豪華絢爛七変化!竜小太郎がバースデー舞踏会を開催 花園直道とのコラボレーションも

2020.8.26

「流し目のスナイパー」の異名を持つ俳優・竜 小太郎が8月25日、日本橋公会堂で「竜小太郎 バースデー舞踊会 2020」を開催した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2月以降公演が出来ない期間が続いていたが、今回のバースデー舞踏会は客席の間隔を空けて十分な感染対策をした上で実施。約半年ぶりに観客の前に竜の姿が華麗に復活した。

 

特別ゲストとして花園直道を招き、古典舞踊と舞踏ショーの2部構成で行なわれた今回のバースデー舞踏会。
第1部の古典舞踊では「清元 船頭」の演目を披露した。

 

船頭に扮した竜の細やかな動きから伝わる感情表現と、花園との息の合った芝居は流石といったところだ。
カツラをつけて演技をすることが少ない花園の姿も、竜とのコラボだからこそ実現した貴重な画である。

第2部は竜本人が構成・演出の女形男形舞踏ショー「竜小太郎の夏絵巻」。
豪華絢爛な衣装を次々と早着替えしている様子はまさに“七変化”だ。

 

女心の切なさを訴えかけてくる圧巻の演技から、アップテンポで客席もタオルを一緒に振って楽しめる楽曲まで、その時々に見せる表情は別人のように移り変わっていき観客を魅了した。

特別ゲストとして参加した花園直道による扇子を使ったパフォーマンスや、花園自身の楽曲『じょんからロック』の歌唱でも客席は大盛り上がり。

 

花園は「昨年は客席で見ていた竜小太郎さんのバースデー舞踏会に今回初めて参加しました。お声かけいただけて嬉しいです。竜小太郎さんからは学ぶことがとても多く、本当であれば春にやるはずだった『花と竜』のツアー(※竜小太郎と花園直道によるツアー)が中止になってしまって残念でしたが、今日は楽しめたらと思います」と語った。

続いて竜も自身の楽曲『男女の川』『あゝ権八・小紫』を熱唱。
舞踏だけでなく歌声でも観客に元気と感動を与えた。

MCでの第一声は「やっと公演が出来ました」。

 

公演が出来なかった期間中もYouTube「竜小太郎チャンネル」にて動画を投稿するなど積極的に活動はしていたものの、やはり舞台に立てる喜びはひとしおだ。
次々に公演の中止が発表されていた時期には花園と2人で「ニートだね」と語り合っていたという。
観客の前で舞踏ができ、「ニートから脱皮できました!!」と竜は感謝の気持ちを叫んだ。

さらに、竜の歌と花園の三味線でコラボレーションすることに。
曲はNHK連続テレビ小説「エール」でおなじみの古関裕而作曲『船頭可愛や』。
アドリブでの演奏に合わせた歌唱は2人のコンビネーションが光っていた。

公演終盤には竜の最新曲『新宿旅鴉』を披露。
なかなかキャンペーンが出来ない状況だが、「落ち着いてきたら徐々に『新宿旅鴉』のキャンペーンをやりたい」と意気込みを語った。

10月には竜と花園が出演する大阪新歌舞伎座での「大衆演劇祭り+1 2020」が決定している。

 

華麗に復活を遂げた竜小太郎の今後の活動からも目が離せない。

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