真田ナオキが新曲『酔えねぇよ!』で紅白出場を目指す 「この歌に出会えて幸せ」—自分と同じ“夢追い人”を歌う

真田ナオキ
2023.4.19

2020年の日本レコード大賞最優秀新人賞を皮切りに、昨年は日本ゴールドディスク大賞「ベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト」を受賞するなど、今、最も勢いに乗る演歌・歌謡曲界の新星・真田ナオキ。4月19日リリースの『酔えねぇよ!』に賭ける意気込みとともに、デビューから7年、「天職」と言えるようになった歌手への思いや、これまでに築き上げてきた“真田ナオキらしさ”について聞いた。


——新曲『酔えねぇよ!』は、躍動感あふれるメロディに「唸る・ダミる・吠える」真田節が魅力ですが、ご自身はこの曲を初めて聞いたとき、どのような印象をもたれましたか?

メロディや歌いまわしが僕にすごくマッチしているなって思いました。何より、自分と同じ夢追い人の歌であることに魅かれました。ファンの方々も僕の夢を一緒に追ってくださっていますので、すごく気持ちが入りやすいですし、この曲で紅白に出たいと強く思いました。こんなにも思い入れを持てる曲と出会えたことにすごく幸せを感じています。

——今回も、作詞・作曲は師匠である吉幾三さんが手掛けられました。レコーディングに際して、師匠からリクエストやアドバイスはありましたか?

『酔えねぇよ!』は「真田節で歌え」と言われました。あと、カップリングの『YOKO』は「自分の感情優先で」、同じくカップリングの『風に悟られて』は「演歌っぽく歌え」と言われました。

——ずいぶん、ざっくりした指示ですね。

ですよね(笑)。師匠からはいつも、大きなアドバイスしか来ないんです。師匠本人もそういう環境の中で今の地位まで歩んでこられたんだと思います。歌唱で突き当たる壁って、自分しかわからないものですからね。自分で勝手に壁にぶつかって、自分で突き破っていくしかない。僕も多くを語るのが苦手なほうなので、そんなふうに突き進んでいけたらと思っています。

——歌手としてのあり方について、師匠から何かアドバイスされたことはありますか?

一つだけ、「現場に出たら、犬にでも猫にでも頭を下げるつもりで謙虚に」というのはよく言われました。師匠はステージに上がるときに音響さんからマイクを渡されると、当たり前のように無言で受け取る方が多くいらっしゃる中、必ず音響さんの目を見て、「ありがとう」と言葉をかけられます。師匠は若いときはやんちゃ坊主だったから、今でもやんちゃっぽい部分が見え隠れするところもありますけど(笑)、とにかく温かくて優しくて、誰よりも人が好き。自分もそうありたいと思っています。

——師匠は歌手である以前に、人としての魅力にあふれているんですね。人間力という意味では、先日のWBCの侍ジャパンも大きな話題となりましたが、大の野球ファンとしてはどうご覧になりましたか?

僕が心打たれたのは、離脱した栗林良吏選手と鈴木誠也選手のユニフォームがずっとベンチに飾られていたことでした。出場した選手の「気持ちは持ってきているからな」というメッセージに、日本人の心の美しさと素晴らしさを感じて感動しました。あと、準決勝でアメリカに渡ってから出場機会がない選手もたくさんいましたが、最後までベンチで全力で応援する姿を見てカッコいいなと思って、改めて野球が好きになりました。

——「燕党」(東京ヤクルトスワローズファン)としては、村上宗隆選手の不調はどうご覧になっていたのでしょう?

なんとも思っていなかったですね。ただ単にタイミングが合わないとか、打球が変なところに飛んで来るとか、海外の投手なので球筋がいつもと違うとか、その程度のことだからそのうち打つだろうと思っていました。「だって村上だよ!」って。でも、これは村上選手だけじゃなくメンバー全員に言えることですけど、今までと違って今回のWBCは、日本が世界ランク1位で臨んだ大会だったので、めちゃくちゃプレッシャーだったと思います。

真田ナオキ

——ご自身も小学生時代、少年野球の日本代表に選ばれた経験があるだけに、気持ちがよくわかりました?

いやー、僕は子どもでしたからね。アメリカ代表と戦ったときも、相手は外国人というだけで同い年だし、プレッシャーなんて感じませんでした。だから侍ジャパンの方々のプレッシャーは想像できないです。でも、僕が仮に今、野球で日本代表に選ばれたとしたら、出場辞退すると思います。だって、自分の一挙手一投足が世界中に放送されるんですよ! 無理です(笑)。

——歌のステージも、大勢の観客から一挙手一投足が注目されますが……。

歌うときはアドレナリンが出るし、とにかく僕の歌を聞いてくれる人がいるってことが楽しくなっちゃうので、歌うときは幸せしか感じないんです。ただ、ステージに出る前の一瞬の緊張はえげつないです。歌い終わってソデに戻った瞬間も、緊張がぶり返して震えちゃう。ステージ上にいるときだけは大丈夫なんです。そんな状態だから、自分はどうしてこの仕事をやっているんだろう、向いていないんじゃないかって、ずっと思っていました。この仕事を天職かもしれないと思えるようになったのは最近ですね。

——何かきっかけがあったんですか?

お客さんの笑顔です。人を笑顔にできる仕事ってたくさんあるけれど、笑顔になったお客さんの顔を間近で見られる職業ってなかなかないじゃないですか。僕の歌を聞いて、辛さや悲しさを全部吐き出して、笑顔になってくれる人たちを目の前にしたときにこの上ない幸せを感じて、この仕事以外にないと思うようになりました。

真田ナオキ

——近年、演歌・歌謡界の未来を背負う実力を秘めた若手が続々登場していますが、その一人として自分はどのような存在でいたいと思いますか?

何事にも縛られず、自由でいたいですね。もちろん、一社会人として守らなければいけないことはきちんと守りますが、自分の発言や行動にしっかり責任を持ったうえで、自分が好きなように、自由に表現する歌い手でありたいと思っています。10年後20年後ステージに立ったときに、こんなはずじゃなかったと思ったとしたら、しかもそれが自分のせいだったら……。自分のやりたいことを我慢して、言いたいことを我慢して歌っていたら、絶対に納得いかないと思うので。

——一瞬一瞬を大切にされているんですね。

ダルビッシュ有選手が20歳の頃に試合で打ち込まれてしまったとき、ホテルに戻って「肩が痛かったから」って自分で自分に言い訳をした直後、「ちょっと待てよ、このままだったら俺は一流半か二流選手になってしまう。そうならないために、自分がいる今を、20年後の40歳からタイムスリップした2回目の人生だと思うことにしよう」と考えたそうです。そうすれば、前回と同じ失敗をしないように全力で努力して、一流になろうと思えるからと。その考え方って素敵だなって思っています。前に踏み出す勇気ってすごく難しいけれど、無理にでも持つことで道が拓けることがたくさんあるはずです。自分もそんなふうに歩んでいけたらと思っています。

真田ナオキ

——ところで昨年はチャンネル銀河で、新浜レオンさんと一緒に全国のさまざまな野球チームを訪れ、音楽と野球の魅力を伝える『ナオキとレオンの熱唱野球部』に出演されました。少年野球チームの練習に飛び入り参加した第1回で、真田さんが歌った『渋谷で…どう?』を子どもたちがよく歌うようになったことや、子どもの1人がピアノで練習したことなど、うれしい報告が番組にありました。

ピアノ演奏は僕も動画で見させていただいたんですが、いやー、うれしかったですね。間違いながらゆっくりとですけど、一音一音大切に弾いてくれていて最高でした。自分が大好きなものを子どもたちにも好きになってもらえるのは本当にうれしいので、これからも歌はもちろん、野球など自分の好きなものを皆さんに伝えられるよう頑張りたいと思います。

——では最後に、新曲『酔えねぇよ!』を待ちわびているファンにメッセージをお願いします。

コロナ禍で何かを諦めたり、新しいことを始めたり、今なお迷いを抱えている方も多いと思います。『酔えねぇよ!』はそういう方々の心にも刺さる歌だと思うので、一人でも多くの人に聞いていただけたらうれしいです。今回の歌を師匠からいただいたとき、「この曲で紅白に出たい!」と強く思いました。紅白に出演できるのは、この一年、誰よりもお客様の笑顔に触れることが多かった人だと思うので、僕もそんな活動ができるよう、目の前のステージをひとつ一つ大切に、しっかりやっていきたいと思います!

真田ナオキ

真田ナオキの最新情報はこちら!

http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/sanada/

真田ナオキ『酔えねぇよ!』メイキングティザー映像

真田ナオキ『酔えねぇよ!』

2023年4月19日(水)発売

真田ナオキ 酔えねぇよ! 今日酔い盤

<今日酔い盤>

品番:TECA-23008
価格:¥1,400

【収録曲】

1.酔えねぇよ!(作詞・作曲:吉 幾三/編曲:矢野立美)
2.YOKO(作詞・作曲:吉 幾三/編曲:矢野立美)
3.酔えねぇよ!(オリジナル・カラオケ)
4.YOKO(オリジナル・カラオケ)

真田ナオキ『酔えねぇよ!』何故酔い盤

<何故酔い盤>

品番:TECA-23009
価格:¥1,400

【収録曲】

1.酔えねぇよ!
2.風に悟られて(作詞・作曲:吉 幾三/編曲:矢野立美)
3.酔えねぇよ!(オリジナル・カラオケ)
4.風に悟られて(オリジナル・カラオケ)

真田ナオキ『酔えねぇよ!』DVD付

<DVD付>(シングルCD+DVD)

品番:TECA-23010
価格:¥1,400

【収録曲】

1.酔えねぇよ!
2.酔えねぇよ!(オリジナル・カラオケ)

【DVD収録内容】

1.『酔えねぇよ!』ミュージックビデオ

新曲『酔えねぇよ!』各音楽配信サービスにて配信中:https://lnk.to/sanada_D809

新曲『酔えねぇよ!』歌詞公開中!

■歌ネット
https://www.uta-net.com/song/334695/

■UtaTen
https://utaten.com/lyric/ma23032210/

新曲『酔えねぇよ!』歌唱イベント&2ショット撮影会も続々決定!

2023年4月19日(水)東京・池袋・サンシャインシティ 噴水広場
2023年4月23日(日)神奈川・ららぽーと横浜1F セントラルガーデン KiLaLa
2023年5月5日(金)埼玉・イオンタウン上里1F ふれあいコート
2023年5月14日(日)岩手・盛岡駅ビル フェザン本館1F フェザンパティオ
※追加情報は真田ナオキ公式サイトでご確認ください。会場への直接のお問合せはご遠慮ください。

真田ナオキ「NHKのど自慢」初ゲスト出演決定!

日時:2023年6月11日(日)12:15~13:00
放送局:NHK総合「NHKのど自慢」岩手から生放送予定

出場者・観覧者の募集詳細はこちら:https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0357212

真田ナオキ2023 LIVE ZOLOME YEAR TOUR ~東名神編~

2023年7月2日(日) 東京・品川プリンスホテル クラブeX
[昼の部]開場 13:30/開演 14:00
[夜の部]開場 17:30/開演 18:00
[会場チケット]SS席 ¥8,000
[配信チケット]¥3,500( 配信は夜の部のみ)
アーカイブ配信:~2023年7月9日(日)23:59

2023年7月14日(金) 愛知・名古屋市緑文化小劇場
[昼の部]開場 13:30/開演 14:00
[夜の部]開場 17:30/開演 18:00
チケット:S席 ¥7,000

2023年7月15日(土) 兵庫・Live Hall クラブ月世界
[昼の部]開場 13:30/開演 14:00
[夜の部]開場 17:30/開演 18:00
チケット:SS席 ¥8,000(ドリンク代別 ¥600 当日必要)

[一般発売]

2023年4月10日(月)10:00~

チケットぴあ:https://t.pia.jp/(Pコード:234-140)
ローチケ:https://l-tike.com/(Lコード:75203)
イープラス:https://eplus.jp/
CNガイド:https://www.cnplayguide.com/ 0570-08-9999(10:00~18:00)
お問い合わせ:株式会社エフ・エー・ブイ 03-3263-6612(平日 11:00~17:00)

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