工藤あやの 泉鏡花の悲恋小説をモチーフにした初の本格演歌に挑戦「好きな人に人生を賭ける主人公の気持ち、すごくよく分かります」

2022.1.24

――相変わらずコロナで明け暮れた1年でしたが2021年はどんな1年だったか振り返っていただけますか。

ネット配信の活動が多かったですね。ファンの皆さんの中には年配の方もいらっしゃるので置いて行かないように、使い方をお伝えする動画を作って一緒に操作したり、できることはやったと思います。そういった活動の中で、あるファンの方から「コロナ禍も悪いことばかりじゃなかったね」という意味のことを言っていただいたんです。「久しぶりにあやのちゃんの歌を聴いたら表現力が豊かになっていた」って。活動できない期間に歌手として成長できたのではないかと言っていただいたようで嬉しかったですね。
このコロナ禍の間にいろんなことを考えたことで、詞の意味を理解して、頭の中にしっかり映像を思い浮かべながら歌えるようになったと思います。そういうことが歌の中に現れていて、聴いてくださる方に伝わったのであればいいなと思います。

 

――2022年はどんな年にしたいと思っていますか、目標を教えてください。

具体的にはやっぱり紅白に出場したいが一番です。あとは、これまで型にハマるのが嫌で、割と自分の思う通りにさせていただいてきたのですが、これからは、自分はこうなんですと言うだけではなく、いろいろな人の意見を聞いて、時にはぶつかりながらでも、作品にしてもイベントにしても、よりいいものを作って自信を持ってお届けできるようにしたいと思っています。ファンの皆さんから「あやのちゃん、変わったね、いい意味でよくなったね」って言ってもらえるように努力していきたいと思いますので2022年もよろしくお願いいたします。

工藤あやの『白糸恋情話』

2022年1月26日発売
12CDS / TKCA-91388 / \1,350(税抜\1,227)

01. 白糸恋情話
02. 手紙
03. 山形育ち
04. 白糸恋情話 (オリジナル・カラオケ)
05. 手紙 (オリジナル・カラオケ)
06. 山形育ち (オリジナル・カラオケ)

関連キーワード