市川由紀乃のプレイリスト~元気を出したい時に聴きたい10曲~

2020.5.11

“うたびと”達が、様々なテーマに沿ってジャンルレスに選曲して、その選曲理由や楽曲にまつわるエピソードを通じて、“うたびと”としてのルーツに迫る連載企画。

今回は、市川由紀乃がこんな時だからこそ「元気を出したい時に聴きたい10曲」というテーマで選曲。YouTuberとのコラボや1500枚のポスターにサインを入れて被災地に届けるなど、キャンペーンやコンサートが中止になった今だからこそできることを積極的に活動する市川由紀乃の元気の源となっている楽曲たちをご紹介。


選曲理由

1. 中森明菜『少女A』

初めて自分のお小遣いで買ったレコード。子供時代は明菜さんに夢中でした。歌唱力、そして可愛さの中にある憂さに惹きつけられました。

2.都はるみ『東京セレナーデ』

歌番組に出場する母が毎日練習していた曲で、私も自然と口ずさむようになって、地元のカラオケ大会で初めて歌った曲がこの歌でした。

3.小林幸子『別離』

ちびっ子歌合戦で、特に大事に歌い続けていた曲。2回優勝をいただき、自分の中で歌手になりたい気持ちが強くなった作品です。

4.近江俊郎『湯の町エレジー』

祖父に教えてもらった曲で、初めて聴いたとき、詩の内容も主人公の気持ちも理解できる年ではないのに涙が止まらなかった歌です。

5.青木光一『柿の木坂の家』

祖父に教えてもらった歌で、青木光一さんの独特な歌い方、船村徹先生のメロディーに子供ながらに衝撃を受けた曲です。

6.坂本冬美『あばれ太鼓』

初めて冬美さんが歌っている姿をテレビで見た時、私もいつか冬美さんのような演歌歌手になりたいと思い、カラオケ大会やオーディションで歌っていた曲です。

7.星野源『夢の外へ』

以前から星野源さんのファンで、ライヴに行ったこともあり、この曲は会場でみんなで手拍子を打って、盛り上がる曲。聴くだけで前向きになれる魔法の歌です。

8.五木ひろし『紫陽花』(※Spotify内に楽曲無し)

五木さんの表現、語りの歌声に強く感銘を受けた歌です。
数年前、明治座の公演で、五木さんのギター伴奏でこの歌を歌わせていただいた思い出深い曲です。

9.美空ひばり『雑草の歌』

ひばりさんご自身が作詩された作品で、詩を読むだけでも胸があつくなります。たくさんの困難を乗り越えてこられた美空ひばりさんの歌声にいつも力をいただいています。

10.島倉千代子『人生いろいろ』

昨年、初座長公演で島倉千代子さんを演じさせていただきました。歌はもちろん、人生についても勉強させていただき、自分が初めて知ることが沢山ありました。たくさんの苦しみ、悲しみを乗り越えて、それでもいつも笑顔を忘れずに素敵な歌声を届けて下さった、島倉千代子さん。この歌を聴くと、その辛さを笑顔に変えられた島倉さんの姿が蘇ってきて胸がいっぱいになります。

作品情報

info01

市川由紀乃『なごり歌』

作詩に初顔合わせとなる巨匠・吉田旺を迎え、懐かしい昭和のモノクローム世界に女性の情念を漂わせた市川由紀乃の新世界を体感できる楽曲。 2020年4月8日発売/¥1,273+税/KICM-30970/【カップリング】『めばり川』

関連キーワード

この特集の別の記事を読む