松本隆トリビュートアルバム参加アーティスト第1弾発表 池田エライザが歌う「Woman”Wの悲劇“より」映像も公開
作詞活動50周年を迎えた作詞家・松本隆のトリビュートアルバムが7月14日(水)に発売されることが決定した。
プロデューサーには数々のビッグアーティストのサウンドプロデュース・アレンジを手がける亀田誠治氏が起用され、第1弾の参加アーティストとして池田エライザ・GLIM SPANKY・Daoko・三浦大知・宮本浩次の5組が発表された。
1970年に伝説のロックバンド「はっぴいえんど」のドラマーとしてデビューして以来、これまで400組近くのアーティストに2100曲以上の歌詞を提供。シングルの総売り上げはおよそ5000万枚、ヒットチャート1位を記録した楽曲は50曲以上、と多くの人々の心に様々な風を吹かせてきた松本隆の言葉たち。今回の企画は、日本の音楽史に数々の金字塔を打ち立ててきた松本隆の作詞活動50周年を記念して、幅広い世代の日本のトップアーティストが集まり、時を越えて愛される松本作品をカバーするアルバムだ。
本アルバムのプロジェクトは2019年末に発足し、20年にはコロナ禍によりアーティストブッキングや制作スケジュールが大きな影響を受ける中、同年11月から無事にレコーディングが開始、現在も7月の発売に向け順調に制作が進行しているそう。
自身も松本隆を敬愛するプロデューサー・亀田誠治によって指名されたアーティストで今回第1弾として発表されたのは、女優や映画監督としても幅広く活躍する池田エライザ、男女二人組ロックユニット・GLIM SPANKY、米津玄師プロデュース『打上花火』がヒット、バンド編成のライブが注目を集めるDaoko、日本トップクラスの実力派ボーカリスト・三浦大知、ロックバンド・エレファントカシマシのボーカリストで、ソロとして昨年リリースしたカバーアルバムが大ヒット中の宮本浩次、の5アーティスト。
収録曲については、1984年に呉田軽穂(松任谷由実のペンネーム)が作曲した薬師丸ひろ子のヒット曲『Woman”Wの悲劇“より』を池田エライザがカバーすることが発表された。松本隆は薬師丸ひろ子、綾瀬はるか、小泉今日子、斉藤由貴、中山美穂、松たか子ら多くの女優にこれまで歌詞を提供してきたが、池田エライザがカバーする『Woman”Wの悲劇“より』はその系譜を継ぐ1曲となりそうだ。そして早速、本日よりそのレコーディング映像がアルバム特設サイトで公開されている。
その他のカバー楽曲は今後発表される予定だが、誰もが知る大ヒット曲をカバーする予定とのこと。また、今後順次発表されるさらなる参加アーティストにも注目だ。
さらに初回限定生産盤にはCD&LPに加え、松本隆が歌詞を提供したアーティストとの対談やソロインタビューのほか、楽曲をイメージした撮り下ろしグラビア、描き下ろし短編漫画、様々な切り口で松本隆の詞の世界を表現したコラム等で構成される100ページ以上の雑誌仕様の豪華特典本が封入される予定だ。
<第一弾発表アーティスト>
池田エライザ
1996年4月16日生まれ。福岡県出身。
ドラマ、映画、CM、監督など幅広く活躍中。
近年では、映画『夏、至るころ』監督(公開中)。
映画『騙し絵の牙』出演(2021年3月26日公開)。
映画『映画 賭ケグルイ 絶対絶命ロシアンルーレット』出演(2021年4月29日公開)。
映画『真夜中乙女戦争』出演(2022年公開予定)。
GLIM SPANKY
男女二人組ロックユニット
2007年結成、2014年メジャーデビュー。
2018年日本武道館ワンマンライブ開催。同年、「FUJI ROCK FESTIVAL」GREEN STAGE出演。
ドラマや映画、アニメなどの主題歌を多数手掛け、最近ではももいろクローバーZや上白石萌音、DISH//など他アーティストへの楽曲提供も行なっている。
Daoko
Daoko(だをこ)1997年生まれ、東京都出身。アーティスト。15歳の時にニコニコ動画へ投稿した楽曲で注目をあつめ、2015年『DAOKO』でメジャーデビュー。その後も米津玄師との『打上花火』、岡村靖幸との『ステップアップLOVE』など、実力派アーティストとの共作を行いつつ、ソロとしての個性も強めている。小説の執筆、写真と絵の初個展の開催、自主企画ライブイベントの主催や、あらたなバンド形式でのツアーを成功させるなど、多様なクリエイティヴ表現を続け、国内外で注目を集めている。
2019年には個人事務所“てふてふ”を設立し、昨年には4thアルバム『anima』を発表。
三浦大知
1987年8月24日生まれ、沖縄県出身。 Folder のメインボーカルとして1997年にデビュー。
2005年3月にシングル「Keep It Goin’ On」でソロ・デビュー。
天性の歌声とリズム感、抜群の歌唱力と世界水準のダンスで人々を魅了し、コレオグラフやソングライティング、楽器も操るスーパーエンターテイナー。
2017年1月にリリースした「EXCITE」で自身初のオリコン週間シングルチャート1位を獲得し「第50回日本有線大賞」において「有線音楽優秀賞」を受賞。合わせて「第59回輝く!日本レコード大賞」において優秀作品賞を受賞、その年「第68回NHK紅白歌合戦」にて紅白初出演を果たした。
2018年3月7日に、自身初となるベストアルバム「BEST」をリリース。12月19日には映画「ドラゴンボール超 ブロリー」の主題歌「Blizzard」をリリース。
2019年2月24日には「天皇陛下御在位三十年記念式典」にて天皇陛下が作詞、皇后陛下が作曲された琉歌「歌声の響」を歌唱。
2020年1月15日にはTBS金曜ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」主題歌の通算26枚目のシングル「I’m Here」を、11月11日に通算27枚目のシングル「Antelope」をリリース。12月23日には最新アリーナ公演と自身初のオンラインライブの2公演の映像を同時収録したLIVE DVD & Blu-ray「DAICHI MIURA LIVE COLORLESS / The Choice is _____」をリリース。
2021年4月21日には通算28枚目となるニューシングル「Backwards」をリリースする。
宮本浩次
昭和41年東京都生まれ。昭和56年エレファントカシマシ結成、同61年現在のエレファントカシマシとなる。同63年アルバム「THE ELEPHANT KASHIMASHI」、シングル「デーデ」でデビュー。以後、これまでに、バンドで22枚のアルバム、1枚のミニアルバム、50枚のシングルをリリース。平成31年配信シングル「冬の花」をリリースし、ソロデビュー。令和2年ファーストソロ・アルバム「宮本、独歩。」、初のカバーアルバム「ROMANCE」リリース、キャリア初のチャート1位を獲得。
<プロデューサー>
亀田誠治
1964年生まれ 音楽プロデューサー・ベーシスト。
これまでに椎名林檎、平井堅、スピッツ、GLAY、いきものがかり、JUJU、秦基博、Do As Infinity、GLIM SPANKY、大原櫻子、山本彩、Creepy Nuts、石川さゆり、MISIA、Little Glee Monster、アイナ・ジ・エンドなど数多くのアーティストのサウンドプロデュース、アレンジを手がける。
2004年に椎名林檎らと東京事変を結成し、2012年閏日に解散。閏年の2020年元旦に再生を発表。
2005年よりap bank fes にBank Band のベーシストとして参加。
2007年第49回、2015年第57回日本レコード大賞、編曲賞を受賞。
2009年、2013年には自身初の主催イベント「亀の恩返し」を武道館にて開催した。
近年では、J-POPの魅力を解説する音楽教養番組『亀田音楽専門学校(Eテレ)』シリーズが大きな話題を呼んだ。
2019年より、親子孫3世代がジャンルを超えてさまざまな音楽体験ができるフリーイベント「日比谷音楽祭」の実行委員長を務めている。
2021年には映画「糸」にて第44回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞。
松本 隆 作詞活動50周年記念トリビュートアルバム
2021年7月14日リリース
初回限定生産盤(CD+LP+豪華特典本)COZP-1747-1748:11,000(税抜価格¥10,000)
通常盤(CDのみ)COCP-41453:¥3,300(税抜価格¥3,000)
全曲配信予定