丘みどり 自身2回目の生配信ライブ「~秋麗(あきうらら)~【Streaming+】」を開催 恒例の演魅で涙する場面も
演歌歌手の丘みどり(36)が9月20日夜、東京・新宿のライブハウス「新宿BLAZE」から、「丘みどり2020配信LIVE Vol.2 ~秋麗(あきうらら)~【Streaming+】」と題したライブの生配信をおこなった。
配信ライブは、丘の誕生日の7月26日に実施して以来、2回目。
「今日の配信ライブは“秋麗”(あきうらら)というタイトル。冬の後に訪れる、のどかな陽気のことを“春うらら”と言うのと同じように、暑い夏が終わり、過ごしやすい陽気のことを“秋うらら”言います。そんな秋の夜長を丘みどりの歌でしっとりと楽しんでいただけたらと思います」と挨拶。
10月7日に発売する、デビュー15周年記念の『丘みどり 15周年ベストアルバム』の収録曲を中心に、『霧の川』『鳰の湖』『北国、海岸線』をはじめ、ファン投票によって同アルバムに収録された『別離(さよなら)の切符』を披露した。また尊敬する美空ひばりの名曲から『日和下駄』『車屋さん』もカバー。
ベストアルバムは、デビュー曲『おけさ渡り鳥』から、最新曲『五島恋椿/白山雪舞い』まで15年の歩みを網羅した、自身初となるベストアルバムだ。
「ベストアルバムを出すことはデビューした時からの憧れでした。デビューしてから現在のキングレコードに移籍するまでの10年間の曲は、15周年を迎えた今の丘みどりの声で聴いてもらいたくて、歌を録り直しました。発表した当時とは、微妙に歌い方や声質が変わっていたりするので、昔のCDを持ってらっしゃる方は、聴き比べて楽しんでいただけると思います」
これまでのコンサートで、「演魅(えんび)」と題し、「演」じて「魅」せる演出をコンサートに取り入れてきた丘。今回のライブの見せ場として、「紅涙(こうるい)のエレジー」と題した新作の演魅を初披露した。舞台上の丘を囲むように3枚の姿見(鏡)が立てられ、『シルエット・ロマンス』『ルージュ』『別れの朝』『難破船』と、女性の悲しみ、女性の涙をテーマにした曲をドレスで熱唱。歌いながら、鏡に口紅で「さよなら」などの文字を書くなど、芝居と歌が融合した情熱的なパフォーマンスを披露した。ラストの『難破船』では、感極まって涙を流す場面も。
曲間では、リアルタイムで寄せられるコメントを読み上げながら視聴者と交流。最前列から見ているような感覚を味わってもらいたいと、超至近距離からカメラで撮影するというサービスでも楽しませ、約90分にわたって全13曲を熱唱した。
「秋の夜長の配信ライブ、楽しんでいただけましたでしょうか? 15周年の今年、本当はたくさんコンサートをする予定だったんですが、それが全部なくなってしまい、それでも私のことを忘れずに応援してくださる皆さんに、心からの感謝の気持ちを伝えたいです。いつも応援してくださってありがとうございます」
と感謝を述べ、
「また第3弾、第4弾と続けていけたらと思っております。そして直接コンサートでお会いできる日を楽しみにしております。本日は本当にありがとうございました!」
と笑顔で挨拶して締めくくった。
(提供:キングレコード)