新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~福田こうへい『一番マグロの謳(うた)』 ※本人コメント動画

2022.3.15

福田こうへいさんの新譜『一番マグロの謳(うた)』について、ご本人にお話を伺いました。

チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!

現役のマグロ漁師が作詞を手がけたという『一番マグロの謳』の制作秘話を、福田さんにたっぷりと語ってもらいました。

ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――新曲『一番マグロの謳』のPRをお願いします。

『一番マグロの謳』は作り話ではなく、実際に大間のマグロ漁師さんと話して作りました。海に出て餌を投げ込んで、マグロが釣れるのを待っている時に思い浮かんだのを詩にしたということで、それが作品になりました。

レコーディングをしたときに、荒々しさが1カ所だけずば抜けて、ここぞという部分が欲しいという話をレコーディングの最中にしました。最後の声を高く上げるところを、荒波のような形に表現したところが、自分でも歌っていて難しいですね。カラオケや車の中で歌の練習をする方にも、挑戦したいと思えるような一節がありますので、その高いところをぜひ挑戦してみていただきたいと思います。

――どのような経緯で、現役のマグロ漁師が作詞をすることになったのでしょうか?

これは一期一会でしたが、コンサート会場に本来お越しいただくお二方が来られなくなってしまったということで、そのお二方に代わり、あるご婦人が、漁師さん2人にチケットをプレゼントしました。その漁師さん2人が、私が長年大ファンだった方でした。まさかコンサートに来ていただけるとは思わず、当時は握手をしながらラウンドというものができたので、その時にお会いしまして、連絡を取り合う仲になりました。だんだんと仲良くしていただいて、「一番マグロの謳というのがあるんだよ」というお話につながりました。

もし、そのご婦人がお越しいただいていたら、私はこのようなご縁に遭遇しなかったこともありまして、ドラマのような話ですが、いつかそのご婦人に会いたいねと言って大間に伺いましたら、残念なことに、ご婦人が病気で亡くなってしまったと聞きました。漁に携わっている方やこの歌を聴かせたかったという方がたくさんいるので、私にチャンスをくれた1曲なのかなぁと思っております。

――レコーディング時の裏話を教えてください。

レコーディングの時は、歌手も作詞の先生もどのようなメロディーになるか、当日になってみないと分からないものです。そこで初めてスケールが何倍にも大きくなって、歌に対してすごく気持ちが入ります。裏話といえば、やはり、唄い尻の高く上げるところです。レコーディングの時に、作曲の先生と編曲の先生にお願いして、「ここをちょっと上げたい」と私から要望を言って、メロディーを変えさせてもらいました。そこで荒々しい波を表現させてもらったというのがこの作品の裏話です。

――ミュージックビデオの見どころを教えてください。

見どころは、大自然で歌わせてもらいましたので、どんなに頑張って髪にスプレーをかけてセットしても、髪が反対側になびいてしまったというところです。この荒々しさがかえって良かったのかなと思っております。

――カラオケのポイントを教えてください。

私の場合は、拳をとにかく入れて歌っていますが、入れなくてもいいようなところはメロディーをしっかりと外さないように、声を真っ直ぐ出していただきたいです。そして、荒々しいなというところは、男らしさや厳しさを意識して、拳をちょっと多めに入れて表現していただくと、歌が大きくなるかと思います。

――マグロ釣りを実際に体験したことはありますか?

実際に大間に行って、経験させてもらいました。やはり、なかなか大きいマグロに出会うチャンスというのは本当にないわけです。漁師さんに「ここでやってみようか」と言われた時には、正直、お仕事を邪魔しているのかなと感じたことが多々ありました。専門の方でもなかなかマグロが釣れるチャンスというのは、これだけ出会えないのだと実際に体験しました。
歌手としての自分と重ねてみると、こういったチャンスをもらった場合には、1カ所というのがどれだけありがたいことなのかと、すごく共感できますね。

――趣味は釣りだそうですね。

基本は、餌を投げましたら、誘うというよりも、鈴をつけて、餌に魚が食らいつくまでのんびり待つ方が好きです。その時間も家族や友人とお話をして楽しみながらの釣りが大好きですね。

――マグロ漁師への憧れはありますか?

私はどちらかというと凝ってしまう方なので、いざ手をつけてやってしまうと、とことんやってみたいと思います。このマグロの漁だけは、やりたくてやっているという心境ではなく、やらなければならないという心境が町の方々にあると思います。

いろんな漁師さんがいると思いますが、その漁師さんの息子さんが今後、率先して手伝いたい、あるいは、後を継ぎたいと言われた時には、親からするとすごく心配な反面、嬉しい気持ちにもなるのだと思います。この生半可じゃない世界というのは、歌手でもマグロ漁師さんでも重なるところがたくさんありますので、そういった生き様を漁師さんから見受けました。私は歌手でいてよかったなぁという気持ちですかね。

――現在の目標を教えてください。

ここ何年かこのような状況が続きましたので、いかに数年前の普通に生活して、普通にコンサートをやっていたのが、どれだけありがたく大事で、大切な時間だというのを知らしめられました。目標というよりも1カ所がどれだけ大事かというのを、これから大切にしていきたいと思います。そして、1曲をとにかく1人でも多くの皆さんに共感していただける歌を歌っていきたいというのが今の目標です。

放送情報

放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河

放送日時などの詳細は⇒https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=21370

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デビュー10周年を迎え、福田こうへいが語る決意とこれから――。 「人との出会いを大切に、心に訴える歌、楽しんでいただけるステージを届けたい!」

福田こうへい『ふるさと山河/一番マグロの謳』

発売中

【CD】

品番:KICM-31045
定価:¥1,400 (税抜価格 ¥1,273)

【CD+DVD】

品番:KIZM-713~4
定価:¥1,700 (税抜価格 ¥1,545)

【収録曲】

1.ふるさと山河
作詞:万城 たかし 作曲:岡 千秋 編曲:伊戸 のりお
2.一番マグロの謳
作詞:第一八千代 熊谷 義宣 作曲:四方 章人 編曲:南郷 達也
3.ふるさと山河(オリジナルカラオケ)
4.ふるさと山河(一般用半音下げカラオケ)
5.一番マグロの謳(オリジナルカラオケ)
6.一番マグロの謳(一般用半音下げカラオケ)

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