新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~大滝ひかる『あの日の花吹雪』 ※本人コメント動画

2022.10.13

大滝ひかるさんの新譜『あの日の花吹雪』について、ご本人にお話を伺いました。

チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!

大滝さんには相方のヤマトさんとともに、ソロデビュー曲『あの日の花吹雪』の制作秘話や、ヤマトさんとのエピソード、そして愛猫のモコちゃんと姫ちゃんについて、約25分のロングインタビューでたっぷりと語ってもらいました。

ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――新曲『あの日の花吹雪』のPRをお願いします。

ヒカル「この歌では、母と子の物語を歌っています。主人公を産んでくれたお母さんはすぐに、残念ながら亡くなってしまい、その後に来てくれた2番目のお母さんとの話を歌っています。そのお母さんは我が子のように可愛がって大切に育ててくれましたが、事情があって、そのお母さんとも別れ別れになってしまいます。主人公はどうしてもそのお母さんに一目会いたくて、手を尽くして探し、3番の歌詞ではようやくそのお母さんと再会して、『♪母さんと呼びたい人はあなただけ』と感謝の気持ちを伝える、ドラマチックなせりふ入りの演歌となっております。

この作品を初めて頂いたとき、正直びっくりして、涙が溢れて止まりませんでした。実は自分自身も小学1年生のときに、事情があって母と別れ別れになり、そのときから父子家庭になりました。母がいなくなってしまったので、父の祖父母と一緒に住むようになりました。この歌の中に、育ててくれたお母さんが登場しますが、私の場合、おばあちゃんが我が子のように、一生懸命育てて可愛がってくれました。私が21歳のときに、おばあちゃんは旅立ってしまったのですが、そういった面でもこの作品とすごくリンクする部分があります。

かず翼先生も、私にこのような生い立ちがあるからこの曲を書いたというわけではなくできた作品です。母のことも、育ててくれた祖母のことも思いながら、全国いろんなところにお母さん代わりになって、子供時代から一生懸命いろんな形で支えてくれて、可愛がってくれたお母さんのような存在の方がいっぱいいるというのが、自分の人生にはあります。

『あの日の花吹雪』を歌わせていただくときは毎回、お母さんのような存在の方々が頭の中に巡りますし、思い入れも強いです。でも、自分が入り込みすぎてしまうと泣きそうになってしまうので、歌うときはあえて少し客観的に、自分の中で十分に理解した上で、『こういった物語です』という気持ちで歌わせていただくようにしております。

『あの日の花吹雪』は数年前から事務所に眠っていた作品だったそうです。『ヒカルをソロデビューさせよう』となったときに、せりふ入りの演歌がいいのではないかという話になったそうです。そのときにスタッフの方が『事務所に母のことを歌ったせりふ入りの歌があったよ』ということで、探して見つけていただきました。それで、『この歌どう?』と頂いた歌です。

スタッフは私のことをもちろん知っているので、『もしヒカルくんの中でこの歌に抵抗があって、歌いたくないという思いがあったら、他の歌に変えるからね』と言っていただきました。スタッフさんの思いとは裏腹に『ぜひ歌わせていただきたいです、これでいかせてください』とお願いしました」

――レコーディング時の裏話を教えてください。

ヤマト「われながら上手く歌えたなと思いますね」

ヒカル「いや、歌ってないよ!(笑)」

ヤマト「ちょっと出だしが失敗したかなぁというのはあるんですけども……」

ヒカル「ちょっと待ってください(笑)」

ヤマト「皆さまにご提供するので、やっぱり、ねぇ?(笑)」

ヒカル「(ヤマトは)一つも歌ってないんです、今回の作品に関しては(笑)」

ヤマト「私は何も関与しておりません(笑)」

ヒカル「はやぶさとしての作品をレコーディングさせていただくときは、必ず二人でスタジオに入って、順番にやっていました。大滝ひかるとしてのレコーディングのときは、まるっきり一人で臨みました。作詞のかず翼先生、作曲の宮下健治先生にも来てくださいました。カップリング曲も同じ日にレコーディングさせていただいて、作曲のテミヤンさんにも、レコーディングに立ち会っていただきました。やはり、心細い気持ちももちろんありましたし、本当にこれは夢じゃなくて現実なんだな、という思いで、夢中でした。

実はレコーディングの前に、宮下先生のお宅に何度かレッスンにお邪魔させていただきました。レコーディングの2日前もレッスンを受けていたので、そのレッスンを思い出しながらレコーディングさせていただきました。まずはカップリングからとりまして、それは4回歌って終わったんですよね。意外と早く終わりました」

ヤマト「これはもうダメだって意味で?(笑)」

ヒカル「違いますよ、その逆ですよ!(笑)」

ヤマト「4回はすごいね」

ヒカル「4回で『もうOKじゃないか』と言っていただきました。その後に『あの日の花吹雪』のレコーディングでしたが、せりふが入っておりまして、せりふは1回目のテイクから『いいんじゃないか』と、ディレクターさんにも言っていただきました。

やはり歌の方では緊張から力が入ってしまって、なかなか思うように調子が出てこなかったです。日本クラウンさんに移籍後初のレコーディングということもあって、知らず知らずのうちにプレッシャーや、自分の中で恐れていた部分がありましたが、ディレクターさんや先生方の言葉ですごくリラックスさせていただきました。『大丈夫だから、もっともっと力を抜いて歌っていけばいい』と言っていただき、回数を重ねるごとにレッスンの感じが出せるようになってきて、宮下先生も『ここで妥協してしまわないで、残るものだからとことん頑張ってやろう』と励ましていただきました。

多少、部分部分でとったりもしましたが、最終的には自分が今一番出せる力を100%出し切り、悔いなく歌わせていただきました。出来上がった音源をすぐにヤマちゃんに送りましたね」

ヤマト「はい、スマホですぐ聴きましたね」

――ヒカルさんの良き理解者・相方であり、大滝ひかるさんの大ファンであるヤマトさんは、『あの日の花吹雪』を聴いてどのように感じましたか?

ヤマト「歌の中でも母もののジャンルをずっと愛してきた相方(ヒカル)ですから、いろいろ感慨深いもの、気持ちから湧き出るものを感じました。ずっとこれから先、ヒカルが大事に歌わせていただける作品をいただいたと思い、感謝の気持ちでいっぱいです」

ヒカル「ヤマトは年下ですが、トークの面や経緯の説明をしたりが、自分よりも上手で分かりやすくて流暢です。一人でステージに立たせていただくようになって、全部自分で話さないといけないときに、ヤマトには今まで10年間、支えていただいていたことや、自分の足りない部分を補ってもらっていたんだとすごく感じますね。ヤマトは大滝ひかるとしてのキャンペーンなどの場所には全部来てくれて、一緒に盛り上げてくれたり、花を添えてくれているので、まるっきり一人ということは今もないですね。ヤマト本人もすごくノリノリで来てくれています。ねっ!」

ヤマト「ノリノリの渋々ですね(一同笑)。こんな感情は初めてですよ、毎日(笑)」

ヒカル「こうは言っていますけど、実は自分が先にソロデビューさせていただくにあたって、ヤマトがプレゼントを送ってくれたんですよ。大滝ひかるとして初めてキャンペーンを行った日に、大きな横断幕をプレゼントしてくれました」

ヤマト「これから一人で活動していくことが必然的に多くなっていく中で、晴れの門出ですから何かできないかなと考えて、たまたまふっと思いついたのが横断幕でした。自分で作って、自分で発注しておいてなんですが、自分が想像していた倍ぐらいでかくて、持ち運びが大変だなと申し訳なく思いました。サプライズでポンっとあげたんですよ。すると、ヒカルは手に取った瞬間に『ビニールプール?』と言っていました(笑)」

ヒカル「素材や大きさを見て、自宅用の、子供用のプールかと思いました。プールが好きだからプールをくれたのかなと思ったのですが、開けて本当にびっくりしました。その場では『ありがとう』と言いましたが、家に帰ってから広げたときに、ちょっと泣きました。本当に嬉しかったです。飾らせてくれる会場ではその横断幕を飾っていただいて、ずっと大事にしようと思っています。

テレビ収録とかの前後に、必ずヤマトに連絡を取ってますね。『今日はここで歌ってくるから』『今日はこんな感じだったよ』と送ったり、頼まれてもいないのにオンエアされた動画を送りつけたりして、いつも『どう?』とヤマトに感想を聞いています」

ヤマト「僕からは『良かったよ』としか言えないんですけども(笑)」

――ヒカルさんがソロデビューされ、ヤマトさんに焦りはありませんでしたか?

ヤマト「同時にソロデビューのお話は頂いていたので、最初はヒカルちゃんがソロでCDを出して、おいおいは僕もソロでCDを発売して、そして、はやぶさ二人のCDも出して……と、これからの流れをすごく温かく説明していただいたので、焦りや、『なんでヒカルちゃんが最初なの?』というのはなかった、ということにしています(一同笑)。やっぱり楽しみでしたね。グループじゃないと分からない感情かもしれないですけど、わくわくして、これからどうなっていくんだろうと、相方に自信があるからそういう感情が湧くんでしょうね。どこに出しても『さぁ行って来い!』という感じなので、今でも楽しませていただいています」

――ミュージックビデオについて教えてください。

ヒカル「都内の日本家屋で撮影させていただきました。ジャケット写真は神奈川県の寒川神社さんで撮っていただきました。ミュージックビデオは、情緒あふれる日本家屋で撮影しましたが、8月のめちゃくちゃ暑い日だったんですね。36度はあったとてもいい天気の日で、冷房がありませんでした。私は特に汗っかきで、顔に汗をかいてしまうので、これはきっと撮影にならない、大変なご迷惑をかけるかも……と、ひやっとしていましたが、『ここは汗を止めるしかないんだよ、ヒカル!』と自分に言い聞かせ、気合を入れて汗を止めて、大丈夫だったんです。本当に奇跡のような撮影でした。

幼い頃から演歌が好きで、特に着物を着て、いつか歌ってみたいという夢がありました。いろんな大先輩方のミュージックビデオを見ながら歌ってきて、その夢の舞台に立たせていただいているような雰囲気でした。数年前から日本舞踊を習っていて、そういう所作がいつか役に立つと思うから、と先生にご指導いただいていました。今回のミュージックビデオの中でそれが生かされていますね。思う存分やらせていただいたという感じで、暑さを忘れるぐらい楽しくて、夢が叶った瞬間でした」

――ヒカルさんは着物をたくさんお持ちだそうですね。

ヒカル「数十枚ですかね。ヒカルくんはいいところのおぼっちゃまで大金持ちなんじゃないかと、たまに聞かれることがあります。実は、10代から新舞踊の稽古をしていまして、踊りの先生やそのつながりの各家元の方が着なくなった着物をプレゼントしてくださったものなんです。

自分自身、この小さい体がコンプレックスで嫌だったのですが、踊りの先生は女性の方が多く、男踊りを踊るときは男仕立てにしている着物なんですが、どの先生の着物もぴったりで、帯のところで長さを調整できるので、全部着ることができました。ですので、あれだけいろいろな着物を着ることができているんです。とてもラッキーだと思って、感謝の気持ちでいっぱいです」

……と、ここで、大滝ひかるの身にハプニングが!話しすぎて顔が痺れ、酸欠状態になってしまったのだ。一旦小休憩を挟み、ヒカルは「戻りました!」と笑顔で復活。ヤマトは突然のハプニングに「ここの場面、全部流しますからね(笑)」と笑いを誘った。

――愛猫との生活はいかがですか?

ヒカル「モコちゃんは3年前に実家にやってきました。猫ってこんなにいとおしいものなんだなと、家族みんなで感じました。すごくおとなしくて、手のかからない猫ちゃんです。いたずらもしないですし、威嚇もしません。もう1匹飼っても大丈夫じゃないか、モコちゃん1匹だと寂しいんじゃないかという話になり、同じ種類の子で姫ちゃんを飼い始めました。この子がびっくりするぐらいおてんばで、暴れん坊です(笑)。モコちゃんと正反対です。来て3日ぐらいでモコちゃんよりも堂々と生活し始めるような子で、モコが圧倒されて、ちっちゃくなっていて、こんなに違うんだと思いました。姫ちゃんが来てくれたおかげで、モコもすごく楽しそうですし、家全体が明るくなりました。猫を飼い始めたことによって、猫が好きな方と猫トークができたりしています。ヤマトの実家にも猫ちゃんがいます。猫を飼い始めてから生活が変わりましたね」

ヤマト「モコちゃんと姫ちゃんは多分、ヒカルちゃんのことをペットだと思っているからね。3匹で暮らしていると思われてるよ(笑)」

ヒカル「絶対それはないから(笑)猫じゃないから、どう見ても」

ヤマト「ないかな?人間なんだけど、あの2匹は、ヒカルちゃんは『飼われてる』って印象だと思う(笑)」

ヒカル「相変わらず失礼なことを言ってくるんですけども(笑)、下手したらそうかもしれないです。遊んであげているけど、自分がもしかしたら遊ばれているのかもしれないですね」

――現在の夢を教えてください。

ヒカル「私からソロデビューをさせていただきましたが、ゆくゆくはヤマトもソロデビューを叶えて、はやぶさとしてありながら、それぞれの活動もたくさんできるようになって、2人集まったらまたはやぶさで、ということで2人の特技を存分にこれからやっていきたいです。

2人だからできることと、それぞれソロでできることというのが、11年目にして感じさせていただいています。今日はヤマトのコンサートの日、次はヒカルのコンサートの日、今度ははやぶさのコンサートということが、全国各地でできたらいいなと思っています。

それぞれ応援してくださる方がもっともっと増えていくように、はやぶさとして2人でもっと大きな、今までやったことがないようなところでリサイタルをやりたいというのが、大きな目標で夢です。コンサートツアーバスで、ヒカル号とヤマト号ができて、楽屋にそれが止まって……というのも今の夢ですね。

もう一つの夢は、いつまでもはやぶさを続けていくこと、30年、40年、50年と、おじいちゃんになっても仲良く歌っていられるのが、一番大事にしたい部分ですね。そうでありたいですね!」

ヤマト「大変な状況の中で、新しい扉を開けていただきました。できる範囲が広がって、もっと得意なことに特化していけるのかなと、自分たちで思いつかなかったようなこともできそうだな、とわくわくしています。歌い手なので、夢は年末の紅白歌合戦というのはもちろん前提としてあります。やはりコンサートツアーがやりたいですね。ヒカルちゃんは北から、私は南から攻めていきますので、静岡で合流します(笑)」

ヒカル「静岡なんですね(笑)。ソロ活動をやらせていただくようになったら、ヤマトとは良き仲間でもありながら、いい意味でお互いに競い合いたいですね」

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

ヒカル「小さな体でダイナミックな歌声、“ダイナミックボイス”の大滝ひかるです。9月7日に『あの日の花吹雪』という歌でソロデビューをさせていただきました。今、自分がここにこうしていられるのも、ソロデビューを迎えられたのも、はやぶさとしてメンバーに選んでいただけたからこそですし、10年間、いろんなファンやスタッフさん、関係者の皆さんに支えていただいたからこそだと、心から感謝しております。こうした新たなチャンスを頂けたからにはそれだけのご恩返しや結果を出していきたい、もっともっとたくさんの皆さんに自分たちの歌を聴いて覚えていただきたいと思っています。これからの11年目、存分に二人で力を合わせて頑張っていきたいと思いますので、これからも大滝ひかる、はやぶさ、そしてヤマトと、皆さんに応援して可愛がっていただけたらと思います」

放送情報

放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河

放送日時などの詳細は⇒https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=21761

大滝ひかる『あの日の花吹雪』Music Video

大滝ひかる『あの日の花吹雪』

発売中

品番:CRCN-8507
価格:¥1,350

【収録曲】

1.あの日の花吹雪(作詞:かず 翼/作曲:宮下健治/編曲:石倉重信)
2.守られし里 ~縄文さむかわ~(作詞:島村 繁/作曲:テミヤン./編曲:友常正己)
3.あの日の花吹雪(オリジナル・カラオケ)
4.守られし里 ~縄文さむかわ~(オリジナル・カラオケ)

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