“詩吟・揖水流家元”の石原詢子、東京・大阪で恒例の「初吟会2025」を開催! 「詩吟の素晴らしさを多くの方に知っていただけるよう精進したい」

石原詢子
2025.1.29

「詩吟揖水流詢風会(いすいりゅうじゅんぷうかい)」の家元である演歌歌手の石原詢子が、東京と大阪で開校している詩吟教室の初吟会を、1月20日に東京会場、27日に大阪会場で開催した。

石原が家元として指導にあたる詩吟教室では、健康を維持するために吟ずる「趣味・健康クラス」、吟ずる能力を高める「上達クラス」、師範を目標に掲げる「育成クラス」、そして対面での指導ではなく、オンラインで授業を行う「リモートクラス」の4つのクラスがあり、各クラスの生徒たちの日ごろのレッスンの成果を発表する会となった。

石原の指導を受けた全国の詩吟愛好家、東京・大阪の2会場、合わせて約50人が晴れの舞台で自慢の喉を披露した。「緊張や不安があるかもしれませんが、吟じ終えた後の達成感は格別なものです。練習を重ねた自分を信じて、ぜひ日頃の成果を発揮するべく楽しんで吟じましょう!」と石原から激励の言葉。一人で吟じる独吟、複数人で吟じる合吟、連吟で、それぞれ個性あふれる詩吟を披露し、会は約3時間にも及んだ。

石原詢子

会を振り返り、「6回目の開催になりますが、今年は生徒の皆さまの上達がとても感じられる初吟会でした。礼節を重んじる伝統のある詩吟を、皆さまと共有できることはとても幸せです。学び始めて3カ月で今回初めて参加された方から、設立当初からいらっしゃる方まで、日頃の成果を発揮されていましたね。私も指導者として一緒に成長できたらうれしいです。揖水流詢風会もこの春で8年目に入ります。今まで以上に詩吟の素晴らしさを多くの方に知っていただけるよう精進したいと思います」と語り、今後も詩吟の普及に努めることを誓った。

日本語の言葉の意味の奥深さと、それを独特の節回しで歌い上げる詩吟の世界。揖水流詢風会では家元の石原詢子が直々に指導を行う。声を出すことは、腹式呼吸になので免疫力のアップ、またストレス発散にもなり、健康につながるというメリットがある。将来は師範になって指導したいという生徒から、健康のために趣味として続ける生徒まで、指導法はそれぞれのニーズに応える。また、若い世代にも、詩吟の奥深さを知って欲しいということから「こどもプロジェクト」を実施し、高校生までには無料で指導を行っている。

「たくさんの方に入会して頂き、詩吟を楽しんでいただきたい」と話す石原詢子。歌手としてだけでなく、詩吟の承継、普及に力を注ぎ、いわば「二刀流」とも言える今後の活動をこれからも注目したい。

石原詢子

石原詢子 詩吟企画アルバム『詢風~吟詠の世界~』

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品番:MHCL-2767
価格:¥3,056(税込)

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石原詢子 プロフィール

岐阜県出身。詩吟揖水流家元の長女として生まれ12歳で師範代となる。1988年『ホレました』でデビュー。有線音楽賞など数々の賞を受賞し、大ヒット曲『みれん酒』、『ふたり傘』で2度のNHK紅白歌合戦出場を果たす。歌手活動のかたわら、揖水流詢風会を2018年4月に立ち上げ、大阪・東京にて詩吟教室を開講。“もっと詩吟を伝えよう!もっと詩吟を楽しもう!”をモットーに詩吟の素晴らしさを伝えるため日々取り組んでいる。

石原詢子 詩吟略歴

昭和50年
第19回中部九県詩吟大会中部幼少年の部優勝

昭和51年
第20回中部九県詩吟大会少年の部優勝

昭和52年
第21回中部九県詩吟大会少年の部優勝

昭和53年
日本コロンビア詩吟音楽会中部幼年の部優勝
日本コロンビア詩吟音楽会全国大会最優秀賞受賞

昭和55年
師範代任命

昭和56年
財団法人日本詩吟大会少年の部岐阜地区優勝
財団法人日本詩吟大会少年の部中部地区優勝
財団法人日本詩吟大会少年の部全国大会第7位入賞
全国吟道祭中部地区代表

昭和58年
財団法人日本吟詠大会青年の部岐阜県優勝
財団法人日本吟詠大会青年の部中部地区3位入賞

平成30年
揖水流家元継承

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