竹島宏・新曲は大人の純恋歌『小夜啼鳥の片思い』。花便りがルーティンの竹島が思う小夜啼鳥に似合う花は?そして竹島画伯が描いた小夜啼鳥のイメージ絵とは果たして?

2025.6.3

今年初めに上演したミュージカル「プラハの橋」が大盛況。その経験から歌の読解力や表現力が格段に上がり新作のMVは別人になったと言われたほど自身でも納得のMVが出来上がったという竹島宏に、今回の新曲と、来年の25周年に向けての思いを語ってもらった。


――竹島さんの歌は花や鳥、自然をモチーフにした歌も多い気がしますが、それは竹島さんのご希望なんでしょうか。

日頃からこんな歌を歌いたいというお話はしていますが基本はお任せしています。
今回も作曲家の幸耕平先生が総合プロデュースをしてくださいました。純愛がテーマだと思います。幸先生からは「竹島には人を傷つけたりするような悪い男じゃなくて、好青年風な歌を歌わせたい」と仰って頂いています。「『プラハの橋』は不倫の歌にしちゃったから後悔している。お前には似合わないと思った」と言われました。でも僕は「だから不倫じゃなくて“道ならぬ恋”という表現をずっとしてきたんですよ」という会話をしました。
日頃の自分のメージから純愛ものの優しい歌をプロデュースして頂いていると思います。

――SNSで”花便り”を5年も続けている竹島さんが考える、小夜鳴鳥に合っている花は何だと思いますか?

西洋の鶯”と言われているので…なんだろう。写真でみるイメージですけどライラックかな。北海道の並木道に止まっている感じがします。
”花便り”はファンの方たちが楽しみにしていらっしゃいますし、もう自分の生活の中でのルーティンになっています。花をよく観察するようになってから、不思議と人のこともよく観察するようになった気がしています。それまでは人の言ったことを素直に額面通りに受け取っていましたが、本当はその背景には大人の裏事情があることがようやくわかってきました。(笑)
お花も色々ありますが、見た目は見事で美しい花もあれば、ちょっと萎れて寂しいお花もあって、でもみんなお花なんだよねと思って…。以前はどんなお花も綺麗に写真に撮りたいと思っていたのですが、しょぼくれている花も、それもそのまま、ありのままでいいんじゃないかと思って、”花便り”の意味合いが変わってきた感じがしています。

――竹島さんのブログは空の写真が多いですね。

空を見上げることが多くて、そうするとブログ書こうかなという思いが沸いてきます。それから“皆な同じ空の下にいるよ。繋がっているよ。”という意味もあります。ライブとかイベントに来られない方もいらっしゃいますし、僕も全国くまなく行ける訳ではないので。だから正直面白みがないですよね。空か食べ物、あとは事務所にいる犬か猫ですね。(笑)

――今回のMVはどんな感じですか?

とてもいいです。モノトーンから始まってカラーに変わるんです。いつもは歌のリップシンクから入るのですがそれも今回は違います。イメージ風です。
ミュージックビデオを撮影して頂いた監督さんが「宏君、なんか変わったよね。ミュージカルやったせいかな。それだな!」と仰いました。顔の表情や表現を今まで以上に意識するようになったのかなと思っています。歩きも今回は最近インスタで見つけたウォーキングを取り入れました。足元まで映っているのですが、今回はスマートだなと自分でも思いました。(笑)
ファンの皆さんにも喜んで頂けるのではないかと思っています。是非見て頂きたいMVになりました。

――「Musicalプラハの橋」は素晴らしかったですが、よくあれだけのお芝居をカンペなしで演じましたね。

本読みの時は全く言葉が出てこなかったのですが、立ち稽古になったら出てくるようになって本当にそれにはびっくりしました。相手がいて相手との会話の中から生まれる台詞なので、自分ひとりでは難しいことなんだなと思いました。お稽古は約1か月間でした。その期間ももちろん歌のお仕事はありましたが、アンディの役柄が抜けなくて、アンディのままステージに立っていました。
お客様からは「宏君、なんか生き生きしているね」と言われましたが、きっとアンディのテンションがあって歌やMCがちょっと変わったのだと思います。

――ミュージカルの経験は大きかったんですね。

ファンの方々からは「宏君ってこんなところがあったんだね」といい意味で言って頂いています。自分一人では出せないところを引き出して頂いて、皆さん「良かった!」と仰って下さっていました。「ミュージカルやって歌が変わったね」「今までと全然違うね」と。お客様が毎回「今日のライブが最高だった!」と仰って帰られるのですが、その度合いが今までよりも高くなったような気がします。確実に表現力はミュージカルのお陰で高まったと思います。詞の読解力も上がったような気がします。遅いですよね。(笑)

――ミュージカルはこれからも続けて行くのでしょうか?

制作の方からは朗読劇風な語りとコンサートのようなものをやりたいと言われています。
共演したマルク役の宍戸開さんからは「これは君の代表作になるから何年かしたら再演した方がいいよ。宝物になるよ。その時は君がアンディをやってもいいし、マルクをやってもいいんだよ。年を重ねると表現が変わってくるから。」と仰って頂きました。竹島宏をイメージしてオリジナルのストーリを作り台詞も書いて下さったので、竹島宏そのものでもおかしくない感じの役だったんです。“元気になってもらいたくてお花を届けていたら好きになっていた”という設定も僕らしいのかなーと思いました。キスシーンも「硬い!硬い!」と言われたりしましたが演出の方から「アンディはマルクと違って恋愛に慣れていないから硬いままでいいんです」と言われて、「なるほど!」と納得しました。

――来年はデビュー25周年ですね。この先何か考えていることはありますか?

今までの歌も大事にしたいのですが、これまでと同じだと現状維持のような気がして、違う毛色の歌にも挑戦したいとは思っています。
SNSで音楽を聴く時代になったので、世代とか関係なく“この歌気になる、この声気になる”と思って頂けるものをお届けしたいです。歌を聴いて下さる方の顔をよりはっきり意識して歌いたいと思います。ライブに来て下さるお客様、竹島宏を知らないけれどSNSで見て下さるかもしれない方、そうした様々な人たちを意識した歌唱法、発声法、楽曲の選定などを取り入れたいと思っています。
それから、音楽療法みたいなものを学んでみたいと思っています。それを反映したライブが出来ると自分が届けたい歌を届けやすくなるんのではないかと思っています。健康な身体で超長寿社会を生きて行きたいですね。(笑)
あとは、海外に沢山行ってみたいです。ミュージカルをやったことでお芝居の世界のルールを初めて学ばせて頂いて刺激になりました。それから小島よしおさんとの番組「竹島宏の旅はハッピーオッパッピー」も頭を柔軟にするという意味でも貴重な経験です。なので、自分の知らない世界をもっと体験してみたくなりました。海外に行って色々な刺激を受けたいです。健康なうちにチャンスがあるなら行くべきだろうと思っています。良いものを一杯見て、感じたものを吸収して音楽に還元したいです。ミュージカルやバラエティ番組が自分の引き出しを増やしてくれたように、もっと引き出しを増やしてこれまでとは違ったものを届けたいと思っています。

 ――最後に小夜啼鳥をイメージした絵を竹島画伯に描いて頂きました。

竹島宏は純粋で純朴だからこそまだまだスポンジのように新しいものを取り入れ、新しいものから沢山吸収して力にかえられる。これまではアウトプットが主だったのが、インプットを還元出来る面白さを知った。この先どんな刺激が彼をどう変化させるのか。益々楽しみで仕方ない。

 

竹島宏『小夜啼鳥の片思い』

2025年6月11日(水)発売

竹島宏『小夜啼鳥の片思い』タイプA

タイプA

品番:TECA-25016
価格:¥1,550(税込)

【収録曲】

1.小夜啼鳥の片思い(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:坂本昌之)
2.こころの詩(うた)(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:坂本昌之)
3.小夜啼鳥の片思い(オリジナル・カラオケ)
4.こころの詩(オリジナル・カラオケ)

竹島宏『小夜啼鳥の片思い』タイプB

タイプB

品番:TECA-25017
価格:¥1,550(税込)

【収録曲】

1.小夜啼鳥の片思い(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:坂本昌之)
2.その先の明日へ(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:坂本昌之)
3.小夜啼鳥の片思い(オリジナル・カラオケ)
4.その先の明日へ(オリジナル・カラオケ)

竹島 宏 新曲発売ライブ

日時:
2025年6月13日(金)
①開場 13:00/開演 13:30
②開場 16:00/開演 16:30

会場:
埼玉・EASY GOINGS
埼玉県越谷市弥生町3-43 エヌビルB1F
東武スカイツリーライン線 越谷駅 東口徒歩約 3分

チケット:
全席指定 前売¥6,500(税込)
当日はプラス¥500+ワンドリンク別途
ドリンク代金は当日会場でお支払いください。

問い合わせ:
オフィスK
03-6416-8867
(平日 10:00~18:00)

竹島 宏~涼暮月 音楽会~

音楽監督・ピアニスト:
大貫祐一郎

日時:
2025年6月25日(水)
[昼公演]開場 12:30/開演 13:00
[夜公演]開場 16:30/開演 17:00

会場:
北海道・札幌コンサートホール Kitara
北海道札幌市中央区中島公園1番15号

チケット:
全席指定¥8,000(税込)

問い合わせ:
株式会社 エーダッシュ
011-533-7711

竹島 宏 新曲発売ライブ in高崎

日時:
2025年6月29日(日)
①開場 11:30/開演 12:00
②開場 14:30/開演 15:00

会場:
群馬・CLUB JAMMER’S TAKASAKI
群馬県高崎市鞘町31-1
JR高崎駅より徒歩 13分

チケット:
指定席 前売¥6,500(税込)
当日はプラス¥500+別途1ドリンク
(ドリンク代は当日会場でお支払ください。)

申し込み・問い合わせ:
オフィスK
03-6416-8867
(平日 10:00~18:00)

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