はやぶさが東京・浅草花やしきで「はやぶさフェス」を開催! 「ムード歌謡の素敵な世界観を皆さんと共有したい」
新世代歌謡グループのはやぶさが2月21日、東京・台東区の浅草花やしきで「はやぶさフェス(笑)〜浅草・花やしき〜」を開催した。
2022年にヒカルが大滝ひかる名義で、2023年にヤマトが駿河ヤマト名義で、それぞれソロデビューを果たしたはやぶさ。この日のイベントは、同日発売の新曲『赤坂レイニー・ナイト』のリリースを記念して開催されたもの。開催地の浅草は、2012年にはやぶさがデビューした際に初めてイベントを行った、はやぶさにとって思い出の地。また浅草花やしきは、はやぶさとしてのイベントの他にもヒカル(大滝ひかる)がソロデビューイベントを行った、なじみのある場所だ。
イベントは大勢のファンが集まる中、大滝ひかるのソロデビュー曲『あの日の花吹雪』でスタート。「はやぶさフェス」に大滝ひかると駿河ヤマトが応援に駆けつけたという設定で、続いて登場した駿河ヤマトはソロデビュー曲『ズルい男に乾杯!!』をムードたっぷりに披露した。
はやぶさは翌2月22日に、デビュー13年目に突入。新曲の衣装に着替えたヒカルは「明日が来るとデビュー13年目に突入することになります。本当にここまでファンの方、たくさんのスタッフ、関係者の皆さまのおかげで、今日はこの場に立たせていただいております。はやぶさでありながらソロ活動もできるようにCDをリリースさせていただき、デュオとしてもソロとしても2つ活動ができるのは幸せな気持ちです」と話し、感謝の気持ちを伝えた。
ヤマトは新曲『赤坂レイニー・ナイト』の赤い衣装について「昭和の時代に大先輩方が残されたムード歌謡というジャンルの世界観を踏襲しつつ、このネクタイは当時、東京ロマンチカさんがよくされていたネクタイの柄をイメージしたものを用意していただきました」と明かした。
新曲『赤坂レイニー・ナイト』は、はやぶさの日本クラウン移籍第2弾となる作品で、前作に続き“ムード歌謡の大巨匠”鶴岡雅義の作曲による正統派ムード歌謡作品。雨の赤坂で別れた男に未練を残す女性を歌った、シャッフル系のムード歌謡となっている。
この日の天気は、新曲『赤坂レイニー・ナイト』の「♪雨 雨 雨よ」というサビのイメージに合う雨天だった。
ヒカルは「皆さまには大変な思いをさせてしまいましたが、今日はまさに歌の世界にピッタリだなと思いました。いつもよりイメージが湧くと思いますので、心を込めて歌わせていただきます」と紹介して、2人は新曲『赤坂レイニー・ナイト』を味わい深い歌声で披露した。
それぞれソロデビューした際には、お互いのイベントに応援に駆けつけるほど仲が良いことで知られるはやぶさの2人。ヒカルは「はやぶさがデビューした時、ヤマトくんは18歳でまだとってもいい子でした(笑)。『ヒカルさん、ヒカルさん』と言ってくれていたんですが、あれから12年が経った今は『ヒカル』と呼んでいます(笑)。家族よりも濃い時間を過ごして、喧嘩をすることもなく、より絆が深まったと思います。いいメンバーに巡り会えたなと思っています」と語った。
イベントの締めくくりには『あっぱれ浅草』をパワフルに披露。寒さも吹っ飛ぶ熱のこもったかけ声で、会場は大盛り上がりだった。
「ムード歌謡の素敵な世界観を皆さんに共有したい」
イベント終了後には取材会が行われ、はやぶさの2 人が、この日のイベントの感想やムード歌謡に対する思いを語った。
この日のイベントの感想を聞かれたヤマトは「今日発売日を迎える前からたくさん応援してくださっている方々ばかりで、無事に発売日を迎えられたのは感慨深いものがあります。今日から新たにギアを入れ替えて頑張っていきたい」、ヒカルは「今日は黄色い声援を送ってくださいましたが、いろんなキャンペーン会場に足を運んでくださって、遠いところでも応援しに来てくれる方ばかりで、はやぶさのためにと常日頃からはやぶさのことを思ってくださっているのを今日は改めて感じました。いざという時は、はやぶさのお客さまはみんな声を出していただいて、本当に心強いですし幸せだと思いました」と語った。
新曲『赤坂レイニー・ナイト』について、ヤマトは「鶴岡先生から新曲のデモを頂いた時は、声ではなく電子音で音程が入っている音源を頂いたので、音だけを聞いたら寂しげな雰囲気を最初は感じました。鶴岡先生のメロディーは独特で、他のムード歌謡の楽曲に比べてもレベルが高いなと感じます。前作『外苑西通り』に比べて、三段階ぐらいレベルアップしているというのが、率直な感想でした」、ヒカルは「鶴岡先生は僕たちのことを思って作曲してくださったので、音を聴かせていただいたときに、それぞれの声を思い浮かべながらメロディーを作ってくださったんだというのを感じ取りましたので、それを大切に、心を込めて歌いたいという思いでレコーディングも臨ませていただきました」と明かした。
記者に「ムード歌謡をこれからどのように歌っていきたいか」と聞かれたヤマトは「僕は子どもの頃からムード歌謡を聴いて育ち、石原裕次郎さんの歌声に惹かれました。いつかムード歌謡の歌い手になるんだという夢だけを持って、今日まできました。背負って立つと大それたことは言えませんが、自分が愛しているムード歌謡の魅力をこういう場所で、ムード歌謡のジャンルを通して皆さまと一緒に素敵な世界観を共有させていただきたい」と答え、意欲を込めた。
最後に、ヤマトは「鶴岡先生からニュー・ムードという言葉を頂きました。大先輩方が作られてきたムード歌謡の礎の上に、僕たちがニュー・ムードというものを、どういうふうに表現していけばいいのかということに真剣に取り組みつつ土台を作って、いろいろなことに挑戦していきたい」、ヒカルは「デビュー当時もムード歌謡風の楽曲をいただき、アニメソングや違ったジャンルを歌わせていただいたことはありましたが、やっぱりはやぶさはムード歌謡を歌っていくんだと、僕たちを含めスタッフの皆さんともそういう話になりました。“令和のムード歌謡”と言っていただけるような、そんなはやぶさに成長できたらと思います」と熱意を込めた。
今年は公式ファンクラブ「はやぶさの会」で限定ライブを企画しており、はやぶさをさらに広めるために、全国各地でさまざまな活動を行っていくという。
“令和のムード歌謡”の担い手となった、はやぶさの今後の活動に注目したい。
はやぶさ『赤坂レイニー・ナイト』
発売中
価格:¥1,500(税込)
Aタイプ
品番:CRCN-8640
【収録曲】
1.赤坂レイニー・ナイト(作詞:保岡直樹/作曲:鶴岡雅義/編曲:石倉重信)
2.しばらく東京離れます(作詞:本橋夏蘭/作曲:鶴岡雅義/編曲:石倉重信)
3.赤坂レイニー・ナイト(オリジナル・カラオケ)
4.しばらく東京離れます(オリジナル・カラオケ)
Bタイプ
品番:CRCN-8641
【収録曲】
1.赤坂レイニー・ナイト
2.夜霧のムーンライト(作詞:かつらかじ/作曲:平 義隆/編曲:内田敏夫)
3.赤坂レイニー・ナイト(オリジナル・カラオケ)
4.夜霧のムーンライト(オリジナル・カラオケ)
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