デビュー50周年の五輪真弓、1970年代のオリジナルアルバム・ライブアルバム10作品をデジタルリマスタリング・Blu-spec CD2で3カ月連続リリース　ハイレゾ配信も決定！

2022.11.25

歌手の五輪真弓が、1970年代に発売したオリジナルアルバムとライブアルバム10作品をデジタルリマスタリングし、3カ月にわたりBlu-spec CD2で発売するとともに配信リリースすることが決定した。

1972年10月21日にシングル『少女』、アルバム『少女』の同時発売でデビューをした五輪真弓。本作はキャロル・キング、チャールズ・ラーキー、デヴィッド・キャンベルら名だたる音楽家を迎えて、アメリカでレコーディングが行われた。さらに新人でありながら、個人レーベル「UMI」が設立されるという異例づくしのそのデビューから、今年で50年を迎えた。

デビューアルバムから3作をアメリカでレコーディングし、1975年の『Mayumity』で初めて日本（八王子の自宅スタジオ）でレコーディング。細野晴臣、鈴木茂、深町純らが参加したこの作品がフランスCBSの目に留まり、1年近くフランスに滞在して楽曲制作した。1977年には、フランスCBSレコードより全フランス語のアルバム『Mayumi』を発売し大きな反響を呼ぶ。その後『岐路』で、再度フランスでレコーディング。アメリカ・日本・フランスでの制作活動、多くの素晴らしいアーティスト達との交流により、バラエティーに富んだ音楽が次々と誕生した。

このたび、そんな五輪真弓の1970年代のアルバム、ライブ盤を含む10作品をデジタルリマスタリングし、3カ月にわたりBlu-spec CD2で発売するとともにハイレゾ配信することが決定した。また、特に人気の高い『Mayumity』『蒼空－TODAY』の2作品はアナログ盤でも発売する。
※デビュー作『少女』は2013年にすでにBlu-spec CD2で発売、ハイレゾ配信済み。

70年代の五輪真弓の作品は、80年代以降のものとは趣を異にする作風といえる。 “和製キャロル・キング”と称されたが、アシッド・フォーク的であったり、ファンキーなロックンロールであったり、はたまた今日的に言うならばシティポップ的なアプローチであったり、五輪真弓の音楽の多様性を感じることができる作品群。また、70年代終盤の楽曲には、後の『恋人よ』や『心の友』といった歌謡曲的要素の萌芽も見受けられる。今回の一斉リリースで、五輪真弓という唯一無二のシンガーソングライターの真髄が詰まった70年代作品を、デジタルリマスタリング音源で楽しむことができる。

また、今回の一連のリリースに関する情報を掲載した「MAYUMI ITSUWA 70‘s Album All Titles Releaseスペシャルサイト」が開設された。多くのコンテンツと企画を展開している「五輪真弓デビュー50周年アニバーサリーサイト」には、五輪を敬愛するシンガーソングライター・森山直太朗からのお祝いコメントが新たに届き、11月25日に掲載された。

五輪真弓のデビュー50周年を機に、様々な形であらためてその音楽に触れていただきたい。