音のヨーロー堂店主・松永好司のこれを聴け!~丘みどり~
さて、今回の「これを聴け!」は今や最も旬な女性演歌歌手!といえば・・・
この方を挙げる方、かなり多いのではないでしょうか?
丘みどりさん
演歌番組だけでなく、最近はバラエティ番組で観ることも多くなってきました。
屈託のないキュートな笑顔にぶっちゃけトークから爆笑コントまでまで、その活躍をテレビで拝見する度に(勝手にですが)とってもウレシイ気分になるのです。そんな思いでご覧になっている方、絶対たくさんいらっしゃいますよね!
丘みどりさんとはデビュー当時からのお付き合いで、当店2階ステージで新曲ごとにキャンペーンをして頂いております。
デビューからしばらくは大阪を拠点に活動していらして、新曲発売のタイミングで1年に1、2度お会いするかしないか程度でした。
その時の感想といえば・・・アイドルっぽい顔立ちで、確か、ヘソ出し衣装で・・・その位のあいまいな記憶・・・。今、思い返しても、歌っている印象は・・・ごめんなさい。ありません。
現在のメーカー移籍前に「椅子」というバラード調の歌謡曲をリリースした時に久しぶりにお会いし、
「あ・・・雰囲気変わったな。丘みどりってこんなに歌、上手かったんだ~」
その時初めていろいろお話させて頂きました。お母さんのお話や、自分が歌いたい歌のお話、これからの事など・・・。
初めて丘みどりさんという歌手が魅力的な方だったんだなぁと感じた瞬間でした。
そこからしばらくリリースがなくて
「あの歌手どうしているんだろう?これからが楽しみだったのにな・・・」
と、思っていた矢先!現在所属しているキングレコードの発注書を眺めていたら!
「あ!丘みどり!!メーカー移籍したんだ!しかも東京進出!?」
早速、視聴盤を取り寄せて聴いてみたら!
「あ~!歌うまい!!これまでと全然違う!この迫力すごいや!」
これまでの可愛らしいルックスが魅力だった丘みどりさんの概念が全く変わりました。 まず、歌がすばらしい!
またまた私の勘が
「あ!これ!売れるかも」
と、うずきました。その後メーカー移籍第一弾「霧の川」は、これまでの楽曲と違い激しい女の情念を歌ったドラマティックな演歌。
キャンペーンやテレビ番組にて鬼気迫る迫力で歌うみどりさんは以前とは別人のよう。
お話していてもとっても楽しくて、時折見せる艶や哀愁がこれまた魅力的。これまで以上に色々な場所でお会いするようになりました。
「霧の川」は演歌チャート1位を獲得、次にリリースした「佐渡の夕笛」では、NHK紅白歌合戦初出場を果たすほどの大ヒットとなりました!
キャンペーンやコンサート会場では、緑の半被姿のファンの方がもうたくさんいらっしゃって!すんごい人気なのですよ!!
前作「鳰の湖」では、ミステリアス演歌3部作として独自のジャンルを確立しました。そんなみどりさんの最新曲は!
「紙の鶴」
会えない人に届くよう丁寧に心を込めて折鶴を折る女性の、切なくもどこか温かい心情を表現した楽曲。(HPより)
これまでの路線とは打って変わってみどりさんならではの、自然体でほんわかとした 温かみのある優しい歌なのです。
歌唱の中、折鶴を手にするポーズがあるのです。それがまた!
歌とお姿が本当にしっくりとしていて、ついついみどりさんの歌の世界に引き込まれていくようです。
聴いて良し、歌ってまた良しな一枚です!
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