三山ひろし 今年も手塩にかけて育てたカブトムシをファンに配布 自粛期間は「愛するものが多すぎて忙しい」

2020.7.28

歌手の三山ひろしが自宅で飼育しているカブトムシをファンらに譲る「ミヤマ・カブトお渡し会」を28日に所属事務所前にて昨年に引き続き開催した。

 

自宅で飼育しているカブトムシは今年で3代目となり、78匹の成虫が羽化(昨年は128匹)、その内オスとメスをセットにした合計50匹を当選したファンクラブ会員25名に配布した。

昨年よりも数が少なくなったが、「個体差がなく、どれも79~80 mm程度ある」と笑顔。

更に今年は、コロナ禍の中、授業のスライドにより夏休みが短縮される子供たちの自由研究の一助にと、三山ひろしによる標本づくり(展足の方法)の虎の巻も併せて配布。

自筆で丁寧に説明が書かれ、写真も三山が撮影して作られており、思いのこもった手作りの説明書にファンは大喜び、小さい子供を連れたファンも見受けられ、みな大満足の様子で受け取っていった。

標本づくりの虎の巻を作ろうと思ったきっかけについて「コロナの影響で自粛していた期間中、ミヤマクワガタの標本を作っていて、これはミヤマ・カブトでもできるのでは、是非みなさんにやってもらおうと思い作りました。生き物はかわいいですから、綺麗に形で残したいなと。出来上がったものをみながら一杯のむのが楽しみなんです」と、マニアックな趣味を吐露。

すでに来年に向けても動いており、「ブリーダーさんから85 mmのカブトムシを譲り受けたので、菌糸マットを導入して更に大きなカブトムシを育てたいですね、最終的にけん玉に続き、新たなギネス記録を作りたい」と話し、ブリーダーさながらの気合をみせた。

 

三山といえばけん玉をはじめ、カブトムシ飼育にプラモデル作り、コーヒー焙煎などなど多趣味で有名だが、コロナでの自粛期間中について「図らずも趣味にあてる時間が充実して、コロナ禍の中ではとても忙しかったですね。歌の仕事はあまりなかったですが」と話し、笑いを誘った。

 

また、先日、四国最大級の水族館「新・足摺海洋館」のグランドオープンで行ったライブについても触れ「応援ソング(『SATOUMI ~幸せは、あさこいよさこい』:7/8発売『北のおんな町』感謝版に収録)を歌わせて頂いていることもあり、ライブを行わせて頂きました。皆さん間隔をあけてマスクを着用しているので表情が見えなくて歌いづらく、歌詞を間違えてしまいました」とウラ話をポロリ。

最近ではインターネット配信による無観客ライブを行っているがそちらについても「お客さんがいるといないではやっぱり全然違いますね。いままで皆さんの反応をみながら一挙手一投足でやってきたので、誰もいないところでスタッフさんが腕組をして見守る中で歌うのはなかなかの緊張感ですね。お客さんがいらっしゃると意思疎通ができるのでリラックスを頂いて歌えるのですが……」と最近の状況ならではの悩みを打ち明けた。

 

多趣味な三山だが本業はやはり歌手。もちろん年末の紅白にも意欲をみせ、今後は回数を分けてゆたっりと観てもらえるコンサートを作っていきたいと話す。配信でのライブも積極的で明日(7/29 19:00~ )も行う予定。

新曲『北のおんな町』のイメージと違うと話していたが、年末、模型のカブトムシの頭にのって歌う三山ひろしの姿をみることができるかも?

作品情報

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三山ひろし『北のおんな町(感謝盤)』

カップリングに新曲2曲を追加した感謝版。『SATOUMI ~幸せは、あさこいよさこい』 は高知県の人気水族館、「足摺 海洋館」が「 SATOUMI 」という愛称で 7 月にリニューアルオープン。その「SATOUMI 」をイメージして作られた楽曲。「おしりたんてい」「クレヨンしんちゃん」などのテーマソングなどを手掛けたヒットメーカー、小杉保夫氏の作曲によるキャッチーな楽曲。 『ありんこ一匹』は「小さな一匹のありんこ」をモチーフに「みんなで汗をかいて、みんなで幸せをつかみたい」という想いを歌った人生演歌。 2020年7月8日発売/CRC(S)N-8345/¥1227+税

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