松本隆 作詞活動50周年記念トリビュートアルバムが2021年初夏発売 特典本にペンネームが掲載されるキャンペーン実施中

2021.1.29

1970年に伝説的ロックバンド「はっぴいえんど」のドラマーとしてデビューして以来、これまで400組近くのアーティストに2100曲以上の歌詞を提供し、日本の音楽史に数々の金字塔を打ち立ててきた松本隆の作詞活動50周年を記念して、2021年初夏に日本コロムビアよりトリビュートアルバムが発売される。現在、特設サイトでは「心にの残る一曲」をテーマにアンケートが実施されており、今回、そのアンケート企画の応募者全員のペンネームが初回限定盤に封入される特典本に掲載されることが決定した。

 

昨年12月10日に開設された特設サイトでは、ファンが「最初に出会った松本作品」「心に残る松本作品とそのフレーズ」やそれにまつわるエピソードを募集するアンケート企画を実施。現在までに約500件にものぼるエピソードが送られてきているそう。アンケートの締め切りは2月14日。(当初予定の1月31日から延長)
アンケートの集計結果を元に松本隆本人へインタビューを行い、この特典本に掲載される予定とのこと。

 

現在制作中のトリビュートアルバムへの参加アーティストは今後、特設サイトで順次発表予定。時を超えて愛される松本作品にふさわしく、幅広い世代のトップアーティストたちが参加を予定しているそうなので続報を楽しみに待ちたい。

松本 隆 作詞活動50周年記念トリビュートアルバム

2021年初夏リリース予定
特設サイト

https://columbia.jp/matsumototakashi/

〜松本 隆 作詞活動50周年記念オフィシャル・プロジェクト〜風街ちゃんねる

(WEB配信番組)https://takashimatsumoto50.com/

第2回配信中(2月5日(金)23:59まで)
『「はっぴいえんど」と日本語のロック』
出演:松本 隆 MC:宇賀なつみ ゲスト:小倉エージ/佐野史郎

プロフィール

松本 隆(まつもと たかし)

1949年7月16日 東京都生まれ。
作詞家。ロックバンド「はっぴいえんど」の元ドラマー。
港区立青南小学校卒業、慶應義塾中等部慶應義塾高等学校卒業、慶應義塾大学商学部入学。
生まれ育った青山を基点として、多感な時期に多くの時間を過ごした乃木坂や麻布、六本木や渋谷を「風街」と称し、心の拠り所として愛している。

1968年に細野晴臣が掛け持ちしていたバンド「バーンズ」のドラマーとして活動中に小坂忠、柳田博義、菊池英二らに細野とともに誘われエイプリル・フールを結成。エイプリル・フールが短期間で解散した後、細野、大瀧詠一、鈴木茂と「バレンタイン・ブルー(後のはっぴいえんど)」を結成。はっぴいえんど在籍中は、つげ義春や永島慎二など『ガロ』系漫画や渡辺武信の現代詩に影響を受けた独特の作風で、都市に暮らす人々の心象風景を「ですます」調で描き、一部に熱狂的支持者を生むとともに、日本語ロック論争の発端となった。五つの赤い風船の「えんだん」で初めて、他のミュージシャンに詞を提供した。

はっぴいえんど解散後はムーンライダーズとして活動する傍ら、作詞家兼音楽プロデューサー業を始める。プロデュース第一作は南佳孝の『摩天楼のヒロイン』。その後、あがた森魚の『噫無情(レ・ミゼラブル)』、岡林信康の『金色のライオン』などのアルバムプロデュースも行う。

アグネス・チャンの「ポケットいっぱいの秘密」で歌謡界に本格進出し、筒美京平作曲で太田裕美が歌った「木綿のハンカチーフ」で作詞家としての地位を確立。筒美京平とのコンビで中原理恵「東京ららばい」、桑名正博「セクシャルバイオレットNo.1」、近藤真彦「スニーカーぶる〜す」などを手掛ける。ミリオンセラーとなった細野とのイモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」や大瀧の大ヒット・アルバム『A LONG VACATION』、第23回日本レコード大賞を受賞した寺尾聰の「ルビーの指環」、そして松田聖子の24曲連続オリコン週間シングルランキング1位のうち、17曲を手掛けるなど、歌謡界で一時代を築き上げる。

その後も薬師丸ひろ子、斉藤由貴、中山美穂、C-C-Bなど多数のアイドル、アーティストに詞を提供。作詞以外の文筆活動も行っており、代表作ともいえる私小説『微熱少年』は、自身が監督して映画化された。

2000年代には自主レーベルを設立し若手の育成に努めながら、KinKi Kids、オリジナル・ラヴ、中島美嘉、藤井隆、松たか子などへ詞を提供。また、ドラマ『のだめカンタービレ』では松田聖子の「ピンクのモーツァルト」を引用し、アニメ『マクロスF』の挿入歌「星間飛行」のヒットなどで新たな世代にも広く知れ渡る。

2017年には「クミコ with 風街レビュー」プロジェクトを立ち上げ、松本隆全作詞&初タッグとなる作曲家たちの作品を収録したアルバム「デラシネ」を発表。第59回日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞。

クラシック音楽にも造詣が深く、シューベルトの歌曲集「冬の旅」「美しき水車小屋の娘」「白鳥の歌」に現代日本語訳をつけた。

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