新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~木村徹二『雪唄』※本人&木村竜蔵コメント動画

木村徹二さんの新譜『雪唄』について、ご本人と兄の木村竜蔵さんにお話を伺いました。
チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!
作詞作曲を手がけた木村竜蔵さんと徹二さんに新曲『雪唄』に込められた思いや、ミュージックビデオの撮影秘話、2人が思い描くこれからの未来など、たっぷりと語ってもらいました。仲良し木村兄弟のわちゃわちゃトークをお楽しみください!
ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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——新曲『雪唄』のPRをお願いします。
徹二「竜蔵さん、この『雪唄』という歌はどんな歌なんですか?」
竜蔵「逆にどんな歌だと思う?」
徹二「いや、ややこしいことすんなよ(笑)! やっぱりこの生きづらい世界…」
竜蔵「(食い気味に)ちょっと違うんだけど」
徹二「(笑)まだ回答しきれてないから」
竜蔵「皆さんに聴いていただいたら分かる通りですけども、人間は死ぬ時まで学びが続くわけです。死ぬ瞬間まで何かをチャレンジして、何をいつやっても遅くないよ、というメッセージが込められています」
徹二「なるほど、人生勉強だということですね」
竜蔵「そうです。ですから、何歳から何を始めてもいいわけです。そう考えると、1つや2つの失敗や後悔はあるかもしれないけれど、それに向き合えば、いつからでもやり直しがきくということを伝えたいですね」
——7月9日に発売された特別盤のPRをお願いします。
徹二「この特別盤というのは、どのあたりが特別なんでしょうか?」
竜蔵「僕は“カップリングも本気”というこだわりを持ってプロデュースをさせていただいていますから、カップリングもリード曲になるようなものを常に書いています。今回は、カップリングに『湯呑み酒』という素晴らしい楽曲を入れました。さらには僕たちの父である鳥羽一郎さんのカバーで『鯱』を収録しています。徹二さんのシングルが出るたびに「なんでカップリングがA面じゃないの?」という声をよく頂くのですが、今回は特別盤にしなくても良かったかもしれないですね。『湯呑み酒』をリード曲として出せばいいのに、と思っていました」
徹二「『湯呑み酒』は表題曲にしてもいいぐらいの出来上がりだということですね」
竜蔵「そうです。今回ジャケット写真も一新して、とてもいいジャケットになっております」
——『雪唄』は演歌のアップデート作品だそうですね。
徹二「この『雪唄』の着想から出来上がっていくまでの道のりを教えてください。どういう感じでアイデアが浮かびましたか?」
竜蔵「実は、僕たちが描いていたビジョンがあり、最初の3作にはテーマがありました。1曲目が『二代目』、2曲目が『みだれ咲き』、そして3作目に『雪唄』とリリースしていますが、デビュー曲の『二代目』は演歌界で活動するにあたり名刺がわりになる楽曲で、2ndシングルの『みだれ咲き』は演歌と少し違ったエッセンスを入れた楽曲で、ロックやポップスを感じるような1曲になりました。その先にあるのが今作の『雪唄』で、この歌が演歌と呼ばれるような世界になっていったら、演歌界の景色が変わるのではないかと、そのような思いが込められています」
徹二「『雪唄』は演歌っぽさもあるしポップスっぽいところもあって、それを上手く混ぜたような雰囲気になっているよね、とよく言われます。そのあたりを意識されたんでしょうか?」
竜蔵「少しは意識していますね…ってちょっと、さっきからマイクが近いな(笑)。口に当たりそうだし」
徹二「大丈夫、ちゃんと距離感見てるから。当たってない、気のせいだよ(笑)」
竜蔵「別に歌のジャンルにこだわる必要はないですけども…ってだんだんマイクが上がってきてんだよ(笑)。これ映んなくない?」
徹二「違う違う、言葉が前に飛んでるからこうやってるだけだから。ちゃんとやれよ(笑)!」
竜蔵「なるほど、そういう意味でやってるのね。僕は、演歌がポップスなどいろんなジャンルとミックスしていく必要もあるんじゃないかなと思っています。どんどん演歌のアップデートにチャレンジしていきたいですね」
徹二「演歌のベーシックを変えていくのは、ある意味『雪唄』のテーマにも合ってますからね。僕らが小さい頃、父親の出ていた頃に比べたら演歌を聴いている人も減っていますけども、また新たに演歌を盛り上げていくには遅いということはないよ、ということですね」
竜蔵「今いいこと言った。ということは、次の4作目のタイトルは分かるよね?」
徹二「分かった」
竜蔵「『夏唄』」
徹二「『夏唄』かい(笑)。季節が変わっただけで思考が浅い(笑)!」
——『雪唄』は歌っていて難しいのではないでしょうか?
竜蔵「実際に『雪唄』を歌っていて、歌いやすい、歌いにくいと感じるところはありますか?」
徹二「歌いやすいところはキーですね。キーの幅がそこまで広くないというのがあります。急に上げたりすごく下げたりがないですね」
竜蔵「これは作り手としても僕は課題だと思っていて、作家は歌わないですから、どうしてもキーの幅を広げたくなっちゃうんですよね。今回は自分への課題として、ある程度の中に収めるけれどもドラマチックで良いものになるように意識しました」
徹二「そこが歌いやすさでもあり、難しさでもありますね。何カ月か歌ってきましたけども、レンジが狭い中で歌の表現をするという難しさは歌唱するたびに感じています」
竜蔵「出すとこ出して、低いところは低いというのは普通に歌ってもダイナミックですからね」
徹二「そうなんですよね。それは僕にとって新たな気づきになりました」
——ミュージックビデオについて教えてください。
徹二「『雪唄』のミュージックビデオもかっこいいとすごく言われますが、どのようなことを考えていたんでしょうか?」
竜蔵「ミュージックビデオって大事ですよね。僕は演歌ももっと凝った演出があってもいいんじゃないかと思っていて。ダンサーさんが出演するというのは演歌・歌謡の中ではあまりイメージがないので、チャレンジしてみたいと思いました。ただこれも難しくて、ダンサーさんをただ入れればいいというわけではなくて、楽曲に合うダンスや表現というのが必要になってくると思いました。徹二さんがcoiroさんという素晴らしいダンサーさんを紹介してくれて、10代であの表現ができるなんて本当に驚きましたね」
徹二「撮影当時は15歳の中学生でしたので、それでいい表現ができるの?と思われるのかもしれませんが、皆さんやっぱり絶賛ですよね。『雪唄』は遅すぎることはないと歌っていますけども」
竜蔵「年齢なんて関係ないよ」
徹二「両方のアンサーとして出しているのが、このミュージックビデオですよね」
竜蔵「歳をとっているから偉いってことでもないんですから。キャリアがあれば偉いってことでもないんだから」
徹二「ちょっと、なんかもう、やめて(笑)」
竜蔵「これ良くない方向に行ってるね(笑)」
徹二「傷つく人が出てきそうだからやめて(笑)」
——竜蔵さんは過ちを犯したことがありますか?
徹二「『雪唄』のテーマは人生の罪や後悔からの再起を歌っていますが、僕は鳥羽さんの携帯のデータをゼロにしてしまったことがありました。木村家の名前を降りようかと思いましたね。芸能人の連絡先や写真も全て消えていたわけですから。竜蔵さんもこういう失敗をした経験はありますか?」
竜蔵「やっぱりね、本当にないです」
徹二「ないんだ(笑)」
竜蔵「完璧にやってるんで」
徹二「これまでの人生、何も失敗してないと?」
竜蔵「ないです。逆に言わせてもらうと、人間は失敗からしか学ばないですから。そういう意味ではないということです」
徹二「……と言いますと?」
竜蔵「失敗しかしてないです、むしろ」
徹二「え、本当に何を言っていいか分からないんですけど(笑)、どういうことですか?」
竜蔵「失敗からしか人間は学ばないですから」
徹二「つまり成功ばかりしているようだと新しい気づきはない、ということですか?」
竜蔵「その失敗に向き合えば別に失敗じゃないの。そういう意味で、失敗はないということです」
徹二「なるほどね。失敗という事実自体はそもそもマイナスじゃないと?」
竜蔵「そうそう」
徹二「失敗はプラスなものだということですね」
竜蔵「そういうことです」
徹二「まぁ、それはつまり、失敗なんですよ(笑)」
竜蔵「強いて言うなら、これはプラスになっていますけども、昔酔っ払っちゃってバイトに行けなかったことがありました」
徹二「それは失敗だね〜。それがどうプラスになるの(笑)?」
竜蔵「バイトの前にお花見があって、夜にバイト先の飲食店に行ったけど、そのバイト先の隣にある草むらで寝ちゃったんです。酔っ払ったら草むらで寝ちゃいけないというのを学びましたね。蚊にすごく刺されたから」
徹二「なるほどね」
竜蔵「あの日が今日の俺を作ってんだ」
徹二「その経験のおかげで今があるということですね」
竜蔵「(ドヤ顔で)そういうこと」
徹二「(マイクで首を小突いて)ちゃんとやれよ!」
竜蔵「(笑)」
放送情報
放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河
放送日時などの詳細は⇒
https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=25196
木村徹二『雪唄』
発売中
Aタイプ
品番:CRCN-8724
価格:¥1,500(税込)
【収録曲】
1.雪唄(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
2.湯の街(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
3.雪唄 (オリジナル・カラオケ)
4.湯の街 (オリジナル・カラオケ)
Bタイプ
品番:CRCN-8725
価格:¥1,500(税込)
【収録曲】
1.雪唄(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
2.忘らりょか(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山 敦)
3.雪唄 (オリジナル・カラオケ)
4.忘らりょか (オリジナル・カラオケ)
特別盤
品番:CRCN-8760
価格:¥1,500(税込)
【収録曲】
1.雪唄(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
2.湯呑み酒(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
3.鯱(作詞:新本創子/作曲:三原綱木/編曲:丸山雅仁)
4.雪唄(オリジナル・カラオケ)
5.湯呑み酒(オリジナル・カラオケ)
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