新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~木村徹二『みだれ咲き』 ※本人コメント動画

2024.3.14

木村徹二さんの新譜『みだれ咲き』について、ご本人にお話を伺いました。

チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!

木村さんに新曲『みだれ咲き』の制作秘話から、父・鳥羽一郎からもらった歌唱のアドバイス、「ファンによく言われること」に対する本音(!?)など、たっぷりと語ってもらいました。

ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――新曲『みだれ咲き』のPRをお願いします。

兄(木村竜蔵)が新曲『みだれ咲き』の作詞と作曲をしてくれました。人や花もそうですが、亡くなられた時の散り際に、どういう人だったのかが分かるという考えをもとに、生きている間はどうやって生きたらいいのかということを歌った一曲です。「派手に咲いてかっこよく散ろう」というのは、人も一緒だと思います。生きている間は派手に生きて、派手にいろんなことをやって、終わり際には皆さんからいろんな評価を受けるというような内容を歌った曲になっています。

曲自体は男っぽく勢いのある曲なので、皆さんに歌われた時に非常に映える一曲です。カラオケでも歌いやすいような曲になっていますので、今回も自信作の、良い2作目ができたと思っています。

――歌唱の注目ポイントを教えてください。

やはり最初の部分です。冒頭の静かなところから歌が入ってきて、イントロの歌のところは音数も少ない状態なので、その部分の歌だけが浮き上がるところはポイントだと思います。その後に三味線が入ってきて、勢いが乗ってくるのでその部分です。

――カラオケのポイントを教えてください。

歌の聞いてほしいところで、歌い出しの柔らかく入るところを挙げましたが、その部分と勢いに乗って歌に入った時の違いや、優しめに入ったところからサビのところも声を張り上げるような感じなので、その部分をうまく歌い上げていただきたいです。両方ともマイルドになってしまうと聞き応えもないですし、両方とも男っぽく力強くやってしまうと、これもメリハリがないので、メリハリに気をつけながら歌っていただければと思います。

――レコーディング時の裏話を教えてください。

兄が作詞・作曲してくれて、現場にも兄とディレクターさんぐらいしかいないので、歌自体ものびのびと歌いました。兄もそんなに演歌が歌える方ではないので、やり方を聞いても全然分からないそうなので、自分の好きなように歌っています。

今回、父(鳥羽一郎)がレコーディングに見学に来ました。見学と言っても口を出してきましたが(笑)、いろんな意見をもらいながらレコーディングをしました。普段そういう意見をもらってレコーディングをすることがないので、今回は1回目を録った時から「ペンを持て」と言われ、ダメなところをチェックしていきました。ここが弱い、ここの発音がどうだ、と言われては直しつつ、何回も何回も録り直したので、非常に仕上がりの良いものになったと思います。

――父・鳥羽一郎からどのようなアドバイスがありましたか?

「言葉をはっきりと歌う」というところが、父も歌っていて大きな課題みたいです。踊りと歌があるポップスのようなジャンルではなくて、演歌は歌だけで見せる世界なので、言葉が伝わらないというのは論外で、何を言っているのか分からないとなってしまうと、演歌としては成立しないというのがあると思います。はっきりと言葉を喋って、聞き取りやすいように歌うというのは、デビュー前から常々言っていました。

あと、ずっと言っていたのが、「サ行が弱い」ということでした。父親が元々すごく意識して歌うようにしているみたいで、僕も口や喉の形で似ているので「サ行が出にくいので、サ行をはっきり言うようにした方がいい」というのは強めに言っていました。

あとは、歌のメリハリです。歌は男唄でど演歌に近いので、ずっと張り上げて歌いたい気持ちがありますが、それをやってしまうと聞いている人が疲れてしまいます。「引くところは引く、押すところは押す、そのあたりのメリハリをしっかりつけて歌え」というのはアドバイスとしてもらいました。

――ミュージックビデオの見どころを教えてください。

スタジオや古民家をレンタルしてミュージックビデオを撮影することが多いと思いますが、今回は外で撮らせていただくことが多かったので、今までの演歌のミュージックビデオにはない形になっていると思います。アーティスティックな感じで、いろんな照明を使って、いろんな場所で撮らせていただきました。変わり映えがあって、見応えがあると思います。

――ライブDVD『木村徹二 ファーストライブ~ファーストアイアンぶちこむぜ!』のPRをお願いします。

2023年9月に行った、初めてのワンマンライブのDVDを出させていただきます。初めてだったので、自分自身もすごく新鮮な気持ちでコンサートをやらせていただきました。元々兄と活動していた期間も、ワンマンライブをやっていましたが、僕一人でワンマンライブというのは初めてだったので、初々しさみたいなものを感じるかと思います。

その時点では自分の曲が3曲ぐらいしかなかったので、ほとんど父の曲や山川豊さんの曲を借りたので、誰のショーなのか分からないようなコンサートでした。でも、僕が歌う親父の曲や叔父さんの曲で「ここの部分も似ているな」と感じていただくのも、面白いポイントの1つかなと思います。あとは、初々しさやフレッシュさみたいなものを感じ取っていただければうれしいです。

――ライブDVD『木村徹二 ファーストライブ~ファーストアイアンぶちこむぜ!』の見どころを教えてください。

DVDには特典映像が入っています。ライブシーンだけではなくて、特典映像もすごく面白い感じになっているので、それも見どころです。

――昨年、日本レコード大賞の新人賞を受賞しました。父・鳥羽一郎からどのような言葉をもらいましたか?

「あんまり自分で言うな、それを武器にするのは絶対に違うから」と言っていました。「賞を取れたのはもちろん素晴らしいことだしいいことだけど、『去年新人賞取りました、ありがとうございます』と、どのステージでも言うようなことはしなくていいんじゃないか」ということは言っていました。

もちろん名誉なことで、たくさんの人に応援いただいたおかげなので、その感謝も込めて、いろんなところで「ありがとうございました」という言葉を言わせてもらっていますが、「肩書きみたいにしてしまうと、それ以上伸びがないと思う。使いすぎない感じでやった方がいいんじゃないか」というアドバイスをもらいました。

――ファンからよく言われることはありますか?

「孫に似てる」とよく言われますね。1、2回でしたら「そんなこともあるのかな」と思いますが、デビューしてから10人、20人ぐらいには言われているので(笑)、孫要素というか、孫成分みたいなものがどこかにあるのかなというのはすごく思いますね。「息子に似てる」というのもたまにあるので、孫感や息子感が、表情なのか振る舞いなのか、どこかにあるのかなと自負しています(笑)。

――「孫に似てる」と言われるのはどうですか?

男性が結婚する相手は、母親に似ているところがあると言いますよね。あと僕の認識では、結婚する人たちは、同じ系統の人たちがくっつくようなイメージがあります。顔が似ている夫婦が多いのは、同じ遺伝子を持っている人に惹かれるところがあるからだと思います。「孫に似てる」とか「息子に似てる」と言われるのは、応援してくれるポイントの1つになっていると思うので、すごくいいことだと思います。

――最近ハマっていることを教えてください。

最近は忙しくて、そこまで趣味に時間を費やしている時間はないですが、家に帰ってできることも限られてくるので、強いて言えば、コーヒーが元々好きだったので、コーヒーミルでコーヒー豆をひいて粉にして、コーヒーを作っています。道具は全部揃えていて、コーヒーを作るのが、1つのリフレッシュになっていると思います。

コーヒーを飲むだけで落ち着くこともありますし、何よりもコーヒーは作っている時間がすごく大事で、その時間にいろんなことを考えて、「今日はああだったな」と反省も含めてやったりするので、一連の流れとしてコーヒーをひいて飲むのは、リフレッシュの時間としてハマっています。

――今後の目標を教えてください。

僕が今いる現代の演歌界は、演歌の歌い手さんももしかしたら少し数が減っている気もするので、父がずっと大切にしてきた演歌の業界を守っていくべく、全体を盛り上げていけたらいいなと思います。それは僕も兄もずっと言っていることなので、兄弟で演歌界、歌謡界全体を盛り上げられたらと思います。

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

2023年はたくさんの応援をいただきまして、非常に疾走感のあるいい年になったと思います。演歌の人たちには「難しいよ、2年目は」と言われますが、今回も、非常にいい武器となる『みだれ咲き』という曲を兄に書いていただきました。デビュー曲の『二代目』もそうですが、この曲も、僕としては力強い武器を持って、自信を持って歩める2年目だと思いますので、引き続き2024年もたくさん応援いただければうれしいです。よろしくお願いいたします。

放送情報

放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河

放送日時などの詳細は⇒
https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=23621

木村徹二『みだれ咲き』ミュージックビデオ

木村徹二『みだれ咲き』

木村徹二「みだれ咲き」

発売中

品番:CRCN-8639
価格:¥1,500(税込)

【収録曲】

1.みだれ咲き(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
2.最後の酒(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
3.みだれ咲き(オリジナル・カラオケ)
4.最後の酒(オリジナル・カラオケ)

木村徹二『木村徹二 ファーストライブ~ファーストアイアンぶちこむぜ!~』

発売中

品番:CRBN-134
価格:¥5,000(税込)

【収録内容】

1.二代目
2.つむじ風
3.兄弟船
4.北の鴎唄
5.龍神
6.函館本線
7.流氷子守歌
8.アメリカ橋
9.めぐりめぐる
10.花が笑う
11.夢芝居
12.柳ヶ瀬ブルース
13.よこはま・たそがれ
14.津軽平野
15.矢切の渡し
16.for you…
17.勝手にしやがれ
18.夢の花道
19.海の祈り
20.二代目
21.酒と泪と男と女
22.オフショット&スペシャルトーク(特典映像)

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