福田こうへいが岩手・陸前高田市で東日本大震災復興支援コンサートを4年ぶりに開催「歌で元気を届けたい」

2021.8.11

新曲『男の残雪』がオリコン(演歌)で初登場1位(7月26日付)を獲得し、好調なセールスを続けている福田こうへいが陸前高田市民文化会館「奇跡の一本松ホール」で、4年ぶりの復興支援コンサートを開催した。

東日本大震災の被災地は、福田が歌手を志した原点でもある。東日本大震災から、ひと月も経たないうちに三陸へ駆け付けたのが、当時呉服屋で働いていた福田と民謡仲間だった。被災者に民謡・演歌を歌い、勇気と活力を感じ取ってもらうと同時に、歌の持つ素晴らしい力を改めて認識したことがきっかけで2012年にメジャーデビュー。

被災地での復興支援コンサートは、メジャーデビュー翌年の2013年から5年間で18会場で開催、3万人を超える人に元気を与えてきた。恒例になりつつあった復興支援コンサートだったが、2018年以降は警備の問題や新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、開催を模索しつつも見送っていた。

震災から丸10年の今年、陸前高田市民文化会館「奇跡の一本松ホール」開館1周年記念事業として、ソーシャルディスタンスを徹底し、昼夜2公演とすることで実現した復興支援コンサートには、抽選で選ばれた800名が参加。

福田は「今日は元気に、健康でお越し下さりありがとうございます。最前列から一番後ろで見て下さっているお客様まで一人残らず歌で元気を届けたいと思います。震災後、被災したかつての市民会館を見た時は当時の情景が思い出されて涙が止まらなかったです。新しい会館が出来上がり、歌える日を心待ちにしていました。」と感謝を述べた。

被災地復興の願いを込めた『ひとりじゃないから』や新曲『男の残雪』、デビュー曲『南部蝉しぐれ』など、オリジナル曲だけでなく、民謡、昭和の名曲カバーなど、全23曲を熱唱した。

同じ岩手県出身である大谷翔平選手について聞かれると、「紅白歌合戦でお会いしたことがあります。世界で活躍している大谷選手のように私も東北岩手の歌手として頑張っていきたいです」と意気込んでいた。

歌による元気だけでなく、福田は同市に義援金も送った。「地元のお年寄りの方をはじめ、これだけは必要だというものに使ってほしい」と語った。

福田こうへい『男の残雪』

発売中

品番:KICM-31027
価格:¥1,400

【収録曲】

1.男の残雪(作詞:坂口照幸/作曲:四方章人/編曲:南郷達也)
2.女舟(作詞:麻こよみ/作曲:花笠薫/編曲:南郷達也)
3.男の残雪(オリジナルカラオケ)
4.男の残雪(一般用半音下げカラオケ)
5.女舟(オリジナルカラオケ)
6.女舟(一般用半音下げカラオケ)

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