木村徹二が浅草公会堂で開催の単独コンサートを独自レポート! ギターレジェンド・斉藤功、兄・木村竜蔵と共演&「木村ファミリーで紅白の舞台に立ちたい」
演歌歌手の木村徹二が10月12日、東京・台東区の浅草公会堂で「木村徹二 LIVE Ⅳ~アイアン浅草大作戦~」を開催した。
父に鳥羽一郎、叔父に山川豊を持つ演歌界のサラブレッドとして、常に注目を集め続けている若手演歌歌手・木村徹二。この日行われたのは、2月に日本橋三井ホールで開催された「木村徹二 LIVE Ⅲ」追加公演以来、自身5度目となる待望のワンマンライブ。今回もチケットはソールドアウトを記録し、会場は開演前から熱気に包まれた。
演出・構成を手がけたのは、作曲家・作詞家・プロデューサーとしても才能を発揮する兄の木村竜蔵。「楽曲の魅力を余すことなく届けたい」という想いから、今回はトーク時間を最小限に抑え、全曲フルコーラス歌唱で届けるというコンセプトに挑戦。オリジナルナンバーからカバーまで、通常のコンサートで披露する約14曲から大幅に増やした20曲もの珠玉のセットリストで、1000人の観客を魅了した。

ギタリスト・斉藤功の伴奏に乗せて演歌の名曲をカバー
場内が暗転し緞帳が上がると、鮮やかなグリーンのド派手な衣装をまとった徹二が姿を現す。その瞬間、客席からは大歓声がわき起こった。オープニングを飾るデビュー曲『二代目』に始まり、『つむじ風』『夢の花道』と怒涛の畳みかけで、一気に場内の熱気を引き上げた。
熱烈な声援を浴びた徹二は「今回もソールドアウトとなりました。皆さんありがとうございます。今日は1日楽しい時間が過ごせそうなコンサートでございます。私は自分の歌をたっぷりと歌わせていただき、皆さんにとっても楽しい時間になればと思っています」とあいさつ。

その後、演歌界を牽引してきた父と叔父へのリスペクトを込め、『兄弟船』と『アメリカ橋』を披露。続いて、演歌ギターのスペシャリスト・斉藤功がステージに招かれた。斉藤は父・鳥羽一郎と同じく船村徹の門下であり、徹二にとっても幼少期から慣れ親しんだ間柄だ。
名手のアコースティックギターが奏でる伴奏に乗せ、春日八郎の『別れの一本杉』、美空ひばりの『みだれ髪』、そして自身のオリジナル曲『忘らりょか』の3曲を歌唱。世代を超えた共演に、客席はじっくりと聴き入っていた。

斉藤が温かい拍手に送られてステージを下りた途端、徹二は「死ぬほど緊張したぜ!」とチャーミングに本音を漏らし、緊張のほぐれた客席には笑いが起こる。その余韻のままヒットナンバー『みだれ咲き』などを情感たっぷりに歌い上げ、再び観客を自身の歌の世界観へと引き込んでいった。
コンサート中盤、割れんばかりの拍手と大歓声に迎えられ、兄・竜蔵がステージへ登場。ここからのMCコーナーでは、約20分間にわたり兄弟ならではの息の合ったトークで会場を爆笑の渦に。 父・鳥羽一郎のエピソードに及ぶと、竜蔵が「先日、チャンネル銀河さんで放送中の『木村ファミリーみだれ旅~予定調和はキライです~』第3弾のロケがありました。詳しくは言えないんですが、本当にいろんなことが起こりまして(笑)。道中も最後の方も父がしんどそうにしていたので心配していたんですが、僕らだけで番宣用の撮影を終えて車に戻ったら、父が優雅に抹茶アイスクリームを食べてたんですよ」と裏話を暴露。これには客席から大きな笑いが起こった。

続いて披露されたのは、2人にとって音楽の原点であるユニット・竜徹日記の『オレンジのアネモネ』、そして森山直太朗の『花』の2曲。心地良いハーモニーで歌い上げ、会場全体を温かな空気で包み込んだ。
ここで竜蔵がステージを後にし、コンサートはいよいよクライマックスへ。オリジナル曲『雪唄』からロングヒット中の『風神雷神』、そして同特別盤に収録の『祭りの宵』まで怒涛の勢いでラストスパート。アンコールでは、「皆さんの人生における悩みや辛さを完全にゼロにはできなくても、僕の歌を通じて少しでも気持ちを軽くできたら。寄り添える太陽のような存在でありたい」と決意を新たにし、『太陽』を熱唱。約2時間半にわたり見どころ満載の単独公演は、万雷の拍手が鳴り響く中フィナーレを迎えた。

「今年は大きな成長を実感できた一年」
開演前、木村は「デビュー直前、父の40周年記念コンサートで初めて『二代目』を歌った思い出深い浅草公会堂で、約4年を経てまさか一人でステージに立たせてもらうのは感慨深いものがあります。これまでの軌跡や成長を皆さんに見ていただければ」と意気込み。

これまでの成長については「今年で10年、兄と一緒に音楽をやっているので、ステージを構成する上で、喋りに関してはあまり苦戦をしていなかったのですが、歌の部分では、自分で歌っているのを聞いて、ちょっとこうした方がいいなっていうのに気づけるようになりましたね」と語り、自らの課題を客観的に把握・修正できるようになったという。
また、最新曲『風神雷神』にちなみ、兄の竜蔵とどちらが風神雷神なのかを聞かれると、「力強さを持つタイプですので、僕が雷神になるでしょう。兄は空気を一変させる力や、歌に新たな息吹を吹き込む能力に長けているので、風神だと思います。喧嘩しても僕が強いので…(笑)」と分析する場面もあった。
ギタリストの斉藤功との共演については「斉藤さんとはレコーディングでもお世話になっていて、こうやって歌うのは、今どんな状態なのかというテストを受けているみたいな感じですね。緊張しています」と神妙に明かした。

この日は1000人を動員。木村は「お客さんから『今日ファンをやめます』というふうに言われたとしても、僕自身は後悔がないように毎日全力でステージに立ってお客さんと接すること。それがこの丸4年間やってきた信条でもあります。今日は感謝を伝えられるステージになれば」と力強く語った。
そして、今年一年を振り返り「大きな成長ができた一年。坂東玉三郎さんから声をかけていただいて、ステージを作っていただいたというのが、一番の成長につながりました。ジャンルは演歌ではなく、玉三郎さんが思い描いたものでした。貴重な意見や表現者としての姿勢みたいなものを、あまり軽々しく語っていいのかわからないですが、いろんな貴重なお言葉をいただいたので、大きく成長できたというのが自分でも実感しています」と話した。
「木村ファミリーで紅白の舞台に立ちたい」

11月には、デビュー5周年のアニバーサリーイヤーを迎える。「歌が急激に上手くなることはないので、日々努力しています。とにかく体調管理ですね。風邪をひいてしまうとステージに立てないので、これからの1年間、声が出ないということがないように心がけたい」と話した。
最後に、年末の紅白への手応えについて聞かれると「全くないです」とキッパリ。「僕は40%が鳥羽一郎、40%が山川豊の恩恵を受けてステージに立っています。2人がいなければ僕という存在を知ってもらう機会もなかった」と率直に胸の内を吐露し、「もし年末の大舞台に立てるなら、木村ファミリーで立ちたい。それが自分なりの恩返し」と、大きな夢を言葉に込めた。
12月23日には、ポップスの名曲を集めたカバーアルバム『ザ・カバー 〜こんなアイアンいかがでしょう〜』のリリースを予定している木村徹二。浅草公会堂で魅せた圧巻のパフォーマンスは、デビュー5周年イヤーを一気に加速させる最高の追い風となったに違いない。
さらに、コンサートのMC内でも話題に挙がったチャンネル銀河「木村ファミリーみだれ旅~予定調和はキライです~」第三弾は、2027年1月に放送が決定!11月から再放送がスタートする第一弾の河口湖篇、12月の第二弾熱海篇もお見逃しなく!

セットリスト
M1 二代目
M2 つむじ風
M3 夢の花道
M4 兄弟船
M5 アメリカ橋
M6 別れの一本杉
M7 みだれ髪
M8 忘らりょか
M9 みだれ咲き
M10 最後の酒
M11 男の拳
M12 オレンジのアネモネ
M13 花
M14 雪唄
M15 湯の街
M16 湯呑み酒
M17 風神雷神
M18 赤提灯
M19 祭りの宵
M20 太陽
木村徹二『風神雷神』【特別盤】

発売中
品番:CRCN-8854
価格:¥1,550 (税込)
【収録曲】
1.風神雷神(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
2.祭りの宵(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
3.中仙道(作詞:里村龍一/作曲:叶 弦大/編曲:丸山雅仁)
4.風神雷神 (オリジナル・カラオケ)
5.祭りの宵 (オリジナル・カラオケ)
「木村ファミリーみだれ旅~予定調和はキライです~」
シーズン1放送中!

#1 いざ、紅葉の河口湖へ出発!の巻
2026年11月2日(月) 13:45〜14:15(再)
2026年11月6日(金) 11:30〜12:00(再)
#2 富士の絶景、のちアポ取り苦戦!の巻
2026年11月13日(金) 11:30〜12:00(再)
#3 悪夢の罰金徴収&ティータイム!の巻
2026年11月20日(金) 11:30〜12:00(再)
#4 富士と紅葉とボーナスと!?の巻
2026年11月27日(金) 11:30〜12:00(再)
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