小柳ルミ子 引退を止めた桑田佳祐の言葉 新曲『深夜零時、乱れ心』発表イベントで圧巻パフォーマンス
『瀬戸の花嫁』『お久しぶりね』など数々のヒット曲を放ち、女優として映画やテレビドラマでも活躍。今年で芸能生活50年目を迎えた小柳ルミ子(68)が、50周年記念シングル『深夜零時、乱れ心』(作詞・作曲・編曲=中村歩&遠藤ナオキ)を徳間ジャパンコミュニケーションズ移籍第1弾として4月21日に発売したのを記念して25日、東京・池袋のSpace emo 池袋」で新曲発表パフォーマンスを披露した。
シングル作品としては約7年ぶりとなる新作は、自身のセルフプロデュースによるもので、乃木坂46や櫻坂46などのヒット曲を手がけるアキラサンセット率いる制作集団「ホバーボード」が楽曲提供。候補曲30曲の中から「いま私が最も歌いたい楽曲2曲」を自ら選曲。深夜零時の都会を舞台に、揺れる女心をスリリングにうたったロックテイストのノリノリの作品だ。
この日は、報道陣の前で同曲1曲をセクシーな衣装を着て歌唱。年齢を全く感じさせない圧巻のパフォーマンスを披露した小柳は「昔はもっとキレキレのパフォーマンスができたのですが、もうすぐ69歳(1952年7月2日生まれ)、でも自分に負けたくないと思いながらいままで培ってきたパフォーマンスを、余裕を持って笑顔でやれればいいなと思ってやっています。50年、いろんなことがありましたけれど、その都度、苦しいことに一生懸命立ち向かいながら頑張ってきて、それがご褒美、それがこれからの将来のような気がして、今日まで頑張ってきて本当によかったです」。
スリムな体型もダンスパフォーマンスも全く衰えを感じさせないが、「トレーニングは日々、やっています。ストレッチ、筋トレ……毎日欠かさずにやっています。それの継続の賜かなと思っています。特別なことは何もやっていなくて、その5分、10分の積み重ねですね」。
新型コロナウイルス感染症の影響でコンサートやディナーショーなどの仕事が軒並みに延期・中止となったことから昨年7月ごろ「芸能界を引退しよう」と決意。その後、「日本の宝である桑田さんが私のことを褒めてくださって、『歌がうまい。ダンスがうまい。芝居がうまい。エロい。脱げる』という5つの言葉を分析して書いてくださった記事を拝見したときに、芸能界に自分のポジションがあるのかな、もうひと頑張りしてみようかなという気持ちにさせていただきました」。
「桑田佳祐さんのお陰です。感謝しかありません」と奮起し直し、今回の新曲をセルフプロデュース。「ほぼ100パーセント、私がやりたいことをやらせていただいています。この衣装とかビジュアル、ジャケ写のイメージ、アレンジ……と、50年目にしてやっと自分が歌って楽しいとか、歌いたい、本領発揮できる楽曲にめぐり合えたといっても過言ではありません。こういう69歳のアーティストがいてもいいんじゃないかという感じで、とことん色っぽくやろうと思っています。ある占いによると、今年から20年、89歳まですごくいいそうです(笑)が、いままで歯を食いしばって頑張ってきたので、これからは白い歯を見せながらエンジョイしていきたい」とニッコリ。
また、4月25日は彼女にとって特別な日だそうで、「デビュー記念日(1971年4月25日に『わたしの城下町』で歌手デビュー)、先代の愛犬ルルが亡くなったのが4時25分、そしてバルセロナの試合(彼女はサッカーに精通し、メッシの大ファン)の日(笑)と、今日は最高の日になりました」と話していた。
(提供:サンニュース)