石原詢子がデビュー記念日に都内で開催の「もうひとつのバースデーディナーショー」を独自レポート! 圧巻の歌唱を披露、「歌えるのは本当に幸せ。これからも精進したい」
歌手の石原詢子が10月21日、東京・台東区の浅草ビューホテルで「石原詢子 もうひとつのバースデーディナーショー」を開催した。
前作『五島椿』に続き、自身が作詞作曲を手がけた新曲『風花岬』を7月に発売した石原詢子。この日のディナーショーは、歌手生活37年目を迎えたデビュー記念日の10月21日に開催。石原の「もうひとつのバースデー」を祝おうと、全国各地から大勢のファンが駆けつけた。
前半は新曲『風花岬』にちなんで「風」のオリジナル楽曲を披露
会場が暗転しショーが始まると、華やかな振袖を着た石原が登場し『風よ吹け』を伸びやかに歌唱。オープニングから会場を石原の歌世界に一気に引き込み、客席からは熱烈な歓声が送られた。
石原はまず「36年前の今日、10月21日にデビューいたしました。デビューした時はスーパーでお仕事をしました。たくさんのお客さまがいらっしゃる前ですぐに歌えるという甘い気持ちでいましたが、レジの横で歌いました。デビュー日に打ちのめされた感じがしましたが、36年という年月が経って、この大きなホールでディナーショーができ、本当に幸せでございます。今日は心を込めて歌わせていただきます」とあいさつし、観客からは「おめでとう」と祝福の声が送られた。
ショー前半は、新曲『風花岬』にちなんで、歌詞やタイトルに「風」が登場するオリジナル楽曲を披露。『桟橋』『ひとり日本海』『ふたり傘』を情感たっぷりに歌唱した。
続いて、着物の早着替えを披露し観客を沸かせた後には、故郷・岐阜県本巣市の淡墨公園にある、国の指定天然記念物に指定された一本桜をテーマにした『淡墨桜』を熱唱。
同曲の歌碑が4月に同公園に建てられたことを報告し、「まだ淡墨桜をご覧になっていない方がいらっしゃいましたら、来年の春に限らず、四季折々の素晴らしい景色、そして桜をご覧いただくことができますので、ぜひ足を運んでいただいて、生の石原詢子の歌碑と淡墨桜をご覧いただけたらと思います」と笑顔でPRした。
その後、客席をラウンドしながら前作シングル『五島椿』を披露。その中でディナーショーを見に来ていた田子ノ浦親方やラジオ大阪の原田年晴アナウンサー、そして演歌歌手の大石まどかを紹介した。
観客一人ひとりと握手をして交流した後、詩吟の師範代である石原が『明日坂(詩吟「宝箱」入り)』と、新曲『風花岬』を歌い上げて、ステージ前半は幕を閉じた。
哀悼の意を込めて八代亜紀さん、門倉有希さん、西田敏行さんの楽曲を披露
ショー後半は、石原が艶やかなドレスに着替えて再びステージに登場。観客から歓声が上がる中、作曲家の杉本眞人との初タッグ曲『化粧なおし』を歌唱した。
昨年から続く歌手の訃報に接し胸を痛めているという石原は、哀悼の意を込めて、門倉有希の『ノラ』、八代亜紀の『花<ブーケ>束』を歌唱。さらに、小さい時から「結婚するならこの人」と憧れていたという西田敏行の『もしもピアノが弾けたなら』を披露した。
石原は「皆さん、健康でいてくださいね。私はコツコツタイプなので、皆さんと一緒に一歩一歩、歩んで行けたらと思っています」と思いを伝えてから、『逢いたい、今すぐあなたに・・・。』を熱唱して本編を締めくくった。
その後、観客の熱烈なアンコールに応えて再びステージに登場した石原は「演歌の世界って本当にいいなと思いますね。歌えるって本当に幸せだなと思います。その幸せを一つひとつ噛みしめながら、これからも精進していきます」と熱意を込め、アンコールにNHK紅白歌合戦初出場曲で代表曲の『みれん酒』を熱唱。客席の手拍子に合わせて心温まる歌唱を披露し、ディナーショーは大盛況のうちに幕を下ろした。
今年、歌手生活37年目を迎えた石原詢子。演歌界をけん引し多彩な魅力を見せる石原の、これからの活動に注目していきたい。
セットリスト
M1 風よ吹け
M2 桟橋
M3 ひとり日本海
M4 ふたり傘
M5 淡墨桜
M6 五島椿
M7 明日坂(詩吟「宝箱」入り)
M8 風花岬
M9 化粧なおし
M10 ノラ
M11 花<ブーケ>束
M12 もしもピアノが弾けたなら
M13 逢いたい、今すぐあなたに・・・。
~アンコール~
M14 みれん酒
石原詢子『風花岬』
発売中
品番:MHCL-3094
価格:¥1,500(税込)
【収録曲】
1.風花岬(作詞・作曲:いとう冨士子/編曲:若草恵)
2.母春秋(作詞:菅麻貴子/作曲:杉本眞人/編曲:佐藤和豊)
3.風花岬(オリジナル・カラオケ)
4.母春秋(オリジナル・カラオケ)
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