パク・ジュニョンが東京・大井町で12周年公演「夢楽咲コンサート2024」開催 最新作『寒流』など全17曲披露のステージをうたびと独自レポート！
歌手のパク・ジュニョンが2024年7月19日（金）に東京・大井町のきゅりあん 小ホールで「パク・ジュニョン 夢楽咲（むらさき）コンサート2024」を開催した。
「ジュニー」の愛称で知られるパク・ジュニョン。この日のコンサートはデビュー12（ジュニー）周年を記念したもので、タイトルから構成、演出、幕間の映像まで自身で手がけた。タイトルの「夢楽咲（むらさき）」には「“夢”を“楽”しく、皆さんと“咲”かせたい」という思いを込めたという。この日の客席には、2階まで多数の観客が詰めかけた。
ジュニー12周年の宴は『追憶のブルース』からスタート！
コンサートのオープニングには、まずパク自身のインタビュー映像が上映。「夢楽咲コンサート2024、12（ジュニー）周年の宴、まもなく開演です。皆さんどうぞ、お楽しみください！」と呼びかけると、客席からは早速大きな拍手が上がった。続いて、黄色い花を意匠にあしらったスーツ姿のパクがステージに登場、コンサートは2016年リリースのシングル『羽田発』に収録の『追憶のブルース』から幕を開け、続けて『たかが恋、されど愛』を2014年リリースのラテンバージョンで披露した。
歌唱後にパクは客席に向けて挨拶。今回のコンサートについて、「日本はお祭りの国、僕も自分のお祭りを開いて皆さんをお招きしたい」という思いで開催に至ったと語り、続けて1stアルバム収録の『東京HOLD ME TIGHT』（オリジナル歌唱：桂銀淑）をしっとりと歌唱、2023年リリースのアルバムより『東京物語』（オリジナル歌唱：森進一）を力強く歌い上げ、客席は手拍子で応えた。
ダンシングジュニーは12周年でも健在！ ダンサブルなナンバーに客席はヒートアップ
続いてパクは客席に向けて「今年も（K-POP時代からの）ダンシングジュニー、続けていきます！」と力強く宣言、ステージにはバックダンサーとしてパクの楽曲の振り付けを担当するKen兄☆と、この日初参加となるKENSHIが登場し、2022年リリースの『銀閣寺』を激しいダンスとともに披露。盛り上がった勢いそのままに、2023年リリース『渇いた街』のカップリング曲『終わりに出来ない』に突入し、客席とのコールアンドレスポンスで、会場はぐっと熱を帯びた。
パク・ジュニョンの歌の旅は続く。熱いダンスナンバーからうって変わってしっとりと、最新シングルAタイプのカップリング曲『赤い雪』を披露。続いて韓国ドラマ『天国の階段』の挿入歌『逢いたい〜ポゴシプタ〜』を韓国語で優しく切々と歌い上げ、客席は美しい歌声に酔いしれた。
その後パクはアップテンポの2ndシングル『チャラ』を熱く披露。客席は再びコールアンドレスポンスと定番の振り付けで盛り上がり、前半のステージを締めくくった。
コンサート後半には客席からパクがサプライズ登場！ 新曲を交えて興奮のステージを披露
ダンサー2人のステージを挟んで、ステージのスクリーンにパクが現れて挨拶、スクリーンを見つめる客席に向かって「僕の分身、13（ジュウサン）君です！」と呼び込むと、2階の客席後方から衣装チェンジしたパクがサプライズ登場！ 驚く観客の間を回ると、勢いそのままに後半ステージに突入、2023年のシングル曲『渇いた街』を披露した。
その後『銀閣寺』カップリングのバラード作『月よ高く昇れ』、2020年のシングル『海に語りて』のカップリング曲『昼も夜も真夜中も』を続けて披露すると、ステージはいよいよ大詰めに。
最新シングルBタイプのカップリング曲『愛が壊れた日』をダンスとともに初披露。曲の前にはファンも踊れる振り付けのレクチャーにより、会場は一体となって盛り上がり、また振り付けを担当したダンサーのKen兄☆が「個人的な見どころ」と語った、パクが大きく足を蹴り上げるシーンでは客席から大歓声が上がった。
ステージの締めくくりには、まず自身が2024年の勝負作と語る最新曲『寒流』を力強く高らかに歌唱。改めて客席に感謝を述べ、ラストに3rdアルバムより、チェッカーズの『ジュリアに傷心』を自身で韓国語に訳詞した『Oh,My Julia』で会場を熱く沸かせた。
アンコールは客席総立ちでの『ゴンドゥレ マンドゥレ』と『無条件（ムジョッコン）』！
熱いステージに、客席からは鳴り止まない拍手と歓声、アンコールの声が。その声に応えてパクはステージに再登場、自身のステージで定番となっているパク・ヒョンビンのカバー『ゴンドゥレ マンドゥレ』、パク・サンチョルの『無条件（ムジョッコン）』をダンスとともに披露。最後は客席総立ちで盛り上がった会場の熱狂とともに、12年の集大成を強く感じさせるステージは幕を閉じた。
オープニング映像でパクは自身の夢として、「共感してもらえる歌手になりたい、その先に大きな舞台に立つ、日本と韓国の架け橋になる」という言葉をファンに届けた。そして「僕の夢は皆さんの夢、皆さんの夢は僕の夢。夢にときめきながら、大事に育てて叶えていく、その過程を皆さんと一緒に楽しみたい」「夢が叶って花開いた時には、その幸せをみんなで分かち合いたい、そういう瞬間を重ねていきながら生きていきたい」と、ファンとともに歩んでいく喜びと決意を明らかにした。
この日はパクの思いがファンと一体となって具現化し、未来への希望をファンの心に映す珠玉のステージとなった。パクが語る、この先の大きな舞台、大きな夢。その“夢”が“楽”しく“咲”いていくさまを、これからも見守っていきたい。
セットリスト
1. 追憶のブルース
2. たかが恋、されど愛
3. 東京HOLD ME TIGHT
4. 東京物語
5. 銀閣寺
6. 終わりに出来ない
7. 赤い雪
8. 逢いたい〜ポゴシプタ〜
9. チャラ
10. 渇いた街
11. 月よ高く昇れ
12. 昼も夜も真夜中も
13. 愛が壊れた日
14. 寒流
15. Oh,My Julia
EN.1 ゴンドゥレ マンドゥレ
EN.2 無条件
パク・ジュニョン『寒流（かんりゅう）』フルサイズミュージックビデオ
パク・ジュニョン『寒流（かんりゅう）』
2024年2月28日発売
価格：¥1,500(税抜¥1,364)
Aタイプ
品番：KICM-31129
【収録曲】
1. 寒流
（作詞:水木れいじ/作曲:小田純平/編曲:杉山ユカリ）
2. 赤い雪
（作詞:水木れいじ/作曲:小田純平/編曲：矢田部 正）
3〜6. オリジナルカラオケ・一般用カラオケ
Bタイプ
品番：KICM-31130
【収録曲】
1. 寒流
（作詞:水木れいじ/作曲:小田純平/編曲:杉山ユカリ）
2. 愛が壊れた日
（作詞:紙中礼子/作曲:パク・ジュニョン、Siwoo、宇田川 翔/編曲:宇田川 翔、杉山ユカリ）
3〜6. オリジナルカラオケ・一般用カラオケ
＜あわせて読みたい＞
キム・ソンジェ、パク・ジュニョン、新浜レオンが都内で「3人の歌仲間 日韓スペシャル」を開催！ ソンジェが天然発言連発で大盛り上がり、「今度はこのコンサートを韓国でやりたい」
パク・ジュニョンが14thシングル『寒流（かんりゅう）』をリリース！ 「ついに自分の代表曲に出会えたと思いました」
水森かおり、三山ひろし、福田こうへい、竹島宏、パク・ジュニョンらが出演 NHK『新・BS日本のうた 新春スペシャル！2024』の収録現場レポートをお届け！