クラウンミュージック所属歌手が出演『クラウンミュージックフェスVol.2』 「お客様の前で歌えることが一番うれしい」

2021.7.14

7月10日(土)、11日(日)の2日間、東京・丸の内テラス内「MARUNOUCHI BASE」にて『クラウンミュージックフェスVol.2』が開催された。
参加したのは10日(土)1部が川野夏美津吹みゆ、2部が瀬口侑希一条貫太島あきの。11日(日)は1部が瀬口侑希津吹みゆ、2部が川野夏美一条貫太島あきのと、人気歌手たちがそれぞれカップリングを変えて登場した。

 

『クラウンミュージックフェス』は昨年10月に第1回を開催。東京・浅草公会堂で、同事務所所属の鳥羽一郎を中心に、今回も出場した人気歌手たちが登場し、盛況のうちに幕を閉じた。
今年も5月に第2回が行われる予定だったが、コロナ禍により延期になり、前述した2日間に開催となった。4公演とも全席70名のチケットは完売、ファンにとっても待ちに待った2日間だったと言える。

 

フェスはそれぞれの持ち歌に加え、懐メロ曲のカバーや歌手同士のデュエットなど盛りだくさんの内容。両日の1部、2部とも各公演が1時間10分と時間こそ短めではあったものの、いずれもファンを満足させる内容だった。

10日(土)の第1部では、川野夏美と津吹みゆが登場。「コロナ禍なのでずっと無観客で歌っていましたが、本日はお客様の前で歌えて本当にうれしい」という川野の挨拶の後、それぞれオリジナル曲『悲別〜かなしべつ〜』(川野)、『会津・山の神』(津吹)を歌唱。
その後は「戦後の日本を支えた歌です。苦しい状況が今に似ているので元気を届けたい」と、戦後すぐに川野正子が歌ったNHKラジオドラマ主題歌『とんがり帽子』を津吹が、「明るくてノリがよく、みなさんと盛り上がりたい」と高田みづえの『硝子坂』を川野が歌った。
何曲かカバー曲を歌った後、楽しいトークタイムを経て、津吹は『おんなの津軽』、川野は『勿忘草』とそれぞれの新曲を熱唱。最後は2人でコロナ終息を願い、KANの『愛は勝つ』を歌い上げた。

同日2部のオープニングでは、瀬口侑希、一条貫太、島あきのの3人でキャンディーズの『年下の男の子』を振り付きで披露。瀬口が一条に「(一条くんは)本当に年下の男の子だね」と言って照れさせる一幕も。
それぞれのオリジナル曲に加え、北島三郎の『風雪ながれ旅』を島が、北原謙二の『若いふたり』を一条が、江利チエミの『テネシーワルツ』を瀬口が歌い会場を沸かせた。
笑いを交えたトークの後、『トルコ桔梗』(島)、『酒場の花』(一条)、『冬の恋歌』(瀬口)と新曲を披露し、最後は純烈もカバーした、敏いとうとハッピー&ブルーのボーカル・森本英世の『星降る街角』を3人で歌い、フェス初日は賑やかに幕を閉じた。

コロナウイルス感染拡大防止の観点から声援を自粛し、手作りのうちわやケミカルライト、盛大な拍手で応えていた会場は大盛り上がり。「次回は鳥羽さんにもきてほしい」との川野の言葉にうなづくファンたちが、第3回目の『クラウンミュージックフェス』ではマスクを外して、ご贔屓の歌手に大きな声援を送る日が早く訪れることを祈らずにはいられない。

 

(セットリスト)
7月10日(土)
【1部】
M1夢で逢えたら(ラッツ&スター)
M2悲別〜かなしべつ〜(川野オリジナル)
M3会津・山の神(津吹オリジナル)
M4とんがり帽子 (津吹カバー)
M5硝子坂 (川野カバー)
M6父娘坂 (津吹カバー)
M7だから云ったじゃないの (川野カバー)
M8嫁入り峠(津吹オリジナル)
M9高野雨(津吹オリジナル)
M10おんなの津軽 (津吹オリジナル)
M11満ち潮 (川野オリジナル)
M12歌手〜Singer〜 (川野オリジナル)
M13勿忘草(川野オリジナル)
M14愛は勝つ(KAN)

【2部】
M1年下の男の子(キャンディーズ)
M2ねぶた(瀬口オリジナル)
M3いのちの花(一条オリジナル)
M4海峡わかれ宿 (島オリジナル)
M5風雪ながれ旅(島カバー)
M6若いふたり (一条カバー)
M7テネシーワルツ (瀬口カバー)
M8津軽海峡(島オリジナル)
M9トルコ桔梗(島オリジナル)
M10北海の篝火 (一条オリジナル)
M11酒場の花 (一条オリジナル)
M12片恋しぐれ (瀬口オリジナル)
M13冬の恋歌(瀬口オリジナル)
M14星降る街角(森本英世)

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