市川由紀乃が千葉・習志野で「市川由紀乃30周年コンサート ソノサキノユキノ」を開催 約1400人のファンの前で2時間・全19曲を披露!
歌手の市川由紀乃が16日、千葉・習志野文化ホールで「市川由紀乃30周年コンサート ソノサキノユキノ」を開催した。
今年、デビュー30周年のアニバーサリー・イヤーに突入した、実力派演歌歌手の市川由紀乃。今回行われた千葉公演を皮切りに、全国約30カ所を回るコンサートツアー「市川由紀乃30周年コンサート ソノサキノユキノ」をスタートする。ツアーの初日を迎えたこの日、会場には約1,400人のファンが駆けつけ、満員御礼となった。
凛々しい裃姿でステージに登場した市川は、オリジナル曲『月の渡り鳥』『流氷波止場』『はぐれ花』を熱唱した。歌唱後に「今日の舞台である習志野文化ホールでは、さまざまなコンサートをさせていただき、思い出がいっぱいです。44年の歴史がある習志野文化ホールが、今月で閉館されるということで、閉館される前にこの舞台に立たせていただく喜びを感じています。新しく生まれ変わったホールでまた、舞台に立たせていただけるような歌い手でありたいです。今日は会場に足を運んでくださり、感謝の気持ちでいっぱいです」とあいさつすると、ファンは大きな拍手で応えた。
続いて披露した『命咲かせて』では、「由紀乃」とファンが掛け声を出す部分で、会場が一体となって大きな手拍子を響かせた。黒いドレスに着替えた市川は、ピーターの『夜と朝のあいだに』、山口淑子の『夜来香』、霧島昇の『胸の振子』を情感たっぷりに歌唱し、大人の色気があふれる雰囲気を演出した。
その後市川は純白のパンツスーツ姿で登場、梅沢富美男の『夢芝居』、内山田洋とクール・ファイブの『東京砂漠』、井上陽水の『心もよう』を披露した。続いて華やかな花魁のドレスに着替え再登場し、オリジナル曲の『秘桜』『横笛物語』を熱唱。続く『雪恋華』では、激しく切ない恋模様を熱演してファンを圧倒した。
ライブ終盤、白い着物に着替えた市川は、オリジナル曲『海峡氷雨』をしっとりと歌い上げ、島倉千代子の『恋しているんだもん』、都はるみの『大阪しぐれ』で伸びのある歌声を披露。続いてオリジナル曲『都わすれ』『石狩ルーラン十六番地』を歌唱した。
市川は、4月発売の新曲『花わずらい』について触れ、「4月26日に新曲を発売させていただきます。『花わずらい』という作品です。“花”は主人公の女性です。恋の病にかかった女性が愛する人との別れがあって。愛したことを否定したら自分を否定することになってしまう。だからあなたと出会えたことを胸に、前に前に向かって生きていきます……そういう思いを歌った歌です。実はレコーディングはこれからなんです(笑)。ジャケット写真は先に完成しました」と明かした。
締めに市川は「ファンの皆さんもスタッフの皆さんも、そして見えないところでも支えてくださっている方々がいて、私はこの舞台に立って、一曲一曲歌わせていただいております。これから全国各地にお邪魔させていただきます。皆さまとの一つひとつのご縁を大切に、一人でも市川由紀乃の歌を聴きたいという方がいらっしゃる限り、歌い続けていきたいと思っています!」と改めてファンに感謝の気持ちを伝え、『心かさねて』を熱唱した。
どんな歌でも安定して歌いこなす市川の歌唱力が際立ったコンサートは約2時間にわたり、19曲を歌唱して幕を閉じた。デビュー30周年を迎え、歌手としてさらに魅力が増す市川由紀乃の活躍に期待したい!
セットリスト
M1 月の渡り鳥
M2 流氷波止場
M3 はぐれ花
M4 命咲かせて
M5 夜と朝のあいだに(オリジナル歌唱:ピーター)
M6 夜来香(オリジナル歌唱:山口淑子)
M7 胸の振子(オリジナル歌唱:霧島昇)
M8 夢芝居(オリジナル歌唱:梅沢富美男)
M9 東京砂漠(オリジナル歌唱:内山田洋とクール・ファイブ)
M10 心もよう(オリジナル歌唱:井上陽水)
M11 秘桜
M12 横笛物語
M13 雪恋華
M14 海峡氷雨
M15 恋しているんだもん(オリジナル歌唱:島倉千代子)
M16 大阪しぐれ(オリジナル歌唱:都はるみ)
M17 都わすれ
M18 石狩ルーラン十六番地
M19 心かさねて
市川由紀乃『花わずらい』
2023年4月26日(水)発売
品番:KICM-31097
価格:¥1,400(税込)
【収録曲】
1.花わずらい(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:佐藤和豊)
2.名前(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:佐藤和豊)
3.花わずらい(オリジナル・カラオケ)
4.花わずらい(一般用カラオケ・半音下げ)
5.名前(オリジナル・カラオケ)
6.名前(一般用カラオケ・半音下げ)
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