新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~東京力車『涙ひとしずく』 ※本人コメント動画

2024.10.15

東京力車さんの新譜『涙ひとしずく』について、ご本人にお話を伺いました。

チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!

今年デビュー5周年を迎えた東京力車に、純烈・酒井一圭作詞の新曲『涙ひとしずく』の制作秘話をはじめ、酒井にもらった熱いアドバイス、オフの日の過ごし方などをたっぷりと語ってもらいました。

ノーカットのインタビュー動画はこちら。
  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

――新曲『涙ひとしずく』のPRをお願いします。

石橋拓也「今回は純烈のリーダー、酒井一圭さんに詞を提供していただいて、作曲は日本作曲家協会の会長、徳久広司先生による、東京力車の等身大を歌った、熱く泥くさい一曲となっています。
酒井さんも今回の『涙ひとしずく』は、『東京力車のこともそうだけど、昔の純烈を思い出しながら書いているような、そんな気がした』ということも言っていたので、今は大スターの純烈さんですが、下積み時代に苦しい思いをして、お金もなくて嫌気が差すこともあったという思いもたくさん込められていますので、皆さんの背中を押せるような、心に響くような一曲となればと思います」

――純烈の酒井一圭さんに作詞を依頼したきっかけは何でしたか?

石橋「純烈さんのスーパー銭湯ライブがあり、1部と2部の間の休憩時間に時間を取っていただき、僕とマネージャーが直談判でお伺いして、『ぜひ酒井さんに書いていただきたい、酒井さんじゃないとダメなんです!』と直接お話しさせていただきました。
東京力車は今年、6月5日にメジャーデビュー5周年を迎えました。僕たちにとっても大きな節目の年でしたし、元々5人でメジャーデビューをして活動してきましたが、2年前に4人から3人になりました。酒井さんがその情報をどこかから聞きつけて、ある夜、『こういう発表をして嵐は過ぎ去った。あとはお前らが晴れるだけだ』とLINEを送ってくれました。『俺たちもうダメかもしれない』と、心が折れかけていた時だったので、そういう言葉をかけてくださった酒井さんは、恩師のような存在です。
東京力車が『もう一度やろう!』というきっかけを与えてくれた、大切な大好きな先輩です。そのような経緯で、今回どうしても酒井さんに書いていただきたいという思いで、オファーさせていただきました」

――酒井一圭さんからアドバイスはありましたか?

石橋「僕が過去に2度、喉の手術をしていて、僕が直談判に行った時も酒井さんは『お前は怪我しすぎや。ちゃんとせえ、リーダーやろ。もしお前が純烈にいたら即刻クビだ』と言っていました。『お前ら全力でやるのはいいんだけど、もうちょっと手を抜くところは抜いて、お客さんの力を借りて一緒に歩んでいく、そういう意識をもう少し持て』と言っていただきました。
僕たちは倒れるまでやり切るようなスタイルでやってきました。それは変わらずやっていきますが、今回の『涙ひとしずく』は、ダンスやアクロバットではなく、言葉一つひとつの意味や、一音一音をしっかりと意識してお客さんに届けていきたいと思っています。今作は東京力車が初めてのザ・歌謡曲を出させていただくので、前作とは違い、しっかりとこの楽曲を届けるという意識をしています」

――発売記念イベントに、酒井さんがサプライズ登場しましたね!

田井裕一「酒井さんが、僕らが日頃着ている俥夫着を着ていました。もう衣装がパッツンパッツンで。似合っていましたが、舞台袖から出てきた時の貫禄、あれも体型なのか僕らが勝手に生み出したイメージなのか分かりませんが、俥夫べきたるものはしっかりと日頃から鍛えて体型維持をして、僕らの代名詞であるアクロバットダンス、歌をしっかりやった上で形成されるものだと思いました。
控室では差し入れもいただき、『浅草ララバイ』を僕ら3人が思いを込めながら歌っているその舞台袖で、酒井さんが差し入れのエナジードリンクを僕らのカバンに詰め込んでいました。メイク道具も全部出ていましたね。ライブを終えた後に『なんかカバンが重いな』と思ってパっと見たら、ありえないほど大量のエナジードリンクが入っていました(笑)」

石橋「僕のファンデーションが散らばってましたからね(笑)」

田井「楽屋が荒らされたのかと思った(笑)」

石橋「しかも、酒井さんが俥夫着で登場した時に、最初からいきなり『夢みた果実』を歌いながらラウンドしていました。終わってから『どうも』とか言っている時にチャックが全開で(笑)。衣装のサイズが小さすぎて、動くとだんだん下がってくるんです。『頼むで、ほんま』とか言って、酒井さんが『じゃあ最後、力車お前ら歌ってこい』と言ってもらい、『わかりました、歌わせてもらいます』と歌う前に喋っていたら、『もうそういうのいらんから』と。浅草のまつり湯という会場でやっていましたが、『おばちゃん、ラーメン大盛り!』とか言っていて(笑)。僕らとしてはいい意味でめちゃくちゃだし、天才だと思いました」

――特に聴いてほしいポイントはありますか?

石橋「1番が僕のパートで『♪笑えるくらいに 銭がねえ』という、なかなかない歌詞があります。僕はこの歌詞にしびれて、こんなに共感できる歌詞があるのかと思いました。
酒井さんに直談判させてもらった時に、僕の生活やこれまでのことを全て話しました。東京力車に入った時はお金がなくて、家に帰ってきたら電気も水道も止まって、地元に帰りたかったという思いを話したら、酒井さんが『ちゃんと金払え。今も止まってんのか』と面白がってくれました。『♪笑えるくらいに 銭がねえ』は、僕が一番気持ちを込めて、一発でバチッと歌っているお気に入りのフレーズですね!」

田井「僕はサビ後半の『♪馬鹿な 馬鹿な 馬鹿な 無一文』『♪生き直すのさ 桜の木の下で』に気持ちが入ります。『無一文』というのは言葉の通りだと、お金も何もないという意味ですが、この歌詞はお金がないということではなく、崖のギリギリのところでもうやるしかないという状況とも捉えられると思います。
東京力車はこれまでがむしゃらに真っすぐと泥だらけになりながらも、一生懸命やってきました。今年5周年を迎えて、これまでの全ての活動がこの『♪無一文』に込められていると思います。酒井さんが『東京力車は変わらずにやっていってほしい』とおっしゃっていました。僕らはこの歌詞と曲を通して、思いを伝えていきたいと思っています」

白上一成「2人とも詞について話してくれていましたが、サビの『♪あんたのハートに 涙ひとしずく』の部分に振り付けが入っています。いろんなところでフリーライブをさせていただいても、おじいちゃんおばあちゃんから子どもたちまで、一緒に真似をしてくれています。ライブで歌う前に振り付けのレクチャーをしていますが、初めましての方々も一緒に楽しんでもらい、世代問わず1つになれるサビに注目してもらいたいと思っています」

――どのような振り付けですか?

田井「初めての方にもすごく簡単で、絶対にできます。サビ最後の『♪桜の木の下で』のところで、肘を折り曲げてドンっと腕を掲げます。タイミングは『♪桜の』で腕を掲げて、『♪木の下で』の部分で、手を下までヒラヒラとさせます。『涙ひとしずく』の象徴的な振り付けでもあるので、ぜひたくさんの方に覚えていただきたいと思います」

――レコーディング時の裏話を教えてください。

白上「僕らは『涙ひとしずく』をレコーディングの場で聞かされて、それで歌入れをするというが、初めてのことでした。演歌ではそういうのが当たり前かと思いますが、僕たちには初めての経験で、イントロを聴いた時に、『やばい、めちゃくちゃいいな』と、その気持ちのままレコーディングができました。今回僕たちにとっても良い経験をさせていただきました」

――ミュージックビデオ撮影時の裏話を教えてください。

田井「今回浴衣と俥夫着のパターンが変わりながら映っていて、俥夫着のパターンは、雨に打たれながらというのをイメージして撮影をさせてもらいました。日頃から人力車をひいていますから、雨の中でも人力車は慣れていますが、雨に打たれながら、絶対に目をつむってはいけないというのは意外とやったことがありませんでした。
僕はコンタクトレンズをしているのですが、水がどんどん目に入ってきました。時間も限られている中で、目が真っ赤になりながらその時の熱量で撮り切ることができ、それが逆に味になっているという部分もありました。ここまで濡れてミュージックビデオを撮るのは東京力車としては初めての試みでした。

石橋「水が溜まるばかりで、水をはかないと撮影が続かなかったです。廃墟ビルで撮影して、誰かが置いていった物がいっぱい落ちていました。作業員のヘルメットをかき集めて、それで水をすくいました。めちゃくちゃ頑張って水を運んでいたら、かずがケータリングのサンドイッチ食べてて(笑)。『何してんのお前!』って。そんなこともあって大変でしたね(笑)」

――石橋さんは喉の手術をして、今の調子はいかがですか?

石橋「今はだいぶ良い調子で歌わせてもらっています。最初に喉を壊してから手術をして復帰をして、そしてまた歌い続けて、2度目の手術をすることになりました。療養期間中、仲間の皆さんからすごく心配してもらって、復帰した際に『そこまで120%を毎ライブやらなくても、ちゃんと気持ちは伝わってるよ。自分の喉を大切にしてほしいし、何よりもその歌声が大好き』という声をたくさんいただきました。
これからはしっかりと皆さんに楽しんでもらえるステージ、そして自分たちがずっと長く歌っていけるようにバランスを取りながら、今はやらせていただいています。バッチリでございます!」

――白上さんが中心となった企画「ふれあいバスツアー in栗東」について教えてください。

白上「第1回目も栗東のいろんなところを回らせていただいて、2回目はバーベキューを一緒にし、ファンの方と焼肉をしながらご飯を食べて飲む形で回らせていただきました。僕は地元が滋賀・栗東市で、栗東市の広報大使、うますぎる栗東大使として活動させていただいています。
東京の浅草で仕事をしながらも、仲間の皆さんにも自分の地元に来ていただいて知ってもらって、楽しんでもらえる姿を見てすごく幸せな気持ちにもなりました。また第3回、第4回と続けて、栗東に遊びに来てもらって魅力を感じてもらえるようなバスツアーをやりたいと思っています」

――東京力車3人の人力車に乗るにはどうしたらいいですか?

田井「人力車の出勤スケジュールや予約の空きに関しては、僕らそれぞれが個人SNSで随時発信をしています。東京力車の公式SNSもありますので、そちらでぜひ情報を確認していただきたいです。予約に関しては、東京力車の会社のホームページもありますが、東京力車のユニットはユニット用の予約ページがあるので、そこから予約をしていただければと思います。
1週間前まで予約ができ、イベントが多い土日などは、予約開始のタイミングも変わってきます。気軽に東京力車のコンタクトの方にメールをいただければと思います。予約後は予約の確定の連絡が来たら、僕らの人力車に乗っていただけます。予約以外の時間には、雷門の近くで『人力車どうですか?』という活動もやっています。その場合乗れるかは運ですが、東京力車の人力車の方もお待ちしておりますので、皆さんよろしくお願いします!」

――東京力車は“身近な存在のスター”ということですね!

田井「(考えながら)そうだと思います」

石橋「そうです! 自信を持て(笑)!」

田井「僕らの魅力は音楽活動もやりながら、人力車をやっているところがストロングポイントです。たまたま浅草に来た方が、たまたま僕たちの人力車に乗って、たまたま僕らの活動も知って、SNSをフォローして『じゃあライブに行ってみようか』ということも実際にあるので、僕らは発信する場所がたくさんありますし、僕ら以外の東京力車の俥夫の方たちも、日頃から人力車の背面看板にユニットの新曲の看板を引っ提げながら、浅草中を走ってくれています。たくさんの人に知っていただける機会が多いので、僕らも音楽活動も通して、より一層頑張っていきたいと思っています」

――俥夫と歌手の二刀流ですが、体力作りはしていますか?

田井「メンバーの中では、かずが一番筋肉量が多いです。動く仕事をしているので『痩せやすい』と本人は言っています。筋トレやプロテイン、人力車をひいた後の体調管理、メンテナンスはかずが一番多くやっています。
僕は追い込むことが好きなので、人力車の勤務前に朝から5km走ってから勤務に臨んだり、ライブが夜遅くに終わって、帰ってからまた走って1日が終わったり。リリース週を終えて最後まで走り抜けたなと思ったら、次の日の朝には朝から5km走ったりしています。リーダーのばっしーは、特に何もせずに、よく食べてよく寝ています。わんぱく小僧で頑張っているんですよね(笑)!」

石橋「健康第一! ストレスは溜めない!」

――オフの日の過ごし方を教えてください。

石橋「東京力車のライブで温泉施設を回らせてもらえるようになってから、すごくサウナが好きになりました。僕が喉の手術した時期に、数少ない同期の俥夫が、『お前元気ないだろう。ちょっとサウナに付き合え』とサウナに連れてってもらってから、めちゃくちゃハマっています。オロナミンCとポカリスウェットのオロポというドリンクを飲んで整うのが、僕の最高なオフの過ごし方ですね。あとはいっぱい寝ることです!」

田井「僕は追い込むことがすごく好きで、今年に入ってから、地方に行ったらランニングができるときは走っています。ばっしーの地元の静岡では駿府城の周りを走りました。あとはラジオが好きなので、最近考えているのはまだ行ったことない他府県のところで、どこで走ったら気持ちいいだろうなというのを考えながら、人力車のお仕事をしているので周りの景色を見ながらガイドを自分がやったらこう言うだろうな、というのをラジオ風にして考えたりしています。
よくよく考えたら、浅草でもう6年ぐらいやっていることなので、やっていることは何も変わらないですね。西日本にツアーで初めて行くことが発表されているので、地方で走ってそこでの魅力も感じて、それを浅草に持って帰れるような、そんなオフの過ごし方にしています」

白上「オフの日は家にいることが多いので、普段はできない料理をしています。休みの日にできるだけ作り置きをして、低温調理器でサラダチキンを作っています。休日は、食べてしっかりと寝て過ごしています」

――最後にファンの方にメッセージをお願いします。

石橋「ヘイ! あ、ヘイだって。寿司屋か(笑)! …ということで、改めまして東京力車です。今回、新曲『涙ひとしずく』をリリースさせていただき、今一生懸命歌っています。東京力車は、ご縁と感謝の2つを大切に歩んでいます。今このチャンネルを観ていただいている皆さんは、もしかしたら東京力車を初めて観るという方もいらっしゃるかと思いますが、僕たちは会いに行きます。ライブしに行きます。そして浅草で人力車も走っていますので、ぜひ皆さんにお会いできることを心から楽しみにしています。これからも東京力車をよろしくお願いします」

放送情報

放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河

放送日時などの詳細は⇒
https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=24280

東京力車『涙ひとしずく』Music Video

東京力車『涙ひとしずく』

発売中
価格:¥1,500(税込)

東京力車「涙ひとしずく」TypeA

Type-A

品番:TECA-24043

【収録曲】

1.涙ひとしずく(作詞:酒井一圭/作曲:徳久広司/編曲:矢田部 正)
2.命の華(作詞・作曲:横地健太(SUPER LOVE)/編曲:曽木琢磨(SUPER LOVE))
3.涙ひとしずく(オリジナル・カラオケ)
4.命の華(オリジナル・カラオケ)

東京力車「涙ひとしずく」TypeB

Type-B

品番:TECA-24044

【収録曲】

1.涙ひとしずく(作詞:酒井一圭/作曲:徳久広司/編曲:矢田部 正)
2.浅草ララバイ(作詞:宮下康二/作曲:桧原さとし/編曲:周防康臣)
3.涙ひとしずく(オリジナル・カラオケ)
4.浅草ララバイ(オリジナル・カラオケ)

<あわせて読みたい>

東京力車がデビュー5周年。新曲『涙ひとしずく』を作詞した純烈・酒井さんから「仲間(ファン)の力を借りて、一緒に歩む意識を持て!」と叱咤されました
総勢12人の演歌男子が出演 「演歌男子。10周年フェスティバル」、CS歌謡ポップスチャンネルで9月28日午後4時からテレビ初独占放送決定!
現役俥夫ユニット・東京力車、8月21日発売の新曲「涙ひとしずく」の新ビジュアル&ジャケット写真を公開! 純烈・酒井一圭が楽曲提供、Type-A・Bの2タイプ解禁

関連キーワード