“細川たかしTikTok”もプロデュースした田中あいみが、新曲『私は私…』をリリース 「”女将”だけど着物は苦手。新曲の衣装は大好きな全身ピンクです!」

2024.2.26

近頃はバラエティ番組での活躍も目覚ましい演歌界のギャル・田中あいみが新曲『私は私…』をリリース。持ち前のハスキーでソウルフルな歌声にマッチしたアップテンポな歌謡ナンバーで新境地を開く。デビュー以来のトレードマークだった超ロングネイルは卒業したものの、明るく物おじしないギャルマインドは健在。師匠・細川たかしを巻き込んだTikTokも人気を博している彼女に、細川一門や演歌仲間との交流、プライベート、そして密かに抱いている夢などを語ってもらった。


──新曲『私は私…』を作詞作曲した小田和奏さんは、ワンマンライブシリーズ「AIMI TANAKA~SOULFUL NIGHT」でタッグを組んできたミュージシャン。田中さんの魅力を知り尽くした上で曲を書かれたと思いますが、最初に曲を聞いた感想はいかがでしたか?

歌詞はまさに『私そのものやな』と思いましたね。私も誰かと比べられるのは嫌いやし、『自分は自分』という気持ちが強いので。ただ、曲自体は歌謡曲だけどポップステイストが強くて、正直、ずっと苦手としてきたジャンルなんです。よく『あいみちゃんにはこういう曲が合う』とか、それこそ『アン・ルイスさんをカバーしてほしい』と言われることも多いんですけど、縦ノリがありつつ横揺れもあるみたいなこのリズム感って、私の中になかったんですよ。ついに来たかー! という感じでしたね。

──その曲が合うかどうかは、意外と他人のほうがわかるのかもしれないですね。

そうみたいです。小田さんも『こういう曲を歌ってほしかった』とおっしゃって。だから頑張ろうと思って、まずはサイドステップをめっちゃ練習しました(笑)。テンポもこれまでのオリジナル曲の中では最速で、特に息継ぎのタイミングが難しいです。でも、そこがバチッと決まるとめっちゃカッコよく仕上がるので、ぜひカラオケでチャレンジしていただきたいですね。あと、最後のワンフレーズで顔を横に振って髪をファサーっとやるフリがあるんですが、そこも真似ていただけたらうれしいです(笑)。

──カップリングの『噂ばなし』では毛色がガラリと変わり、哀愁ただよう歌謡ナンバーです。

実はこの曲はデビュー時の候補曲の一つで、私たちのチームでは隠し球じゃないですが、『いいタイミングで出したいね!』と話していた曲なんです。私もツンデレなので(笑)、こういう強がりな女性の歌は大好きですけど、もしかしたら20歳の私にはちょっと早かったかも? とも思います。そういう意味でもデビュー3年目、23歳になったタイミングで、正式にレコーディングができてよかったなと思っています。

──昨年はワンマンライブシリーズ「AIMI TANAKA~SOULFUL NIGHT」を重ね、生演奏で歌う機会も多かったと思います。ご自身にとってどんな経験になりましたか?

おかげさまで昨年はテレビのバラエティ番組にたくさん出させていただいて、事務所の社長も『バラエティはあいみらしくやればいい』と認めてくれています。ただバラエティが増えた分、『歌手としての軸をさらに 大切にしなければいけない』とも言われまして、もっとたくさんの人に歌を聞いていただきたいという思いから、スタートしたライブシリーズです。ありがたいことにバラエティで知り合ったタレントさんが駆けつけてくださったり、初めましてのお客さんもたくさん来てくださったりと、それこそ『あいみ、歌えるやん!』みたいなお声もいっぱいいただきました(笑)。

──バラエティでの”女将”の呼び名がすっかり浸透しましたが、本業は歌手ですからね。

もともとダウンタウンの浜田さんが”女将”と呼んでくださったのがきっかけだったんですが、なぜか他の芸人さんからも”女将”と呼ばれるようになりました。田中あいみの名前も知ってくださいと思うんですけど(笑)、ありがたいですね。浜田さんはトークのアドバイスもよくしてくださるし、明石家さんまさんは『細川たかしさんの弟子なんやで』と可愛がってくださって、バラエティも本当に楽しくやらせていただいています。

──物おじしないトークはさすがギャルという感じですが、バラエティ番組は緊張しませんでしたか?

いやいや、音楽番組とは雰囲気もぜんぜん違いますし、毎回いっぱいいっぱいです。師匠が一緒だったら、師匠をなんぼでもイジっていればいいんですけど(笑)、ピンは本当に大変やなって思います。

──師匠は師匠で、最近は音楽とはまた別の形でブレイクされていますね。先日はTikTokアカウントも開設されました。

もともとは私のアカウントで『一緒に踊りましょう』って、師匠と(同じく細川たかし門下の)彩青兄さんに声をかけたんです。そうしたらその動画がめっちゃ評判よくて、これはもう『師匠も絶対アカウントを作ったほうがいいですよ』って勧めました。何より誰もが知りたい”毛”事情ですよね(笑)。あの毛はどうなっているのか? を配信したら絶対にバズりますからって。

──”細川たかしTikTok”は田中さんプロデュースだったんですか。

最初は師匠も『TikTokって何よ?』みたいな感じだったんです。別に抵抗があるわけではないけど、演歌歌手がそんなのわざわざやる必要ある? みたいな。そこを説得じゃないですけど、『とりあえず黙ってやってください』と押し切りまして、最初は若干無理くりなところもありましたけど、今じゃ師匠もイエーイ! って感じです。”毛”事情動画もちゃんとバズりました(笑)。

──田中さんによって細川一門に新しい風が吹き込まれたというか、とてもイキイキしていますね。

TikTokをきっかけに一門の絆が深まった感じがしますね。もともと師匠は『あいみはあいみらしくやれ』と受け入れてくれていましたが、今では一緒にご飯を食べていても、普通にツッコんだりツッコまれたりする関係です。みんなで一門を盛り上げていこうという空気が生まれて、TikTokをやって本当によかったなと思っています。

──歌手仲間のお話も聞かせてください。昨年は『オールスター合唱バトル』の演歌合唱団にも加入されましたが、どのような交流がありましたか?

かなり長いこと練習を積んだ上での出場だったので、チームの20人とは先輩後輩の垣根を越えてめっちゃ仲良くなりましたね。お酒が好きな方も多いので、練習の後はよく飲みに行きましたし、今も番組に関係なく集まったりします。もともとは山川豊さんが、私をあの輪の中に入れてくださったんですよ。私は意外とシャイで自分から誘えないほうなので、京都から東京に出てきて友だちができるか不安もあったんです。そんな私を察してか、山川さんがみんなに声をかけてくれて、私もまたそういう場に行ったら行ったで、関西人気質が出ると言いますか(笑)、盛り上げないと気が済まないところもあって。それでみなさんと仲良くなれたところは大きかったですし、山川さんには本当に感謝しかないですね。

──お酒の席ではどんなお話をされているんですか?

みなさんめっちゃ真面目で『演歌界をいかに盛り上げていくか』みたいな話しかしないんです。ブレストじゃないですけど、『こういうキャンペーンをやったらどうか』みたいなアイデアを出し合って。私と徳ちゃん(徳永ゆうき)くらいですね、のほほんとしているのは(笑)。なんなら演歌仲間みんなでTikTokをやったら楽しそうだなと思ったりもしますね。師匠も今では私以上にノリノリですから。

──若い世代のリードは頼もしいはずです。ところで東京での一人暮らしももうすぐ1年。当初は長い爪で家事に四苦八苦したとおっしゃっていましたが、昨年5月にロングネイルを卒業して以降はいかがですか?

1年経った結果、『爪は関係なく、自分は家事に向いてへんねんな』ということがわかりました(苦笑)。事務所に買っていただいた炊飯器も、1回しか使っていません。今はレンジでチンするご飯ばっかり。スタッフのみなさんもお察しなのか、最近は差し入れもレトルトカレーばかりです。

──お料理以外の家事はいかがですか?

洗濯は意外と好きなんです。いい匂いの柔軟剤がいろいろあるじゃないですか。あれをアホほど並べて、『今日はこの匂い』とか楽しんでいます。ただ、取り込むのはめっちゃ面倒くさいですね! けど部屋が狭くて干す場所がないので、渋々畳んでます(笑)。

──公私共に昨年は新しい挑戦をたくさんされたようですが、ほかに印象深い出来事はありましたか?

昨年出させていただいた『徳光和夫の名曲にっぽん 昭和歌謡人』で、初めて着物を着て歌いました。共演者のみなさんはお着物に慣れた方ばかりで、歩き方からしてきれいなんですよ。私だけちょこちょこ歩きのブチャイクな感じで(苦笑)。歌うときもイエーイとかできないですし、着物はもうないかもと思いましたね。

──”女将”だけにお着物も似合いそうですが。

徳光さんにもそうおっしゃっていただいたんですけど、私はやっぱりミニスカートとヒールで行きたいなと思いました。今回の新曲の衣装は、デビュー3年目ということもあってわがままを言わせていただき、全身ピンクです。しかもただのピンクじゃなくて、どピンク。最高です! ファンの方からは『林家パー子さんを意識されたんですか?』と言われましたけど(笑)。

──ウエストを絞ったシルエットも綺麗ですね。

そうなんですよ。あと胸元もけっこう深いVラインで、小顔効果バツグンです。『ちょっとセクシーすぎちゃう?』とか言われるんですが、安心してください、お辞儀しても見えないように、うまいこと作ってあります。実は今年1月に親知らずを2本抜きまして、それもあってちょっと小顔になりました。イジってはいません(笑)。

──ご自身のカラーを全面に出した、大満足の衣装になったわけですね。ところでデビューから3年、さまざまな先生が書いたオリジナル曲を歌ってきましたが、もしもご自身の希望が通るとしたら、楽曲を書いてほしい先生はいますか?

昔から桂銀淑さんの歌が大好きで、師匠にも『声質が似てるんちゃうか』って言われるんです。それもあって、浜圭介先生に曲を書いていただけたら……というのはずっと夢ですね。

──では最後に『私は私…』を引っ提げた今年の抱負、そしてファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

今年は3月24日に初の大阪ソロライブ、そして8月には新歌舞伎座で『梅沢富美男劇団 研ナオコ特別公演』と、立て続けに大阪で歌わせていただきます。2枚目のシングル『大阪ロンリネス』で可愛がってくださったみなさんと、再びご縁が深まるのがめっちゃうれしいですね。大阪のお客さんは、こちらがイジると倍返しでイジってきますので、負けないようトーク力もさらに磨いて臨みたいと思います。もちろん大阪以外のみなさんにも、もっと演歌・歌謡曲の魅力をお伝えできるよう、『私は私…』を引っ提げてキャンペーンを頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

田中あいみ『私は私…』ミュージックビデオ

田中あいみ『私は私…』

田中あいみ「私は私…」

発売中

品番:CRCN-8633
価格:¥1,500(税込)

【収録曲】

1.私は私…(作詞:小田和奏/作曲:小田和奏/編曲:竹内弘一)
2.噂ばなし(作詞:かず翼/作曲:西つよし/編曲:竹内弘一)
3.私は私…(オリジナル・カラオケ)
4.噂ばなし(オリジナル・カラオケ)

各配信サイト:
https://lnk.to/watashihawatashi

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