【2021紅白リハーサル】坂本冬美 8回目の『夜桜お七』は「すごい映像とともに。ドキドキです!」

2021.12.30

2021年12月31日(金)19:30~生放送の「第72回NHK紅白歌合戦」。
今年は有観客での開催が再開。また、例年行っているNHKホールが耐震工事で休館中のため東京国際フォーラムでの開催となる。
そんな紅白歌合戦の出場歌手陣によるリハーサルが28日(火)よりスタートしている。
「うたびと」ではその模様の一部、それから歌手たちの紅白にかける意気込みをお届けする。

今回は坂本冬美の囲み取材の様子をお届け!


1987年に『あばれ太鼓』でデビューし、今年でデビュー35周年を迎えた坂本冬美。周年記念公演の開催やベストアルバム、ミュージッククリップ集の発売など、コロナ禍ながらメモリアルイヤーとして精力的な活動を続けてきた。
昨年は桑田佳祐が作詞・作曲を手掛けた『ブッタのように私は死んだ』を披露。農家に扮した桑田とのVTR共演でも話題を誘ったが、今年披露するのは坂本の代表曲である『夜桜お七』で、紅白では8回目の歌唱となる。

「33回目の出場ということで昭和から出させていただいてますが、時代とともに様々なことが変わる中で、今年も出場させていただけることを本当に嬉しく思っております。今回は『夜桜お七』8回目となりますが、これまでの演出とは違う、まぁ~すごい映像とともに…。ドキドキです!何度もリハーサルしていますが、少しでもタイミングがずれたら”あららららら・・・・”となってしまうので(笑)、そうならないように本番も集中してやらせていただきます」

衣裳については、「8回目にはなりますが、自分の気持ちはいつも真っ白という意味で、如何様にも染まれる白い衣装です。紅組なので、歌で燃えるような紅を表現したい」と語った。

『夜桜お七』が年末の風物詩になるのではと記者から振られると、「いやーそこに行くにはまだまだ。石川さゆりさんの『津軽海峡・冬景色』や『天城越え』のところまで行くには、もうひと踏ん張り、ふた踏ん張りはしないと」と語っていたが、「今年の紅白テーマが”カラフル”ですし、私自身も35周年の記念の年なので、代表曲である『夜桜お七』選んでもらえて嬉しい」と8回目の歌唱に意気込みを見せた。

坂本が声優として参加もした今年の大ヒットアニメ映画『竜とそばかすの姫』の主人公Belle役を演じた中村佳穂が、常田大希率いるmillennium paradeと初出場することについては、「とにかく素晴らしい歌い手、アーティストなので私自身も楽しみにしているし、あの素晴らしい歌声を全国、世界に届けて欲しいと思います」とエールを送った。

今年1年を表す漢字を聞かれると「幸」と答えた坂本。
「今年はメモリアルイヤーでしたし、去年よりは少しずつ動き出した印象で、この3カ月はお陰様で非常に忙しく過ごさせていただき、コロナ禍ではありましたがとても幸せな1年でした」

最後に来年挑戦したいことを聞かれると、「なにも考えてないんですね、来年以降のことは。昨年は『ブッダのように私は死んだ』を一生懸命歌い、苦肉の策ではあったがyoutubeも始めて、とにかく楽しみにながらやってきました。コロナ禍になって”いま”を大事にしなきゃという想い、この次はないかもしれない、当り前じゃないかもしれないといことを実感しました。なので”いま”を120%楽しまなきゃという気持ちでやっているので、来年のことは来年考えます(笑)」と締めくくった。

代表曲の『夜桜お七』を坂本が”いま”、どう歌うのか。明日の歌唱に注目したい。

 

 

第72回NHK紅白歌合戦

2021年12月31日(金)19:30~ NHK総合ほか

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