男性デュオ、風輪がサードシングル『天使と悪魔の愛し方』をリリース! 「天使と悪魔に分かれた世界観を、ミュージカルのように楽しんでください」

2024年3月にメジャーデビューした、拓也と翔司の2人組ユニット、風輪。デビューシングル『女神-MEGAMI-』、続くセカンドシングル『人生TENKI』&ファーストカバーアルバム『風輪歌謡』が連続でオリコン演歌・歌謡曲チャートで初登場1位を記録。さらに第39回日本ゴールドディスク大賞のベスト演歌/歌謡曲のニューアーティストに選ばれるなど、快進撃が続く彼らが、サードシングル『天使と悪魔の愛し方』(作詞:田久保真見、作曲:杉本眞人、編曲:矢野立美)をジャケットとカップリング曲が異なるA盤/B盤の2タイプで4月16日にリリースする。この1年間の活動を振り返り、新曲にかける思いを語る。
日本ゴールドディスク大賞受賞は皆さんへの恩返し
――日本ゴールドディスク大賞ニューアーティストの受賞、おめでとうございます。
拓也・翔司 ありがとうございます!
拓也 歴代の受賞者も素晴らしい方々ばかり。決まったときは自分たちのことなのかと、なかなか実感できませんでした。正式発表されてから皆さんから祝福の言葉をたくさんいただいたことで、徐々に実感がわいてきました。昨年、風輪としてメジャーデビューさせていただき、ファンの皆さんやスタッフの皆さんにも恩返しとして何か一つの形を残したいと考えていたので、この受賞は本当にうれしいですね。
翔司 ファンの皆さんや家族、スタッフの方々も本当に喜んでくださいました。これまでお世話になってきた方には直接電話で報告したのですが、なかには涙を流して喜んでくださっているのが受話器越しにも伝わってくる方も。僕らだけの賞ではない、皆さんにとっての賞だという気持ちになりました。僕も拓也もこれまでの音楽活動では、賞とは無縁でした。このような賞にもからんでいけるようなグループになりたいということが、風輪を結成した理由の一つでもありますし、うれしかったですね。
――どのような点が評価されたと感じていますか?
翔司 昨年シングルとアルバムで3作品、出させていただきましたが、作品を皆さんが愛してくださって、CDを買ってくださったこと。そして拓也の地元・群馬県富岡市のかぶら文化ホールでのコンサートを満席にできたことも評価された点の一つだと思います。活動の一つひとつに意味があると改めて感じましたし、何よりファンの方々にとらせていただいた賞だと思っています。また、レコード会社や事務所、関係者の皆さんが本当に風輪のことを思って動いてくださった結果でもあると思います。すべての方に感謝の賞です。
天使と悪魔の対比を歌唱で表現
――シンガーソング・ライターの杉本眞人先生が作曲した新曲『天使と悪魔の愛し方』は、前2作からガラッとイメージが変わりました。拓也さんが天使、翔司さんが悪魔になって、女性への対照的な愛の形をそれぞれのパートで歌い合う、聴いていて楽しい曲ですね。曲を受け取ったときの印象は?
拓也 杉本先生の楽曲を歌いたいという思いが僕たちにはずっとありましたので、夢が叶った曲です。どのような曲をいただけるのだろうとドキドキしていましたが、最初に先生のデモ音源を聴いたときから僕たちのことを思って作ってくださったことが伝わってきました。
翔司 僕たちの色をしっかり出さなければならないと感じました。イントロからこの曲が持つ物語の世界観に引き込まれ、気づいたら曲が終わっていたので、新鮮な気持ちにもなりましたね。
――拓也さんが天使パート、翔司さんが悪魔パートという分担は、どのように決まったのですか?
拓也 スタッフの皆さんにお聞きしたところ、満場一致で決まりました。
翔司 ふたりの間では、拓也が天使、翔司が悪魔だよねというベースはもともとありました。スタッフの皆さんも揃って同意見でしたので、すんなり決まりました。
――杉本先生から伝えられたことなどはあったのでしょうか。
拓也 細かい点はおっしゃらず、自分たちなりに思い切り歌いなさいということでしたので、自分たちで考え、自由に表現させていただきました。
――歌唱に取り組むうえで、特に大切にした点や気を付けたことはありますか?
拓也 翔司の悪魔らしさがグッと出てきたあと、僕に切り替わるところは気を使いました。天使側なので、爽やかに優しく、聴いていて心が安らぐようなイメージです。安らいだところで、また悪魔にグイっと引っ張られるような、天使と悪魔の対比が鮮やかになるように心がけました。
翔司 曲に臨むうえで、悪魔っぽさとはどのような歌い方なのだろうと結構考えたのですが、正解がわからず、相当悩みました。レコーディング当日まで悩み抜き、今までしたことのない発声で声を作ってみることにもチャレンジしたのですが、結局、歌詞の言葉一つひとつを意識して、大事に歌うしかないというゴールに至りました。ライブ中のパフォーマンスでは、悪魔っぽい表情や所作も意識しますが、レコーディングでは一語一語を大切にして、たとえば「束縛の激しさ」というフレーズだったら、激しく歌うという風に詞に歌をシンプルにはめていったという感じです。
――田久保先生の歌詞の言葉を歌でも忠実に表現されようとしたのですね。
翔司 最初にいただいた詞では、「僕」「あなた」と歌っていたのですが、悪魔としては少し違和感を覚え、田久保先生にご相談して「俺」「お前」と変えていただき、すごく歌いやすくなりました。杉本先生も田久保先生も、僕たちの思うようにやるのがいいと背中を押してくださるんです。
レコーディングは同時にブースに入る
――ふたりのハーモニーのパートは、それぞれ別々に歌って収録するのですか?
翔司 僕たちは特殊ケースだと思うのですが、どの曲もふたりで同時にブースに入って頭から終わりまでまるごと録音するスタイルです。そのほうが、Aメロ、Bメロなどバラバラに収録するよりも、その曲が持つ物語の流れに入り込みやすいんです。
拓也 ふたりで歌っているので、お互いの歌い方がどうなっているのかを直接聴いて分かることも大きいです。自分のパートだけを録っていくと、ちょっとした誤差やニュアンスの違いが出てしまう。おそらくデュオならではなのかなとは思います。
――お互いアドバイスし合ったりするのでしょうか。
拓也 歌に関しては翔司に任せています。僕も気づいたことは言うようにしていますが、どちらかというと、振り付けなど動きのほうを細かく見るようにしています。
翔司 レコーディングに限らず、ライブ直後のお互い疲れているときでも、気づいたことがあれば、すぐに拓也に伝えるようにしています。もちろんたまには意見が食い違うこともありますが、しっかり話し合って確認していますね。ライブが続くと慣れが出てくる部分もありますから、そこを慣れないように。常に新鮮なステージをお届けしたいという思いがありますので、意見を出し合い、思考をめぐらせて、新しい発想をしていこうという意識を持ち続けるようにしています。
コールが自然発生!ファンの方が育ててくださる曲
――すでにイベントなどで新曲を披露されていると思いますが、お客様の反応は?
拓也 前2作とはまったく異なる様相の楽曲なので、皆さんびっくりされるかなとイメージしていたのですが、すぐに受け入れてくださいました。イベントで、2~3回歌った段階でコールを入れるタイミングが自然とできあがっていました。「この曲大好き!」とおっしゃってくださるファンの方も大勢いて、いい感触です。
翔司 僕が悪魔になりきって歌っているところを、ファンの方が「表情がよかった」「振り付けが好き」と褒めてくださるのを聞くとうれしくなります。拓也が言ったコールなど、お客様がこの曲を育ててくださっている感じがしますね。
――お客様には、この曲をどのように楽しんでいただきたいですか?
拓也 天使と悪魔に分かれた世界観を、ミュージカルをご覧になるように楽しんでください。この曲でしか見られない、それぞれの表情、歌い方、動き方もありますので、ステージではその点にご注目ください。
翔司 天使と悪魔に口説かれる世界線は、現実にはありませんので、この曲ならではの物語に入り込んでいただければすごく楽しいと思います。
――男性歌謡曲デュオという、おふたりならではの曲だと思います。
翔司 結成当初、2人組の良さってなんだろうと考えた時期もありました。ふたりのキャラがはっきり分かれ、対比ができるこの楽曲と出会い、僕たちが今後活動を続けていくうえでのヒントがもらえた、勉強させていただいたという思いにもなりました。
2人組だから同じ方向を向ける強み
――男性デュオの面白さや魅力はどこにあるのでしょう。
拓也 僕はソロでメジャーデビューもしていますし、K-POPグループにいたこともあります。ふたりでハーモニーを生み出すデュオの難しさもありますが、完成するとうれしさも格別です。お互いへの感謝もダイレクトに伝えやすいし、楽しさもソロのときより倍になります。グループは、メンバーの気持ちが一つになりにくい部分があります。自分が苦手なことを他のメンバーに任せられるグループとは違い、2人でなんとかしなければならないキツさもありますけど、お互いを深く理解できるので、足並みを揃えやすいです。
翔司 僕も4人組から転じて風輪になったのですが、2人組の最大のメリットは、まず経費がかからない(笑)。同じことの継続も大事ですが、大きな変化をしなくてはいけない時期がアーティスト活動に必ずあると思っています。ソロだと自分ひとりで考えなければなりませんが、ふたりだと変化もしやすい。これが4~5人のグループだと、変えること自体が難しくなる。拓也は自分とは異なる視点を持っています。ふたりで意見を出し合い、最終的に同じ方向を向く。それが風輪の強みだと思います。風輪はふたりでずっとやっていきたいと思います。
――タイプA盤のカップリング『.愛を撃て~GetYou~』(作詞・作曲・編曲:田村信二)は、ライブで盛り上がる曲だそうですね。
拓也 メジャーデビュー前からオリジナル曲が20曲ほどあり、そのなかの1曲です。ライブで一番盛り上がる曲と言っても過言ではありません。サビの決めフレーズ「Get You!」の振りは、マイケル・ジャクソンのダンスから取り入れています。コンサートのセットリストに必ず入る人気曲なので、今回シングルに入れていただきました。
翔司 僕たち自身もそうですが、ファンの方からも「CDに入らないの?」というお声をたくさんいただいていたので、今回満を持してのCD化となりました。
――タイプB盤のカップリング『未来(あした)』(作詞・作曲:みのや雅彦/編曲:杉山ユカリ)は、ふたりのハーモニーの美しさが際立つバラード曲ですね。
拓也 セカンドシングル『人生TENKI』のカップリング曲『夢を叶えたとき』と同じく、シンガーソング・ライター、みのや雅彦さんの作品です。みのやさんとは風輪結成間もない頃、北海道のイベントに呼んでいただいたときにご一緒させていただいて以来のご縁です。それからみのやさんの曲を僕たちはずっとカバーで歌わせていただいていますが、みのやさんが「お前たちに曲を作る」とおっしゃってくださって、いただいたのが『夢を叶えたとき』です。そのとき、他にも何曲か送っていただいたのですが、そのうちの1曲が今回収録した『未来』です。僕たちの思い、みのやさんの思いが乗った素晴らしい曲で、歌っていてとても気持ちが入る楽曲です。
翔司 僕たちのことを体現するかのような歌詞なので、曲に入りやすいです。デモ音源のみのやさんのパワフルな声がすごすぎて、どうしてもみのやさんのように歌いたくなってしまうので、レコーディングでは、自分たちらしさを出すために苦心しました。自分たちの過去を思い返しながら、未来に向けての思いを詰め込んだ曲になっています。聴いている皆さんもご自身を重ねられる部分がきっとあると思います。
――『天使と悪魔の愛し方』のミュージックビデオは、どのような作品になりましたか?
拓也 絵コンテの一コマ目から、僕たちの思いを反映していただいた作品です。曲の世界観に入りこんでいくかのような映像に仕上がりました。
翔司 天使と悪魔でシチュエーションも雰囲気も異なり、ふたりが交差するシーンなど、見どころ満載です。カットの切り替えも早く、何回も飽きずに見ていただけるような作品になったと思います。
転機の連続だったデビューからの1年間
――風輪としてメジャーデビューからちょうど1年。各地でのキャンペーンのほか、台湾公演、ディナーショーなど濃密な1年間だったと思いますが、特に印象に残っていることはありますか?
拓也 海外ライブなど、たくさんの夢が叶った1年でした。個人的には、昨年の12月25日、地元のかぶら文化ホールでのコンサートをさせてもらったことがやはりいちばん印象的でした。成人式を迎えた会場で、20歳の僕が「ここでワンマンライブをやりたい」と思った場所です。音楽活動を続けるなかで、その思いをずっと抱いてきましたが、実現するまでに18年が経ってしまいました。本当に夢が叶った瞬間でした。しかも生バンド、ステージのセット、バックダンサーなど、スタッフの皆さんのご尽力で僕たちのやりたかったことを叶えてくださいました。感謝しかありません。家族はもちろん、友人や恩師にも来ていただき、風輪として頑張っている姿を見せることができ、少し恩返しできたのかなと思います。
翔司 休みなく毎日お仕事させていただき、1年間が早かったですね。どうしたら売れるか、いいパフォーマンスができるかなど、常に風輪のことだけを考えて、日常生活から風輪につながるようなことを探していましたので、些細なことにも気がつけるような、自分自身ちょっと大人になれたのかなと思います。台湾に行って中国語で歌ったことも転機であれば、平日のキャンペーンライブでお客様に歌詞が届いたと実感できたことも転機、小さなイベントから大きなコンサートまでそのどれもが転機といえる瞬間の連続でした。また、自分たち主導でやりたいことをやらせていただくことで、責任感と自覚がより強くなった1年でした。
――ボーカリストとしてお互いをどのように見ていますか?
拓也 翔司とは風輪を結成する前から同じグループに所属していましたが、僕自身翔司の声のファンなんです。だから僕は翔司の声をもっと多くの方に聴かせたい。一つの音に対してストイックですし、これからも1音を突き詰めて、どんどんうまくなっていくと感じています。
翔司 拓也は努力家ですね。自分にできないことがないようにしたいと思っている。もちろん全部できるようになるなんてことは無理だけど、そうなるための努力をしているというか――。ボーカリストとして高い理想にたどり着きたいから、そのためにはさまざまなことを犠牲にしてでも努力を惜しまない。尊敬しています。
目標は紅白歌合戦出場とバラエティー番組出演!?
――YouTubeでの動画も精力的にアップされていますが、今後やってみたい企画はありますか?
拓也 これまでゲストとコラボした回がないので、「風輪VSゲスト」の対戦企画は実現したいですね。
翔司 僕ひとりだったら、カメラを一台据え置きして「ひとり飲み」企画をしてみたいですね。たぶん僕、お酒飲んだ方が面白いので。
――今後の目標を聞かせてください。
拓也 大きな夢でいえば、やはり「紅白歌合戦」出場になります。その前にまずは「うたコン」出演を目指します。個人的には、高崎芸術劇場でコンサートがしたいですね。玉置浩二さんのコンサートをふたりで泣きながら見た思い出もある場所ですが、地元に何か貢献したいという気持ちがあります。
翔司 紅白歌合戦を目標に風輪を結成したので、その夢は追いかけ続けたいと思います。個人的には野球が好きなので、プロ野球に関連した仕事も。また、僕たちふたりともテレビ好きなので、バラエティー番組にも出演したいですね。テレビでのお仕事などマルチな活動ができるようになることも目標です。その経験を風輪のユニットとしての活動にフィードバックできればと思っています。
――最後にメッセージをお願いします。
拓也 『天使と悪魔の愛し方』でもオリコン1位を目指して頑張ります。まだまだ僕たちのことを知らない方もたくさんいらっしゃいますので、全国のいろいろなところにうかがい、ひとりでも多くの方と出会い、『天使の悪魔の愛し方』で皆さんを笑顔にできればと思います。
翔司 『天使と悪魔の愛し方』は、カラオケで歌うと盛り上がる曲ですので、ぜひたくさん歌っていただければと思います。まだ行ったことがない場所が全国にたくさんありますので、風輪の輪を全国に広げて、将来は全国47都道府県ツアーが実現できるように精一杯頑張っていきます。
風輪 3rdシングル『天使と悪魔の愛し方」
2025年4月16日(水)発売
タイプA盤
品番:TKCA-91617
価格:¥1,500(税込)
【収録曲】
1.天使と悪魔の愛し方(作詞:田久保真美/作曲:杉本眞人/編曲:矢野立美)
2.愛を撃て~GetYou~(作詞・作曲・編曲:田村信二)
3.天使と悪魔の愛し方(オリジナル・カラオケ)
4.愛を撃て~GetYou~(オリジナル・カラオケ)
5.愛を撃て~GetYou~(拓也と歌えるカラオケ)
6.愛を撃て~GetYou~(翔司と歌えるカラオケ)
タイプB盤
品番:TKCA-91618
価格:¥1,500(税込)
【収録曲】
1.天使と悪魔の愛し方
2.未来(あした)(作詞・作曲:みのや雅彦/編曲:杉山ユカリ)
3.天使と悪魔の愛し方(オリジナル・カラオケ)
4.未来(あした)(オリジナル・カラオケ)
5.未来(あした)(拓也と歌えるカラオケ)
6.未来(あした)(翔司と歌えるカラオケ)
『天使と悪魔の愛し方』発売記念歌唱キャンペーン
4月26日(金) 埼玉
イオンモール上尾
13:30~
4月30日(水)埼玉
エルミこうのすショッピングモール
15:00~
<あわせて読みたい>
風輪、「第39回日本ゴールドディスク大賞」の「ベスト演歌/歌謡曲ニューアーティスト」を受賞! 4月発売の新曲『天使と悪魔の愛し方』ジャケット写真を解禁
平均身長185cmのヴォーカルユニット・風輪(ふうりん)がセカンドシングル『人生TENKI』をリリース 「僕たちの想いと歌声が風にのり、一体感という大きな輪を作りたい」