからお届けする。
今回は、先日のコンサートでクイーン「ボヘミアン・ラプソディ」の日本語訳Verを圧巻の歌唱力で披露した「氷川きよし」。


音合わせを終えたあと、取材の場に学ランのような衣装で登場すると、開口一番「いやあー、緊張しました。手が震えています。」と。
デビューから20年、毎年紅白に出場してきた氷川きよしも今年の紅白は特別らしい。
今年の勝負曲「大丈夫」と、何かと話題になる「限界突破サバイバー」を歌うのだが、その演出もまた限界突破らしい。
「衣装は紅組でも白組でもない・・・いや、紅組でも白組でもある?皆さんが期待しているようなものです」と話した。


「限界突破サバイバー」は紅白で歌いたいと思ってきた一曲だという。
それは、今までの“演歌歌手”のカテゴライズを突破できた曲だからだ。
長年、何事も既存の枠にはめられることを窮屈と感じてきたが、ありのままの自分で生きることをこの曲が後押ししてくれたと言う。きよし曰く“闘ってきた曲”だ。
それを自分が歌うことで、同じように感じている他の誰かにも勇気を与えることが出来たら嬉しい。その気持ちをこの曲で表現したいと。例年より力が入るのはもっともだ。
それを思えば、音合わせ後の震えも納得がいく。そうだ、武者震いだ!
これまでの演歌歌手“きよし君”は封印して、ありのままの“きいちゃん”で挑む初の紅白だ。

大勢の記者を目の前に最後に残したメッセージは「私は輝きます。私は負けません。」
この言葉にも今年の紅白にかける、いや今後の氷川きよしの生き方にも及ぶ並々ならぬ思いが伝わってくる。

奇しくも「大丈夫」が今年の勝負曲で、「限界突破サバイバー」とメドレーで歌うというのが巡りあわせの妙だ。

そうだ、きよし、大丈夫だ!あらゆる限界を超えて行け!
我々はその姿を一瞬たりとも見逃さぬよう大晦日TVの前で目を凝らしている。


<放送予定>
■第70回NHK紅白歌合戦
■総合テレビ、BS4K、BS8K、ラジオ第1
■12月31日(火)19:15~23:45
※5分間の中断ニュースあり

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