“演歌界のサラブレッド”木村徹二、MZES TOKYOで新曲『みだれ咲き』の発売記念ライブを開催! 「新曲で恩返しをして、父と叔父と共に紅白に出たい」

木村徹二
2024.3.7

歌手の木村徹二が3月6日、東京・港区のミュージックレストランMZES TOKYO(エムゼス東京)で、新曲『みだれ咲き』の発売記念イベント「超プレミアムライブ〜今夜の赤坂はちょっとヤバイぜ〜」を開催した。

昨年末、デビュー曲『二代目』第65回 日本レコード大賞 新人賞を受賞した木村徹二。2月28日発売の新曲『みだれ咲き』は、実兄の木村竜蔵が作詞・作曲を手がけ、不透明な時代を力強く生きてゆく決意を描いた作品。木村が演歌界で百花繚乱みだれ咲くことができるよう、父・鳥羽一郎から受け継いだ演歌魂を新しい世代へと伝える勝負曲となっている。

この日は新曲『みだれ咲き』の発売を記念した40人限定のプレミアムライブで、チケットは完売。鉄の糸を使った派手なスーツで登場した木村徹二が新曲『みだれ咲き』を熱唱して、ライブは幕を開けた。

木村徹二は「元々、エムゼスさんで昨年8月にアルバム発売記念ライブをさせていただく予定でしたが、コロナで急きょ延期になってしまいました。その記念ライブは別の機会ということになりましたが、今日は新曲『みだれ咲き』の発売記念ライブをやらせていただくことになりました。今日はたくさんお集まりいただきましたので、たくさん歌って楽しい夜になればと思います」とあいさつ。

開始早々から熱烈な声援で大盛り上がりの中、続いて兄の木村竜蔵とサポートギターの大内慶が登場し、『二代目』の弾き語りバージョンを力強く披露した。兄弟漫才のようなユーモアあふれるトークで観客を爆笑の渦に巻き込みながら、父・鳥羽一郎がよくコンサートで歌っていたという春日八郎『別れの一本杉』木村竜蔵の十八番でもある吉幾三『酒よ』など、普段のコンサートでは披露しない、プレミアムライブならではの楽曲を熱唱した。

木村徹二が新曲『みだれ咲き』のミュージックビデオの制作秘話について明かし、「こういうのを撮りたいと打ち合わせしてから、リサーチして監督さんにお願いすることになりました。見事にかっこいいビデオに仕上がりました」と話すと、兄の竜蔵が「最初は『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野監督にお願いしようとしていました。本当はシン・ゴジラみたいにしたくて(笑)。北野武さんにもお願いしようと思っていました」とジョーク交じりに話して、観客を笑わせた。

木村竜蔵・木村徹二

ライブ中盤には、家族思いの木村徹二が祖母とのエピソードについて明かす場面も。「兄と妹もおそろいで金色のブレスレットをつけています。これは元々一本のネックレスで、母方の祖母が大事につけていたネックレスを形見に頂きました。祖母は演歌が好きで、鳥羽一郎が好きでした。娘が鳥羽一郎と結婚したわけですからすごいことですよね。僕のデビューを見届けることなく亡くなってしまいましたが、手首につけておけば一番近いところで歌が聴けると思うので、普段からつけさせていただいています」と話した。

その後、木村徹二の音楽の原点でもあるポップデュオ「竜徹日記」『花が笑う』を伸びやかに歌唱。ライブ終盤には、白いスーツに衣装チェンジした木村徹二がソロで『夢の花道』をはじめ、鳥羽一郎『兄弟船』、叔父・山川豊『アメリカ橋』を披露した。

観客の声援が止まぬ中、木村徹二「恩返しをしなければならない人がたくさんいて、今は恩返しの最中です。母は親父が家にいない分、親父の代わりもやっていました。悪さをしない二世に育ててくれた母には恩返しをしなければなりません。妹にも叔父にも支えられました。新曲『みだれ咲き』でみだれ咲いて、少しでも恩返しをできればと思いますので、応援いただけたらうれしいです」とファンに想いを伝えた。

最後は、鳥羽一郎『ハマナスの眠り唄』を熱唱して、プレミアムライブは大盛況のうちに幕を閉じた。

木村竜蔵・木村徹二・大内慶

新曲『みだれ咲き』は老若男女の背中を押す人生の応援歌

この日は公演前に、取材会と関係者向けショーケースが行われた。木村は新曲『みだれ咲き』にかける思いなどを語った。

木村は新曲『みだれ咲き』が制作された経緯について、「兄と竜徹日記でやっていた頃からこういうテーマの歌を作りたいと思っていました。演歌歌手になってからパッと渡されたのが『みだれ咲き』でした。演歌という形で曲が出来上がったんだとその時に知りました」と明かした。

木村竜蔵・木村徹二

『みだれ咲き』は、今の時代を生きる人々の人生の応援歌でもあるという。木村は「今の時代に生きる若い方の中には、チャレンジをせずに生きていったり、自分がなりたいものを目指して行けばいいものの、違う道に行く方も多いと思います。それは悪いことではないと思いますが、歌の中では、まっすぐ目指していこうよ、自分がどう生きるかで人生は変わる、派手に生きていこうよと歌っています。老若男女の背中を押すような曲になっています」と語った。

20歳の時に演歌界入りを断っていた

また、木村は20歳の時に、演歌界入りを断っていたことを明かした。

木村は「父と叔父が偉大な存在ですぎて、僕にはできない、あんなふうにはなれないと思いました。僕が追いつけるビジョンが全く浮かばなかったので、20歳ぐらいの時に演歌歌手になるオファーをもらった時に断りました。それから時を経て、父を超えられなくても肩を並べて歌えるぐらいにはなれたらいいなという思いが芽生えてきて、演歌でソロデビューすることになりました」と話した。

木村徹二

さらに、現在療養中の叔父・山川豊が新曲『みだれ咲き』を聴いてくれたといい、「電話で『良かったよ。曲はすごくかっこよかった』と言ってもらえました。今も頑張って治療しています。山川さんにはデビュー当時からすごくお世話になっています。僕もこの曲で恩返しして元気になってほしい」と語った。

この日の派手な衣装については「この衣装は鉄の糸で作られています。衣装屋さんでこの生地を見て、『鉄でできてるんです』と言われて即決しました。重さはないですが、鉄の糸なので裏地から突き出て、全身がチクチクして痛いです」と話し、報道陣を笑わせた。

最後に、木村は今後の目標について「父と紅白歌合戦に出たいです。そこに叔父さんも加わったら最高です。兄には家にいてもらって…(笑)」と熱意を込めた。

新曲『みだれ咲き』で大輪の華を咲かせることができるのか、木村徹二の今後の活動から目が離せない。

木村徹二

セットリスト

M1 みだれ咲き
M2 二代目
M3 別れの一本杉
M4 酒よ
M5 北の旅人
M6 愛燦燦
M7 時の流れに身をまかせ
M8 ラブ イズ オーバー
M9 花が笑う(竜徹日記)
M10 夢の花道
M11 兄弟船
M12 アメリカ橋
M13 最後の酒
M14 みだれ咲き

E1 ハマナスの眠り唄

木村徹二『みだれ咲き』Music Video

木村徹二『みだれ咲き』

木村徹二「みだれ咲き」

発売中

品番:CRCN-8639
価格:¥1,500(税込)

【収録曲】

1.みだれ咲き(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
2.最後の酒(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
3.みだれ咲き(オリジナル・カラオケ)
4.最後の酒(オリジナル・カラオケ)

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