三山ひろし、東京・LINE CUBE SHIBUYAで笑いあり涙ありのデビュー15 周年リサイタルを開催! 北島三郎がサプライズ登場

三山ひろし
2023.6.5

歌手の三山ひろしが6月2日、東京・渋谷区のLINE CUBE SHIBUYA「三山ひろし 15周年リサイタル 〜ありがとう 感謝を込めて〜」を開催した。

8年連続で紅白歌合戦に出場し、“けん玉歌手”としても知られる三山ひろしが、今年デビュー15周年を迎えた。この日のリサイタルは全国からファン1,800人が集まり、故郷・高知県の英雄である坂本龍馬をテーマにした楽曲『いごっそ魂』で幕を開けた。

三山ひろし

三山は「15周年リサイタルにご来場いただきありがとうございます。皆さまの熱い応援のおかげで15歳になりました!たくさんの応援のおかげでここまで歩ませていただいたことに御礼申し上げます」とあいさつ。

その後、紅白歌合戦で披露した『お岩木山』『北のおんな町』などオリジナル曲を熱唱。その後三山の幼少期から、歌手デビュー、そして15周年を迎えるまでの軌跡をたどる映像が流れ、続けてデビュー曲『人恋酒場』などを披露した。また、ファンから好評だったオリジナルショートムービーの続編「けん玉刑事2 〜南青山署の敏腕刑事が街の平和を今日も守る!〜」が上映されると会場は笑いに包まれた。さらに「デビュー15周年のお祭り」を盛り上げたのは、迫力満点の『太鼓ショー』。三山が和太鼓を力強く披露して、万雷の拍手が鳴り響く中リサイタル前半を締めくくった。

三山ひろし

“演歌界の重鎮”北島三郎がサプライズ登場

休憩を挟んだ後半は『長編歌謡浪曲・立花左近』でスタート。「頂いた曲はどれも大切な宝物です」と話すと、『四万十川』『渡り鳥』などのオリジナル曲を熱唱した。

続く『女に生まれて』では、三山がギターの弾き語りでしっとりと歌唱。「新歌舞伎座の座長公演前から稽古に励んでいた」という巧みなドラムさばきをオリジナル曲『花恋歌』で披露すると、会場は大盛り上がりに。その後、師匠の松前ひろ子とともに『人生援歌』をデュエット、さらに『夢追い人』を披露した後、作詞・作曲を手がけた北島三郎がサプライズ登場し、会場は大きくどよめいた。

三山ひろし

北島は「たくさんの皆さんがここに集まっていただいてありがとう!『今年15周年なんです』と聞いて、『俺の方(61周年)が少し先だね』と(笑)。だんだん可愛くなってきちゃって、自分の子どもみたいな感じがします。三山くんの師匠である中村典正さんには何曲か作ってもらいました。今度は私が三山くんのそばでお世話ができればいいなと思います。これからも皆さんに恩返しのつもりで、歌を一生懸命がんばってもらいたい」と熱いエール。

三山は涙ぐみながら「まさか来ていただけると思っていませんでした。一歩一歩ですが前進していきたい」と言葉を噛み締めていた。

本編の最後は、ファンに感謝の気持ちを込めて『貴方にありがとう』を熱唱。三山はアンコールで「6月下旬ごろに朝ドラ『らんまん』に出演します。俳優・三山ひろしとしてもいけるんじゃないかな」と笑いを誘いながら宣伝した後、7月5日(水)にリリースするデビュー15周年記念シングル第2弾『北海港節』をステージで初披露した。

デビューから15周年までの歩みを映像と楽曲で振り返る演出で、けん玉から和太鼓、ギター、ドラムまで、三山の魅力が盛りだくさんだったリサイタルは約3時間にわたり、全23曲を披露して幕を閉じた。

三山ひろし

「師匠に15周年を迎えた姿を見てほしかった」亡き恩師への想いがあふれ涙

三山ひろし
三山は公演前に報道陣の取材に応え、この日の意気込みを「15周年を迎えるにあたり、たくさんの皆さまに応援していただいて、これだけ大きなリサイタルを開けるというのは、一歩一歩積み重ねができてきたんだと感じます。ここまで歩んできた15年は間違いではなかったと、この日を迎えて再確認しました。良いリサイタルになればと思います」と語った。

デビュー15周年を振り返って「芸能生活で15年は『まだまだ、これからだ』と言われるかもしれませんが、私の中での15年は積み重ねもあって『とても早かったです』と軽い感じでは言いたくないです。いろんなことがあっての15年です。この世界で生きていくという覚悟もこの15年で決まりました。
私は芸能一家で育ったわけではなく、ガソリンスタンドで働いていた青年が東京に出てきているので、歌手としてたくさんの皆さまにご覧をいただいて、自分の好きな歌手の道を歩ませていただいていることに、とてもありがたみを感じます。皆さまにいろんな想いをかけていただいているので、しっかり果たしていきたい」と決意。

三山は「15周年を振り返って、最初に頭に浮かぶ思い出」を聞かれ、2019年に亡くなった作曲家で師匠の中村典正を想い、涙する場面があった。

「最初に頭に思い浮かぶ方といえば、師匠の中村典正先生です。三山ひろしという芸名をつけていただき、付き人やかばん持ちをさせていただいて可愛がっていただきました。中村典正先生に見せたかった15周年なので、残念ではありますが、届くように歌いたいです。『泣いている場合じゃないよ、つねくん』と言ってくださっているかもしれないですね。天国で『ここまで成長したのか、よくやってくれた、これから先もがんばっていけよ』と思ってもらえるように、しっかり自分の役目を果たして、皆さまに笑顔になっていただきたい」と涙ながらに語った。

三山ひろし

そして、新しいことに挑戦し続ける背景には「師匠のアドバイスがあった」と明かし、「師匠からはずっと『器用に生きていかなきゃいけないよ』と言われてきました。師匠は職人気質で不器用な方でしたので、歌を歌う職人ではなく、『いろんなことをやって器用に生きて、いろんな人に可愛がられるような三山ひろしになれよ』と言ってくださっていました」と話した。

最後に三山は、今後の目標について「ギターとドラムはまだ道半ばなので、これからも進化させていきたいです。古典落語も注目していただけるように10作、15作と覚えて、全国各地で独演会ツアーをやってみたい。いつか浪曲、講談、落語の三大話芸を取り入れた音楽を作っていけたらと思っています。やりたいことはたくさんあるので、『三山ひろしには飽きないね』と言ってもらえるような私でありたい」と誓った。

さらに、けん玉の世界ギネス記録に挑戦するのが恒例となっている紅白歌合戦出場について「昨年は127人で挑戦しました。今年は128人になるかもしれないし、130人の大台に乗るかもしれないですね」と意欲満々だった。

目指すは“デビュー30周年リサイタル”!どこまでも進化を続ける三山ひろしに注目したい!

三山ひろし

セットリスト

M1 いごっそ魂
M2 お岩木山
M3 北のおんな町
M4 ダンチョネ港町
M5 夕焼けとんび
M6 おいらの船は300トン
M7 出郷の作
M8 王将
M9 人恋酒場〜けん玉刑事VTR
M10 昭和ブルース
M11 太鼓ショー

M12 長編歌謡浪曲・立花左近
M13 四万十川
M14 杉の大杉
M15 渡り鳥
M16 望郷山河
M17 女に生まれて
M18 花恋歌
M19 人生援歌(師匠・松前ひろ子とデュエット)
居酒屋 夢あかり(松前ひろ子)
M20 夢追い人
M21 どんこ坂
M22 貴方にありがとう

E1 北海港節

三山ひろし『北海港節』

2023年7月5日(水)発売

品番:CRCN-8579
価格:¥1,400(税込)

【収録曲】

1.北海港節(作詞:いではく/作曲:弦哲也/編曲:矢野立美)
2.三面川暮色(作詞:いではく/作曲:弦哲也/編曲:矢野立美)
3.北海港節(オリジナル・カラオケ)
4.三面川暮色(オリジナル・カラオケ)

<あわせて読みたい>

新浜レオンのレギュラー番組、チバテレ「ドシラソファミレオン♪」がネット局拡大! 初回スペシャルゲストに三山ひろし登場!! 
新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~三山ひろし『夢追い人』 ※本人コメント動画

関連キーワード