大石まどか 生配信・生演奏ライブ「生生ラ!」現場に密着!珠玉の名曲をアレンジカバーした極上空間 アーカイブは見逃し厳禁!

2020.9.10

今年デビュー29年目を迎えた演歌歌手・大石まどかが8日、自身のYouTubeチャンネルにて生配信・生演奏ライブ「生生ラ!」の無料配信を行った。

 

「生ラ!」は大石がライフワークとして行っている生演奏にこだわったライブで、カバー曲を中心に自ら曲目を決めて、それぞれアレンジを加えて披露する珠玉の音楽コンサート。昨年も東京で2回、函館で1回の計3回行っている。ちなみにタイトルは北海道の方言で”すごい”という意味の”なまら”にかけたもの。

リハーサルにて音量のバランスなど入念にチェックし、調整する大石。
都内のスタジオで行われたこの配信ライブだが、感染対策を徹底しながらバンドセットに加え、照明、カメラも複数台設置され、舞台はコンサートステージさながら。
そんな中、およそ半年ぶりの大声での発声に「この音、こんなに意識しないと出ないのか!」と苦労しながらも、久々の音楽空間を誰よりも楽しんでいるようだ。

 

5年以上の付き合いとなるバンドメンバーとも会話が弾む。
ちょうど昨年の当日も故郷・函館でバースデー「生ラ!」を行っており、東京に台風が直撃していたことを回想。

 

そう、この日は大石まどかの誕生日。
リハーサルが終わるとスタッフらからサプライズで花束と愛犬・ねねちゃんのデコレーションが施されたケーキが贈られた。

気持ちも高まったところで、「生生ラ!」の配信が開始。
まずは、高田みづえが1980年にリリースした『私はピアノ』でスタート。
いつまでも色あせない名曲にジャジーなアレンジを加えて、より都会的に歌い上げた。
木目調のスタジオに映えるようにと選んだ衣装は私服とのこと。爽やかな色合いの衣装とニューヘアスタイルのショートカットが映像に華を添える。
コメントは誕生日を祝うコメントで溢れており、石原詢子や多岐川舞子、走裕介など歌手仲間らからもコメントが書き込まれていた。

ファンや歌手仲間だけでなく、今回生配信で「生ラ!」を開催できたのはスタッフのバックアップがあったおかげ、とスタッフらへの感謝も口にしながら続いての楽曲、同郷の先輩歌手・大橋純子の『たそがれマイ・ラブ』をブルース調にアレンジして披露。

やっぱバンドは”なまら”良い!!これだから歌はやめられない!

久々の本格的な歌唱に誰よりも楽しむ大石の姿が印象的であった。

 

その後も、所属レコード会社である日本コロムビアの先輩歌手で今年7月に他界した弘田三枝子の『人形の家』、まだテレビ収録でしか歌えていないという大石の最新曲『曼珠沙華が咲いた』、竹内まりやが1989年にリリースしたヒット曲『シングル・アゲイン』、多くのアーティストにカバーされ、愛され続けている名曲ジュディ・オングの『魅せられて』をサンバ、フラメンコ調で、そして「♪馬鹿な生き方しかどうせできないけれど」のサビが染みると話す、大石を励まし続けてきた名曲、五木ひろし『暖簾』を途中コメントを読み上げながら続けて披露していった。

観客がいないながらも、テンポの良いコメントとのやり取りや途中アップテンポな曲を挟みながらの選曲に夢中になっているとあっという間にライブも終盤に。
緊張も完全に解け、最後は『曼珠沙華が咲いた』と両A面でリリースした最新曲『京都みれん』をしっとりと歌いあげ、アンコールで故郷を舞台にした「やっぱりこの歌が好き」と話す『愛しの函館』を披露して、「生生ラ!」の幕を閉じた。

配信終了後、今回の感想について聞くと、「(生配信で歓声が直接聴けないことよりも)なによりも本当に歌える場があることが幸せ。生バンドでの演奏の中での歌唱、贅沢させてもらいました」と、久々に歌唱できたことへの喜びを語ってくれた。
また、今回『私はピアノ』(高田みづえ)、『シングル・アゲイン』(竹内まりや)が初歌唱となった選曲について「しっとりした曲ばかりではいけないと思い、『魅せられて』もサンバ、フラメンコ調でテンポアップして、ということは意識していました。自粛中もそういった人たちのカバー曲をよく聴きながら、『生ラ!』でやりたいな、と考えていました。また、今回はYouTubeでの配信だったので演歌ファンだけじゃない人も観られる環境で、私のことを知らない人も楽しめるようにポップス寄りの選曲にしました」と、やはり夢中にさせてくれた選曲にはこだわりが詰まっていたようだ。

 

「生生ラ!」の映像は1週間限定でアーカイブ公開中。

視聴URLhttps://www.youtube.com/watch?v=9C0HzjtG1wY&feature=youtu.be&t=1700

バンドセットで独自のアレンジを加えた歌唱の数々は大石本人の楽曲でさえ新鮮に聴こえてしまう。複数のカメラを切り替えて、動きのあるカメラワークが臨場感を増してくれる映像は全音楽ファンに視聴をオススメしたい。

「生生ラ!」セットリスト

M1.私はピアノ(高田みづえ)

M2.『たそがれマイ・ラブ』(大橋純子)

M3.『人形の家』(弘田三枝子)

M4.『曼珠沙華が咲いた』

M5.『シングル・アゲイン』(竹内まりや)

M6.『魅せられて』(ジュディ・オング)

M7.『暖簾』(五木ひろし)

M8.『京都みれん』

M9.『愛しの函館』

リリース情報

大石まどか「京都みれん/曼珠沙華が咲いた」

2020年3月25日発売
【CD】COCA-17754【MT】COSA-2425/税込¥1,350
https://nippon-columbia.lnk.to/QNUH1

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