新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~木村徹二『二代目』 ※本人コメント動画

2022.11.15

木村徹二さんの新譜『二代目』について、ご本人にお話を伺いました。

チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!

演歌歌手としてソロデビューを果たす木村さんの魅力を深掘り!デビュー曲『二代目』の制作秘話や、木村さんのハマっていることについてたっぷりと語ってもらいました。木村さんが披露した父・鳥羽一郎のモノマネも必見!

ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――まずは自己紹介をお願いします。

“ガツンと響く!アイアンボイス!!”ということで、木村徹二と申します。よろしくお願いします!

父が鳥羽一郎と申しまして、有名な演歌歌手です。私は次男で、兄の木村竜蔵がデビュー曲『二代目』の作詞・作曲をしています。兄は他の方に演歌をたくさん作曲していまして、今作で初めて演歌の作詞を手掛けました。

今までは兄の竜蔵と2人で「竜徹日記」というアコースティックデュオを組んでいました。7年目を迎えて、私が演歌でデビューさせていただくことになりました。継承という形で、父のような男強い演歌を歌っていこうと作っていただいたのが『二代目』という楽曲になっております。

――新曲『二代目』のPRをお願いします。

『二代目』というタイトルの通り、先代や父親、師匠などの上にいる方を超えてやるぞ!という強いメッセージのこもった歌です。こういう境遇の方はあまりいらっしゃらないかと思いますが、僕たちがそのような境遇で育ちまして、いろいろな苦悩だったり、もちろんいいこともたくさんありますけども、そういったものを経験してきた上で、僕らにしか作れないような楽曲になっております。

父が鳥羽一郎というのは、とても高い壁ではあるのですが、同じジャンルの仕事をするという上で、この世界には父親や師匠となる人を継ぐという方がたくさんいらっしゃるかと思いますが、そういう仕事を選んだ以上、その父親や先代を超えないつもりで挑戦する人というのはいないと思います。皆さんどこかしら、先代や師匠、親父を超えてやろうという思いで挑戦していくんじゃないかと思うので、「気持ちだけは負けないぞ、超えてやるぞ!」という思いで歌っています。

――聴いてほしいポイントを教えてください。

アレンジャーさんと打ち合わせの時に「どういった曲にしましょうか?」という話になり、「やはりインパクトがほしい」という話をしました。インパクトのある演歌って何かと考えたときに出てきたのが、父親の楽曲でした。「こんな感じがいい」と父親の曲を参考に、案を出しました。聴いていただけると分かるように、イントロが父親の曲に似たような感じです。僕が歌い手として父親にはない部分を挙げるとすると、ポップスをやっていた分、声の幅や柔らかさが父親よりあるのかなと思うので、柔軟性や音の広がりを聴いていただきたいと思います。

――父・鳥羽一郎からアドバイスはありましたか?

歌に関しては、兄とやっている「竜徹日記」の頃からアドバイスはまったくなくて、音楽の仕事に関して何かを言われたことは一切ないですね。演歌をやるという上でも注文やアドバイスもまったくないですし、唯一言われたのが「こういう世界だし、7年やっているから分かると思うけど、とてつもなく厳しい場所だからな」というのは改めて言っていましたね。「覚悟しとけよ」じゃないですけども、「なめるんじゃないぞ」というような厳しい言葉はありましたね。

――父・鳥羽一郎から受け継いだものは何でしょうか?

歌なので直接的に何かをもらうということはないのですが、小さい頃から父親の曲をずっと聴いていましたし、寝るときや学校に行くとき、家に帰るとき、四六時中聴いて育ちました。自然と父親の歌い回しや声の出し方、映像を見て父の立ち振る舞いや歌い方、MCのやり方を学びました。それは父が築いた技だと思うので、僕がしっかり継承していくべきものかなと思いますね。

――レコーディング時の裏話を教えてください。

レコーディングはかなり急ピッチに話が進みました。自分がソロデビューすることを前もって聞いていませんでした。兄が事務所やレコード会社の方と話をして「弟の徹二を演歌で出してみるのはどうでしょうか」と話をして、話が結構進んでもうソロデビューしようかと会議をするようなタイミングで僕に話が来たので、そこからあっという間でした。

レコーディングをするまでに時間があまりなかったのですが、曲自体が非常に良い曲ですので、すっと入ってきたというのもあります。あとは、今回はデビュー曲ということで、あまりきれいに歌ってしまったり、形として整ってしまっているものというのは、デビュー曲にしては物足りないかなと思っていて、兄やディレクターさんも同じような意見でした。歌をとったところで、若干声ががらっとしていたり、ピッチが合わないところが出てきましたが、あえてその部分はそのままに、デビューしたての若々しさや荒々しさを残しました。

細かいところを言うと、最初の「♪男一代」の「お」のところを伸ばすのですが、その部分は力強く、最初の音ですから力を抜いて歌ってしまうとインパクトに欠けますし、男強い演歌をやっていこうというコンセプトのもとに作ったものなので、男らしく男強く一音目は出そうというのはありました。

――木村徹二は演歌、竜徹日記はJ POPですが、どちらが本当の木村徹二でしょうか?

どっちが本物というのはないかなと思っていて、ポップスを6年間やってきたので、歌っていて偽っていないですし、ただ聴いてきたのはポップスよりも演歌の方が長いので、演歌を歌えば演歌がしっくりくるな、というのはあります。僕の場合は大谷(翔平)選手ではないですが、二刀流でどっちが本職というのはないのかなと思いますね。それと似たような感じで、どちらも同じような割合で重要視していますね。

演歌を歌っているときもポップスを歌っているときも同じように歌っているつもりですが、やはり演歌は歌の中にこぶしというのがあり、こぶしを回すことで音程を調整することができます。例えば、ポップスをやっていると複雑な節回しがないので、一音一音、音を当てにいかないといかないんですね。演歌の場合だと、節を回して上から下に降りたり、下から上に上げたりとうまく調整できるので、歌い方の違いは自然とやっているのかなと思います。

――ミュージックビデオについて教えてください。

師匠や先代がいてそれを継ぐという内容に見合ったミュージックビデオを作りたいと思い、いろんな業界の二代目の方に出演していただいています。三味線や舞踊の方、そして和裁士という和服を縫うお仕事に就く二代目の方をそれぞれ撮影させていただいて、それを組み込んだボリュームのあるミュージックビデオになりました。

今作の監督はポップスをやっていたときにミュージックビデオの監督をしていただいた方にお願いしました。普段はバンドなどを撮っている監督なので、初めて演歌のミュージックビデオを手掛けていただきました。少し異質な感じの面白いミュージックビデオになっているかなと思います。

――カラオケのポイントを教えてください。

演歌の世界だといろんな難しいこぶしの回し方があると思います。特に、小さい頃から民謡を歌ってこられた方の演歌は非常に難しいです。『二代目』は演歌の中ではそこまで難しい節回しもないですし、あとは力強さを売りにしている歌なので、とにかく気持ちよく声を張り上げて歌っていただきたいです。難しいことを考えずに、どうやって歌おうか、音が合うかどうとか、節回しはどうしようかとか、一切考えずに気持ちよく声を出して歌っていただくのが一番良いなと思います。

――キャッチコピー「ガツンと響く!アイアンボイス!!」の由来を教えてください。

キャッチコピーは「〇〇ボイス!」というところから考えました。クラウンミュージックに所属されている方は「〇〇ボイス」というキャッチコピーが付いていたので、僕にもつけようということになりましたが、どうしても限界があるという話になり、普段活動している「竜徹日記」のお客さまにキャッチコピーの募集をしました。その中で出てきたのが「アイアンボイス」でした。

アイアンは鉄のことで、熱すると柔らかくもなりますし、冷やせば硬くなるので、僕がいろんなジャンルの歌をやっているという“柔軟性”が鉄の性質に合っていると思いました。僕自身が徹二という名前なので「てつ」とかけて「アイアンボイス」になりました。深い意味はないですが、気持ちよく声を男強く響かせていこうということで「ガツンと響く!アイアンボイス!!」になりました。

――最近ハマっていることを教えてください。

かなり出遅れていますが、韓国ドラマを見始めまして、韓国ドラマを見たら思った以上に面白く、かなりの割合でスンドゥブチゲとチャミスルが出てきます。スンドゥブを食べながらチャミスルで乾杯するというシーンがものすごく出てくるので、見終わってすぐに新大久保に行って、スンドゥブチゲの素とチャミスル、チャミスル用のグラスを買って家で飲むことが一時期ハマっていましたね。

――現在の夢を教えてください。

デビューしたばかりでキャンペーンもそうですし、父親とコンサートに出演させていただいたりと、仕事をたくさんしております。ゆくゆくは逆の立場になって、僕のステージやコンサートに父親がゲストで出てくれるような、それぐらい規模の大きいステージで歌えるようになれたらいいなと思っております。

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

昔ながらの男らしい、力強い武骨な男の演歌を歌っていますので、『二代目』は最近聴かないような、父親が歌っていたような男らしい曲になっております。僕自身も男強く力強くやっていこうと思っております。たくさん皆さんに聴いていただけるように頑張ってまいりますので、応援のほどよろしくお願いいたします!

放送情報

放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河

放送日時などの詳細は⇒https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=22192

木村徹二『二代目』

2022年11月16日(水)発売

品番:CRCN-8522
価格:¥1,400

【収録曲】

1.二代目(作詞:木村竜蔵/作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
2.つむじ風(作詞:麻 こよみ/作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
3.二代目(オリジナル・カラオケ)
4.つむじ風(オリジナル・カラオケ)

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