福田こうへい 地元・岩手県震災復興応援イベントで新鮮なさんまPR「さんまのように細く長く味わっていただけるような歌手に」

2020.11.4

最新シングル『筑波の寛太郎/あれが沓掛時次郎』(発売・キングレコード)が好セールス中の演歌歌手・福田こうへい(44)が4日、東京・亀有の岩手県民食堂 デンサク屋でさんまのPRイベントを行った。

 

福田は、2011年3月11日に発生した東日本大震災で、大きな被害を受けた地元・岩手県の復興支援を目的とした数々の無料ライブを5年間にわたって開催し、被災地の多くの人たちを歌で元気づけてきた。

 

今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、毎年秋恒例の「目黒のさんま祭り」が中止となり、折からのさんまの不漁で価格も高騰し、大衆魚・さんまの話題がニュースでも盛んに取り上げられてきた。

 

そんな中、徐々に水揚げも増えてきたことから岩手・大船渡港で水揚げされたさんま=大船渡市観光物産協会の協力で、大船渡の鎌田水産から提供=をPRし、岩手県の震災復興支援の一つになればとして同イベントを行ったもの。

福田自らが店頭でコンロと炭でさんまを焼きながら「今年のさんまは太くて、脂が乗っていていいですね。去年が細すぎたので、やっとこの太いさんまが食べられるようになったのかなと思うとうれしいです。さんまは大好きなので、毎年、よく食べています。今年ももう食べていますが、さんまを食べながらビールを飲むのは最高ですね」と笑顔を見せた。

 

焼き上がったさんまを見てご機嫌な顔を見せながら「今年はコロナの影響ですべてのアーティストの方々も大打撃を受けてしまった中、ちょっとでもいろんな方に応援してさしあげたいなと思っていたとき、まずは地元でやっと獲れた丸々太ったさんまを皆さんに食べていただきたい。こういったイベントを地元のほうでもやって、皆さんを応援したいと思っていますが、まずは地元のさんまをPRさせていただくことができました。歌ばかりではなく、それ以外でも自分でやれることがあるんじゃないかと気づかされた1年でした。今年は(約7カ月間にわたって)歌う場所を失い、それでもCDを買って家で聴いて応援してくださる方がたくさんいらっしゃる。だから自分でできる限りの支援を、応援してくださる方々への感謝の気持ちを忘れず、必ずお返しをしたいですね。このさんまのように細く長く皆さんに味わっていただけるような歌手になりたいです」と話していた。

 

2013年、14年と2年連続でNHK紅白歌合戦に出場。今年もその晴れの舞台を目指す彼は「もし選んでいただけるならば、応援してくださる方々に感謝のお返しができれば……」と、新曲ヒットへの意欲も燃やしていた。

 

11月11日には、母をテーマにした第8弾アルバム『母~日本の母を唄う~』を発売。現在、全国で「福田こうへいソーシャルディスタンスコンサート2020」と銘打ったコンサートツアーを開催中で、明日5日は栃木・宇都宮市文化会館、同6日は千葉・松戸市の森のホール21、と続く。

(提供;サンニュース)

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