明治座で『梅沢富美男劇団 梅沢富美男・研ナオコ特別公演 三山ひろし特別出演』が開幕 息ぴったり、爆笑ありの合同取材会レポート!

2023.6.27

2023年6月23日(金)から7月23日(日)まで明治座で上演中の『梅沢富美男劇団 梅沢富美男・研ナオコ特別公演 三山ひろし特別出演』。この度、合同取材会と舞台公開が行われ、出演者の梅沢富美男研ナオコ三山ひろしが登壇した。梅沢と研といえば10年ほど舞台で共演する仲。まるで夫婦のように息ぴったりな合同取材会の模様をお届けする。


梅沢富美男「今日はどうもありがとうございます。明治座創業150周年記念公演ということで、6月23日から7月23日まで1カ月公演をさせていただいております。お芝居あり、歌あり、踊りありという、本当にバラエティーに富んだ 公演ですので、ぜひご来場をお待ち申し上げております。よろしくお願いします」

研ナオコ「今回も梅沢さんと一緒に明治座でお世話になります。今回は、三山ひろしさんも仲間に入って下さいまして、また一段と楽しい舞台になっておりますので、ぜひ皆さん遊びにいらしてください。お待ちしております」

三山ひろし「今回初めて梅沢座長の元で勉強をさせていただき、そして研ナオコさんと一緒にこのステージに立たせていただけるという全てが私にとりましては本当に毎日毎日勉強でございます。新鮮な思いで毎日を迎えさせていただいておりますこと、本当に幸せだなと思っております。また、お客様に楽しんでいただけるように一生懸命務めさせていただきますので、皆さまよろしくお願い申し上げます」

——(梅沢富美男さんへ)3部構成で盛りだくさんの舞台ですが、内容を教えていただけますか?

梅沢「僕が子供の頃、長谷川一夫先生が1つのテーマを掲げてお作りになったお芝居があって、やはり歌あり、踊りあり、お芝居ありと総合バラエティーショーという言い方をしてたんですけれども、それを観た時にあぁこういうものを継承していきたいなと思い今まで頑張ってやってきました。気が付いたら、歌って踊って芝居をするような演劇は俺しかいなくなっちゃって、みんなどこか行っちゃったものですから、最後に残った役者だなと自負して頑張ってやっております。
お芝居の方は人情芝居をやらせていただきまして、三山さんが主役で私は本当に悪い親分で、研ナオコさんはふざけた婆で(笑)。本当に簡単なお話で、三山さんが困った研さんを助けてやるというそ ういうお話なんですけれども、非常に笑って楽しめるお芝居を作らせていただきました。
歌の方は歌の上手いお二人にお任せして、どんどん歌っていただきます。ヒット曲もたくさんありますから。私は1曲しかありませんので、お二人に歌を十分にやっていただいて。最後は舞踊ショー、私の十八番ですから。豪華絢爛な踊りをぜひご覧になっていただければと思います。
これをやれるのは今や梅沢富美男劇団しかないということで、鬘(かつら)も衣装も自前です。 他の人がやる時は全部借り物なんですよ。うちのは全部僕のものですから、僕がお金を出して作ってるんです。明治座さんには一銭も出してもらってないんです(笑)。ですから、他で着られないような衣装を豪華ふんだんに使ってますので、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです」

——(研ナオコさんへ)久々に梅沢さんとご一緒される今回の舞台への意気込みをお願いします。

「とにかく皆さまにたのしんでいただけるように、ちゃんとリハーサルはがっつり固めてきましたので、大丈夫です」

梅沢「お稽古は 1 週間でしたよね。研さんは2回以上できないんですよ、本人が疲れて(笑)。ですから、13時から研さん達に来ていただいてお稽古するんですけど、僕らは11時から踊りやらいろいろやっているんです。研さんは13時には来て14時30分には帰ります(笑)」

「気合あります。ありますから!こういうことばっかり言うんです、このおやじは!(笑)」

梅沢「この方だけですよ、リラックスして芝居しているのは。私達は緊張してね、セリフ言えるかなとか…。おかしいでしょ、時代劇やっているのにこの爪(研さんのきれいなネイル)は(笑)!絶対変でしょ!でも(第二部に)間に合わないからって…」

「間に合わない…だって歌謡ショーはネイルをしたいし…。(梅沢に向かって)怒らない!鼻真っ赤にして!(笑)」

——舞台の中ではアドリブも入ってくるのでしょうか?

梅沢「アドリブって一応芸ですからね。その時のお客様はアドリブって勘違いをされて、即興芸だって思うんですよ。でもそうではなく、みんながアドリブを5つか6つ持ってるんです。それで今日のお客様に出してみたらウケないなと思ったら、違うやつを出す。これも1つの芸です。決して、中途半端にふざけて言ってるわけでもなんでもなく」

「それもお稽古でやってますからね」

梅沢「やってますね。たまにふざけたこと言いますけどね(笑)」

——(三山ひろしさんへ)お2人と初めての共演ですが、実際に稽古してみていかがでしたか?

三山「本当に毎日が新鮮で、同じことが1回としてないということですね」

「ちゃんとしてないみたいな言い方やめて」

三山「息遣いとか、そういうことですよ、目線の配り方とかそういうのすべて毎日ちょっとずつ変化に富んでいるので。こちらとしては毎回、『なるほど、そういう風に、あぁ、なるほど』と思うことがたくさんあるという、そういう勉強です。これが毎日できるといううれしさを日々感じております」

「ふざけてる(笑)」

三山「いやいやいや!」

梅沢「舞台の役者というのは一声・二姿・三に顔って言うんですよ。やっぱり声で大向こうまで届くようなきれいな心地良い声を持っている人、そして姿の良い人、顔は三番目だよってだんだん修業を積んでいけば綺麗になるから。でも本当に共演しているからとかではなく、三山さんはそれを持っていますね。皆さんも知っているようにお世辞は大嫌いですけど、いや、いい声してるわ。いや、私も声はいいんですよ」

「いいです!顔はねぇ(笑)」

梅沢「顔はって!(笑)三山さんは声といい、姿もいいんです。お世辞言いませんから!本当に一声・二姿・ 三に顔ってみんな持ってるからスターになったんだと思いますよ」

三山「本当に座組の皆さんやいろんな方に立ち姿とか形をいろいろ教えていただきながら、毎回勉強させていただいておりますので、少しずつ成長できればなと思っております」

梅沢「いや、してるよ!」

「本当にすごいですよ。どんどん良くなって!」

——(梅沢富美男さんへ)明治座で一番舞台に立っていると思いますが、今回はいかがですか?

梅沢「今回は特別ですね。150周年記念ですもん。それでこうやって看板を3人でっていうのは、僕らだけだと思うんですね。本当に150周年の中で呼んでいただけたことも光栄ですし、なんだって関東の雄という劇場ですからね。ここに上がって初めて日本一という称号をもらえるんですから。それを頑張って3代でやって、今回が最後かなと思いながら頑張ってやってますので、一番気合入ってますので。お客さんいっぱい入れて帰りたいと思っています」

「いっぱい入ってますから!」

梅沢「そういうこと言うなよ。偉そうに聞こえるだろ(笑)」

——(梅沢富美男さんへ)最後に、皆さまへメッセージをお願いします。

梅沢「コロナとか世の中変な怖い事件ばっかりですが、ちょっと劇場に来ていただいて時を忘れていただいて、肩の力を抜いていただければと思います。ありがたいお話ですけど、杖の忘れ物が多いんですって。みんな杖をついて来た方が、杖を忘れていく確率が高いんですって。そんな、楽しい演劇をたくさんやってますので、ぜひご覧になっていただきたいと思います。よろしくお願いします」

梅沢富美男劇団 梅沢富美男・研ナオコ特別公演 三山ひろし特別出演

【公演概要】
第一部 ナオコ婆ちゃんより「清水の次郎長旅日記」
出演:梅沢富美男、研ナオコ、三山ひろし
小川菜摘、竜小太郎、門戸竜二ほか
第二部 夢の歌謡オンステージ
第三部 華の舞踊絵巻

【公演期間】
2023年6月23日(金)〜7月23日(日)

【開演時間】
11:00/16:00

【料金(税込)】
S席¥13,000 A席¥6,500
※6歳以上有料/5歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください。

【会 場】
明治座(東京都中央区日本橋浜町 2-31-1)

【チケットお問合せ】
明治座チケットセンター:03-3666-6666(10:00〜17:00)

【公式サイト】
https://www.meijiza.co.jp/info/2023/2023_06/

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