町あかりによる昭和流行歌のカヴァーアルバム『それゆけ!電撃流行歌』 漫画家・山田参助によるジャケットが公開

2020.9.16

平成生まれながら昭和歌謡曲をこよなく愛し、2015年のデビュー後、歌謡曲のエッセンスを取り入れた楽曲で音楽リスナーからミュージシャンまで数多くのファンを獲得してきたシンガーソングライター・町あかりによる昭和流行歌のカヴァーアルバム『それゆけ!電撃流行歌』のジャケット写真が10月21日の発売に先駆けて公開された。

 

アルバムジャケットには漫画家・山田参助による書下ろしイラストを起用している。戦中・戦後の日本を舞台にした漫画『あれよ星屑』や自身もヴォーカルとして参加する歌謡曲デュオ「泊」の世界観に現れる、山田氏の時代と流行歌への愛、そして80’sリバイバルにも通じる画風が『それゆけ!電撃流行歌』のコンセプトに見事に通じることから依頼した。

 

アルバムに収録されている『花言葉の唄』へのデュエット参加についても、町あかりとのイラスト打合せの席で快諾。歌謡曲デュオ「泊」やVideotapemusicの楽曲への客演で聴ける山田氏の歌声と町あかりの共演は、まさに令和と昭和初期を往来する”タイムスリップ”的な仕上がりになっている。

 

アルバム楽曲は令和の時代から遡って昭和初期の流行歌で構成。
作曲家・服部良一の代表作で、石坂洋次郎原作の映画とともに大ヒットした『青い山脈』(昭和24年)はエレクトロポップ風に生まれ変わり、国民栄誉賞を受賞した古賀政男による作曲で、同じく国民栄誉賞を受賞した歌手・藤山一郎との名コンビから誕生した『丘を越えて』(昭和6年)はゲーム音楽風のイントロを搭載し、新たな魅力を持った楽曲に変身。他にも、ヒップホップなトラックに載せた三木鶏郎の傑作『東京チカチカ』(昭和26年)やシティ・グルーヴィなサウンドを纏った『港が見える丘』(昭和22年)、敗戦間もない日本国民に元気を与えた『憧れのハワイ航路』(昭和23年)など、昭和の傑作曲が現代的なサウンド・アプローチと町あかりの確かな歌唱力によって、令和の時代にまた新たな輝きを放って蘇っている。

 

また、アルバム収録曲より『港が見える丘』と、配信限定楽曲『上海帰りのリル(別冊ver.)』の2曲を収録した7インチアナログ盤を「和ラダイスガラージ」レーベルより限定リリースすることも決定した。70~80年代の歌謡曲における国産ディスコ、和ブギー、シティポップなどの知られざるダンスミュージックを現在のクラブミュージックの価値観で変換した新しい解釈による、先駆的和モノDJイベント「和ラダイスガラージ」による監修となる作品。

<漫画家・山田参助コメント>

当アルバムにおいて町先生と共演という僥倖にあずかりましたが、
レコーディングでの町先生の歌の巧さを実感することはもちろん、笑顔を絶やさずワンテイクで疲れ知らずに次々曲を吹き込んでゆく姿を間近に見てその大歌手っぷりに大いに舌を巻いたことでありました。
その時に聴いた「アイレ可愛いや」は本当に素晴らしく、歌謡史に残る名カヴァーではないでしょうか。
町先生、よい思い出をありがとう!
(あ!ジャケットイラストも描きました!)

山田参助

町あかり『それゆけ!電撃流行歌』

CD&配信リリース:2020年10月21日
COCP-41255  ¥2,500(税込)

1. 青い山脈

2. 丘を越えて

3. 憧れのハワイ航路

4. 風は海から

5. 青空~アラビアの唄

6. 東京チカチカ

7. 上海帰りのリル

8. サーカスの唄

9. 花言葉の唄(duet with 山田参助)

10. とんがり帽子

11. 東京シューシャインボーイ

12. アイレ可愛や

13. 白い花の咲く頃

14. 胸の振子

15. 港が見える丘

町あかり『別冊!電撃流行歌』

配信限定リリース:2020年10月28日
COKM-42967
1. 上海帰りのリル(別冊 ver.)
2. 憧れのハワイ航路(別冊 ver.)

3. サーカスの唄(別冊 ver.)

4. 港が見える丘(別冊 ver.)

7インチアナログ盤

2020年10月21日

「A1. 港の見える丘/B1. 上海帰りのリル(別冊ver.)」

WRG702/¥1,980(税込)

仕様:国内プレス、4Pジャケ付、45回転、ドーナツ盤、生産数限定盤

 

<町あかりPROFILE>

1991年5月28日生まれ 東京都出身。

 

平成生まれながら昭和歌謡曲を愛するシンガーソングライター。中高生頃から 1970~80年代邦楽を好み、特に影響を受けたアーティストは、サザンオールスターズ、沢田研二、岩崎宏美、筒美京平、森雪之丞など。インディーズ時代は作詞・作曲・編曲・歌唱・録音全てを自分で手掛け、数々の名曲を量産。高い歌唱力で歌われるそれら楽曲は、「一度聴いたら頭から離れない」と評される。

2015年6月24日、メジャー1stアルバム『ア、町あかり』をリリース。その後も「リスペクトするアーティストから曲を頼まれた」という設定で勝手に曲を書き下ろしたコンセプトアルバム『あかりの恩返し』など、コンスタントにアルバムをリリース。また、電気グルーヴのワンマンライブにオープニングアクトとして2度(2014年、2018年)出演したことをきっかけに、2018年に石野卓球氏とのコラボで『もぐらたたきのような人(石野卓球氏リミックス)』を10インチアナログ盤でリリース。

作家として寺嶋由芙や姫乃たま、ギャランティーク和恵など、幅広いアーティストに楽曲提供、その他衣装制作、イラストデザイン、紙芝居制作、コラム連載も行う。今後さらなる活動が期待される異能のシンガーソングライター。

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